日記・コラム・つぶやき

水からガソリンをつくる

Mizu

            





            水からガソリンをつくる。そう聞けば、だれもがばかなと
            おっしゃるだろうが、この詐欺に引っかかりそうになった
            のが、旧帝国海軍である。山本一生さんの『水を石油に
            変える人』(文芸春秋)に詳しい




▼詐欺の触れ込みによれば「水に七種類の薬品を一定の間隔で投入、五十度まで加熱するとガソリンに変化する」。一九三九(昭和十四)年一月、海軍省での実験では水だったはずの液体がライターの火で燃え上がったという

▼もちろん、すり替えによる「神業」。見破られて御用になったが、海軍をおこわにかけようとはおそれいる。海軍もそれほどガソリンの入手に悩んでいたか

▼「コーヒーでバスを走らせる」。この話も…とつい身構えたくなるが、本当らしい。コーヒーを抽出した後に残る豆のかすを使った燃料の開発に英国の会社が成功したそうだ

▼捨てれば、メタンガスや二酸化炭素(CO2)を発生させる豆のかすを再利用。ロンドン交通当局はこの燃料を採用し名物の赤い二階建てバスを走らせるそうでこの燃料なら、排出されるCO2の量は従来に比較して10~15%削減できるというからコーヒーのせいではなく、目が覚める

▼<一杯のコーヒーから夢の花咲くこともある>。「一杯のコーヒーから」。省エネ、排ガス抑制の知恵と成果が頼もしく、つい口ずさむ。海軍がだまされかけた三九年の流行歌である。【中日春秋】

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『水を石油に変える人』 内容紹介

日本海軍を相手にした一大詐欺「水からガソリン」事件の全貌

☆真珠湾攻撃の三年前、海軍省で三日三晩の夜を徹した実験が行われた。その「街の科学者」は当時の海軍次官で後に「真珠湾攻撃の立役者」山本五十六や、後に「特攻の海の親」ともいわれる大西瀧治郎らの前で、水をガソリンに変えるのだという。

☆石油の八割をアメリカからの輸入にたよっていた日本は、ドイツと同様に人造石油の研究や、出もしない油田の採掘など、資源の確保に八方手をつくしていた。そうした時に「水を石油に変える科学者があらわれた」というのだ。しかも、その「科学者」は立派な化学メーカーが後ろ楯となり、帝国大学教授のお墨付きまでもらっていた・・・。

 ☆二つの大戦の間に暗躍した稀代の詐欺師の足跡をたどりつつ、この時代の一側面を、それも裏から語る。詐欺師はときとして、時代の最も脆弱な部分を、だれよりも敏感にかぎ分ける。

トップカスタマーレビュー

詐欺師にだまされるのは?  投稿者 岡田康

 〇こんなにも簡単に人は騙されるのかと驚きました。手を変え、品を変え、巧みにだます詐欺師の手口は最高です。国民も政治家のウソという大きな詐欺に騙されています。

水ヲ主体トシ揮発油ヲ製造スルト称スル発明ノ実験ニ関スル顛末報告書  投稿者 凱晴

 〇「水からガソリン」をつくるといって、帝国海軍を騙そうなんて痛快。現に、山本五十六立ち合いのもとの実験は、一応は「成功」を収めているのだ。時代背景に説得力がないではない。当時は石油需給がひっ迫していたというよりは、油田開発の見通しの甘さ、根拠のない楽観が、藁にも縋る雰囲気を生み出していたのらしい。

 〇ちなみに、当の詐欺師は「水からガソリン」の前に「藁から真綿」事件も起こしていて、「そんなあほな」って気になるのだが、この本を読むと、当時の化学常識のレベルと、戦争という非常事態の状況下では、起こりえた事件であることが読み取れる。

 〇読んでもなお疑問が残るのは、すり替えたびんの所在ではなく、本多という詐欺師が騙そうとした相手だ。いくら戦時中のどさくさといっても相手はその辺の投資家ではなく帝国海軍だ。事業化できるはずもなく、最終的には、地の果てまで追い詰められそうなものだが、「水からガソリン」の科学的判定は裁判所では行われないので、なんと本多は戦後も「水からガソリン」を石油会社に売り込んでいる。信じられない話が実際に起こっていたのである。

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      今日も(珍念)のコメントは『支離滅裂』
      これ以上は『蛇足』

くつろぎのひととき

Nagori


         ノーベル文学賞に選ばれたカズオ・イシグロさんの
         小説「日の名残り」。終章は年老いた執事が旅先で
         仕事の苦悩を打ち明ける。それを聞いた地元の男
         がこう話す








▼「あんたの態度は間違っとる。後ろばかり向いているから、気が滅入(めい)るんだ。昔ほどうまく仕事ができない? みんな同じさ。いつかは休むときが来るんだ」

▼男は海を見詰めて語る。「わしは引退してから楽しくて仕方がない。人生、楽しまなくちゃ。夕方が一日で一番いい時間なんだ。脚を伸ばしてのんびりするのさ」

▼空の色が赤く染まるころ、桟橋に大勢の人が集まり明かりがともるのを待っていた。点灯の瞬間、大きな歓声が上がり、家族連れや若者から老人までみんな笑い合い、夕暮れの時間帯を満喫していた

▼老執事は男の忠告の正しさを実感した。夕方は一日で最もワクワクする時間。頑張った一日の名残の時間を存分に楽しめばいい―。旅を終えた彼は心新たに執務に復帰する

▼どうやら真面目タイプの人ほど楽しむことが苦手らしい。執事の道一筋に生きた主人公しかり、日々仕事に追われる日本のサラリーマン諸氏もしかり

▼そんな人にこそ息抜きが欲しい。今月は折しも「過労死等防止啓発月間」。長時間労働の削減やメンタルヘルス対策を呼び掛けている。さあ仕事を切り上げ、くつろぎのひとときを。夕方は一番いい時間である。【越山若水】

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Coramisuto


                  毎日が日曜日の珍念。毎朝、全国紙
                  地方紙・のコラムを拝読しています!

                『いずれ菖蒲(あやめ)か杜若(かきつばた)』
                 全国紙・地方紙・・・甲乙つけがたし!





         コラムニストの慧眼は素晴らしい!斯く言う(珍念)に足りないものは・・・ ?

髪の毛と、確固たる信念のなさと、思いやりの心・・。

『心篶に在らざれば視れども見えず』  ε-( ̄ヘ ̄)┌ ダミダコリャ…

漫談家(テント)さんに、思いを馳せる!

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     「わからん人はほっときますよ。義務教育やないねんから」
     「人間パチンコ」などの珍芸で知られた漫談家テントさんの
     決めぜりふだ。とっておきのギャグがあまりウケなかった時
     照れながら言った








◆新聞に小さな訃報が載ったのは昨秋。享年65、交通事故だった。めったに人前に出ないため「ツチノコ芸人」と呼ばれたが、毒気がなく誰も傷つけない笑いは、芸人仲間や演芸通から愛された

◆一周忌のイベントで友人らが明かしたのは、優しくも不器用な素顔だった。偏食で、方向音痴で、人見知り。そのくせ人類の未来を憂えては「50年くらい昔の、人懐っこい時代に戻られへんやろか」と真剣に話していたという

◆テレビでは毒舌タレントがもてはやされ、ネット上の悪ふざけは過激さを増すばかり。一方現実に目を転じれば、もっと笑えない出来事があふれている。私たちの社会はいつ、人懐っこさを手放したのだろう

◆ところで、残されたネタ帳によると、例の「義務教育やないねんから」には続きがあったらしい。「僕に無視されたら終わりですよ」と

心優しきツチノコは、この不寛容な時代に愛想を尽かして、姿を隠してしまったのか。それで世界が終わることはないにしても、あの温かい笑いは、もう見られない。【正平調】

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「あげてもあげても、なくならないもの、なーんだ?」

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  なぞなぞがある。「あげてもあげても、なくならないもの、なーんだ?」。筆者の考えた答えは「元気」だったが、正解は一つではないだろう。例えば「歌声」。これもまた、あげてもあげてもなくならない

▼世界的に有名な農学者のスワミナサン博士は、「人は与えることで失うものはないものだ。与えれば、それだけ自分が豊かになるのだよ」と語っていた。味わい深い至言である

▼仏典には、どんな人でも他者に尽くせる方法として、「無財の七施」が説かれている。「眼施」(相手を好み愛するまなざしで見る)、「言辞施」(優しい言葉を発する)、「身施」(身をもって尊敬の態度を示す)、「心施」(善い心で他者に接する)など。これらも、冒頭のなぞなぞの「正解」だろう

▼このほか、「和顔悦色施」(にこやかな顔つきを他人に示す)がある。黒人への不当な差別をはね返し多くの人に敬愛された、アメリカのディレーニー姉妹の言葉に、「(朝、起きた時)目を開けて一番にすることは、笑顔をつくること」と。池田先生は「実にすがすがしい」と紹介した

笑顔に触れれば、おのずと笑顔になる。私たちの日々の活動は、わが家、わが地域に“笑顔を増やす挑戦”ともいえる。今日も自分から、笑顔の輪を広げよう【名字の言】

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Bouzu


         ふと、江戸時代中期に京で塾を開いていた
         儒学者「伊籐仁斎」の逸話が脳裏に思い浮かぶ!




◆仁斎はつねづね門人に、「自分の顔に責任をもちなさい」「顔づくりは、気持ちづくりです」と言った。つまり、精神の持ち方が人間の顔を左右するというのである。門人の中には、「そんな馬鹿な」と呟く者もいたが、仁斎は固く信じていた。仁斎自身非常に高貴な顔をしていた。

◆仁斎は京都の大工職人の息子だった。ところが、道で行き交う人々は必ず、「お公家さまがお通りになる」といった。それほど仁斎の顔は上品だった。あるとき、馬に乗って通行中の京都所司代が、思わず飛び降りて仁斎に深々とお礼をしたことがある。伊藤仁斎と知ってのことではない。身分の高い公家と勘違いしたのだ。

◆そんなことがあっても仁斎はけっして自慢はしない。ただ、「顔はその人間の精神の持ち方によって美しくもなり、醜くもなる。だから、いったん美しくなったからと言って安心はできない。気持ちが汚れれば、顔のほうもすぐ醜くなってしまう」と言っていた。仁斎の子息 伊藤東涯も父に劣らず譬えようもなく美しく輝いていた。

☆斯く言う(珍念)顔は童顔で、人なっこい明るい、善人のように見えますが。心が悪しき煩悩に覆われて真っ黒です。願わくば「伊籐仁斎」に肖りたい・・・ (A;´・ω・)アセアセ

「カレーの市民」

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       真の戦士描く 「カレーの市民」 捕らわれの
       身に関連しますが真実の勇者、真の戦士と
       はだれか、いかなる人物か

 









彫刻家ロダンの傑作の一つに「カレーの市民」がある。
これは14世紀の史実に題材をとった作品である。 カレーとは、フランス北端の港町。ドーバー海峡をはさんで、イギリスと 向かい合っている。物語は、イギリスとフランスとの「百年戦争」{1337-1453年}の中の出来事ですが!

 1347年。カレー市は、イギリス軍に包囲されていた。もう、一年間も、こんな状態が続いている市に助けを出すべきフランス王フイリップ6世にも、見捨てられてしまった。その時、市民はどう生きたか・。この極限の状況のなか、いまなお、全 ヨーロッパの人々に語り継がれる人間のドラマが、生まれたのです。

 その魂の劇を描いたのはドイツの作家ゲオルクカイザー{1878-1945年}反ナチスの家としても有名な彼の戯曲「カレーの市民」は全世界の人々に感銘を与えた。その日の朝、カレーの市民たちのもとに、イギリス王エドワード3世からの使者が届いた。「町を破壊されたくなかったら、一つの条件をのめ」というのである。負け戦のカレー市としては黙って耳を傾ける以外にない。

負けることはみじめである悲惨である。人生も断じて勝たねばならない。

 その条件とは・・・使者は言う。「明日の朝までに、6人の代表の市民を英国王のもとに差し出すのだその6人は、帽子をつけてはならぬ。靴もはいてはならぬ。裸足で、哀れな罪人の衣を着、首に縄をかけて来いそして国王の前に命を差し出すのだ。そうすれば、町は破壊から救われよう」

 屈辱的な要求であった。人間を愚弄する傲慢の言であった。市民たちは怒った。とうてい、こんな申し出を聞くことはできない「武器を取ろう!」。声があがったしかし、玉砕は100%確実である。

 女性も、子供も老人も全員が、犠牲になるであろう。町も破壊されよう。それでも、「皆、ともに死のうではないか!」という声が優勢であった。フランス軍の隊長デュゲスクランが、そうした人々を煽った。 「戦おう!」隊長の声は勇ましかった。人々は興奮状態にあった。
「華々しく突進して死ねばよいのだ」そのほうが、潔いし、この長い長い 苦しみからも逃れられる・・・隊長の剣の上に、一人また一人、と誓いのため手を置いていった。この若者も、あの老人も・・・。

 しかし、一人だけ、手を置くことを拒んだ者があった。それまで静かに議論を聞いていたサンピエールだった。彼は言った。「私は反対だ。我々は、何よりも大切な、この港を守らねばならない。後から続く人々のためにも・・・」

 「この港は、我々市民が営々たる労働でつくったものである。市民が自分の腕で重い石を運び、背を曲げ、ぜいぜい息を切らして、働いた結晶である。こうして、湾は深く堀下げられた。立派な、防波堤が築かれた。あらゆる国の船が、安心して停泊し、航海できる港ができたのだ」

 [6人の市民を犠牲にすることは、もとより断腸の思いでる。しかしカレーの港は、我が命よりも尊いと思わねばならない。なぜなら、この港は、世界の万民に幸福をもたらすからである。」・・・無謀な戦闘をいさめるサンピエールの言に人々は「何という臆病者だ!」「卑怯ではないか!」と口々にののしった。しかし、じゅんじゅんと説くサンピエールの冷静な声に、次第に賛同の意見が増えていった。

 「それでは・・」。一人の市民が発言した。「だれがイギリス国王の前にいくのか!」自ら死ぬものは誰なのか。この問いかけに場内は一瞬にして、水をうったように静かになった。だれもが顔をこわばらせた。そして「では、私が行こう!」立ちあがったのは、サンピエールだった。人々の間に異様な感動が走った。もう彼のことを、臆病者などという人間はいない。いるはずがなかった。

 珍念、思います、人々をけしかけて無謀な玉砕へと、赴かせるような人間が「勇者」なのか。自らの生命を捨てて、人々を守り,祖国を守る者が勇者なのか。

 一人立ったサンピエールのもとにもう一人の市民が、静かに寄りそった。「二人目」であった魂は魂を揺さぶる「よし、おれも」!3人目も立った。4人目、5人目と続いた。あと一人である。人々をけしかけた、あの隊長は名乗り出ない。・「よし、私が!」2人の兄弟ジャックとピエールが同時に声をあげた。6人でよいところが、7人になってしまったのである。

 予想外の出来事であった。どうするか。「くじ引きで一人を除こう!」。場所を変えて、抽選することになった。それは恐ろしい光景であった。はじめ7人は、命を捨てる覚悟だった。ところが、ここで生命が助かる新しいチヤンンスが出てきたのである。妻の顔、子供の顔が浮かんでくる。母が,恋人が。「どうか、あの人が籤に当たりますように!」と泣きくずれる。

 勇者の心の宇宙にも,暴風雨が吹き荒れた。自分の「勇気」はもう申しでることで立派に証明した。助かっていいのではないか?人間の心理は微妙である。次々と不安と苦悩の黒雲が湧き起こった。布をかけた皿に7人が一人ずつ手を入れる。青い玉なら死。命を賭けたくじである。一人目。青い玉だった。二人目青い玉だった。3人目4人目、5人目、皆青い玉だった。「どうなっているんだ!」耐え切れず一人が布をあけた。何と7つとも全部青い玉だった。

 驚く人々にサンピエールは言った。「私がそうしたのだ!なぜか?はじめ我々は命を捨てる覚悟だった。しかし、皆に迷いが起こってしまった。決心がゆるんだ。これでは命を捨てての大業をなしとげることは出来ない!」だれが選ばれても、選ばれなくとも、皆の心に恨みと悔いのシミを残してしまう、と考えたのである。皆の目に見えない「一念のゆるみ」を、彼は見逃さなかった。彼一人はいささかも心が揺れていなかった。 結局、彼の提案で、明朝、市場に、最も遅れて着いた者が、犠牲を逃れることになった。

 翌朝・・大勢の市民が市場に集まっていた。だれが最初にくるか?皆、サンピエールが一番と疑わなかった。ところが・・・3人の勇士が相前後して着いた。人々は彼らに罪人の衣を着せ裸足にし、首に縄をつけた。「サンピエールは、一体どうしたのか?」「次ぎにきっと来るよ」。しかし、4番目も、別の人であった。皆の瞳に動揺の色が濃くなった。5番目、そしてついに6番目!それでもサンピエールは来ない。これでは、この6人が犠牲になるのか!

 「我々はだまされた!彼は初めから来ないつもりだったのだ。今ごろ、我々のバカ正直を笑っているだろう!」6人のうちの一人が叫んだ。市民のすべてが怒った「彼は我々皆を裏切った!」殺気だった人々が彼の家に押しかけいこうと走った。その時・・黒い布をかけた一つの棺が、静々と運ばれてきた。そばにはサンピエールの老父が立っていた。

 老父は言った。「これはサンピエールです。息子はこう言いました。私は先に行くから、6人の人よ、後に続いてくれ。そう言い残して死にました。」サンピエールは、ひとたび立った勇士たちを、誰一人迷わし してはならないと思ったのであろう。だれが最初とか、だれが最後とかでなく、自ら立った選ばれた勇士の誇りを皆にまっとうさせたかった。そのためには、自分が、真っ先に、手本を示す以外になかったのである。ここに真正の「勇者」がいた。・・6人の魂は奥底から震えた。

 そして大磐石の決意で、皆が見守るなか、町の外へと、歩み始めた。もう何の迷いもなかった。晴れ晴れとした。姿は罪人でも、心は皇帝であった。王者であった。たとえ世の非難を一身にうけ、牢に繋がれる身となろうとも、心は永遠の王者である。

 この出来事は、いち早く、イギリス王のもとにも伝わっていた。6人の前に、王の使者が走ってきた。「まだ遅れてはおりません」。6人は使者にそう言った。責められるかと思ったのである。ところが使者は「国王の特別のはからいで{だれの命も断ってはならない}との命令である!カレーの町は救われた!」と告げた。

 やがて王が町に入ってきた。そしてサンピエールの棺の前に、王自ら膝を折り。その前にぬかずいたのである。敵味方を超えて、人間としての本物の戦士に敬意を表するために。
 こうして、一個の美しい高貴なる魂によってカレーの町も、港も市民も救われたのである。

 人生は戦いである。人は皆、戦士である。戦人として生きねばならない。それが生命の掟である。戦いを避けることは、それ自体敗北である。しかし、戦いが常に、華々しいものとは限らない。むしろ地味な、孤独な「自分との戦い」が、その99%をしめる。それが現実である。

 ある場合は、人前で格好よく旗を振ることも大事であろう。しかし、それ以上に、たの人を守るために、あらゆる犠牲を「忍耐」 して、一人、前へ進む人のほうが偉大である。真の勇者は、時に、格好わるく、地味そのものなどである。

 また大勢仲間がいる時は、だれれも勇気が出てくる。「戦い」を口にすることも容易である。しかし、真の「責任」をもった人間かどうかは、一人になった時の行動で決まる・・と それは それとしてこの「カレーの市民」は、フランス人の勇者が、イギリス王の心をも動かした歴史がありました。【池田大作:スピーチより】

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        『名もない人達の中で、心を打たれた
        と いわれる人生を私は 生きたい』

        と、池田大作先生は綴った。
        不肖:珍念・・も かく生きたい!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一将功なりて万骨枯る

Kariru

一将功なりて万骨枯るという。功ならずとも死屍累々(ししるいるい)。その大将も身を引いて、組織の先行きはいよいよ混沌(こんとん)としてきた。希望の党の「創業者」、小池百合子東京都知事が党代表を辞任した
 
 衆院選の不振で国政に嫌気が差したらしい。積極的な改憲論議と安全保障関連法容認の「小池路線」に近い議員で固めた役員人事を見届けて、結党わずか1カ月半での投げ出しである
 
 「排除」発言でヒロインになり損ねたが、言葉の強さほどに選別は徹底していなかったようだ。自民党へ行った方が良さそうな人から、党の路線にあらがって改憲反対を掲げる人まで、主張の幅は扇のように広がっている
 
 扇も要を失うと、後はばらばらになるしかない。玉木雄一郎新代表には気の毒だが、しょせんは大将の人気に希望を託して生まれた政党なのである。その凋落(ちょうらく)が著しいとなれば、分裂は時間の問題かもしれない。党の立て直しにはよほどの胆力が求められよう
 
 小池人気の盛衰からは、ポピュリズム(大衆迎合政治)の風潮が強まる中で、英雄を求めて漂流する有権者の姿が読み取れる。ただし「英雄を必要とする国は不幸だ」との至言もある
 
 だから玉木さん。やるべきことは、はっきりしている。目先の利益に拘泥せず、しっかり将来を見据え、じっくり政策を磨き上げることだ。王道を行こう。【鳴潮】


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      小池百合子さんは『策士策に溺れる』
      (孫子の兵法)
を、ご存じないようだ!
      稀代の風見鶏も風を読み切れなかった。
      これ以上は『蛇足』

横綱日馬富士が漏らした謎の一言

Yocoduna
                  





                       宿舎を出て貴乃花部屋へ謝罪に向かう
                       日馬富士関=14日午前、福岡県太宰府市








  元横綱の初代若乃花、故花田勝治さんは、酒豪で知られた。十両時代、北海道での巡業中、若い衆を引き連れて小料理屋でどんちゃん騒ぎをやった。勘定の段になって懐が寂しい。ふと、横綱東富士の顔が浮かび、「金を借りてこい」と使いを出してしまった。

 ▼翌日、横綱に対する無礼な態度が大問題になっていた。協会の幹部の間では、「クビにしろ」との強硬意見も出た。「初めてだから、許してやれ」。首がつながったのは、横綱羽黒山の一言のおかげである。2年後に初金星を飾った相手は、その「恩人」だった(『土俵に生きて』)。

 ▼同じく巡業中の酒の席での失態とはいえ、「許してやれ」の声は上がりそうにない。後輩力士をビール瓶で殴打したのは、「品格」が常に求められる横綱である。モンゴル勢力士の活躍を早くから見通していた花田さんにとっても、信じられない事態であろう。しかも重傷を負った平幕貴ノ岩は、甥(おい)にあたる貴乃花親方の弟子である。

 ▼日馬富士に厳しい処分が下されるのは当然だが、それだけではすまされない。先月26日に起きた事件には、謎が多すぎる。貴乃花親方は3日後に、警察に被害届を提出している。では日本相撲協会への報告はどうなっていたのか。

 ▼何事もなかったかのように、九州場所は始まった。2日目になって、ようやく初日から休場している貴ノ岩の診断書が公表された。その際も、親方は「本人の体調が悪いということ」と説明しただけだ。

 ▼現場に居合わせていた横綱白鵬らモンゴル勢力士は沈黙を守っている。14日の朝になってようやく事件が発覚した。「怖いな」。何より不可解なのは、スポーツニッポン新聞のスクープ記事を見せられた日馬富士が漏らした一言である。【産経抄】


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Yabu













珍念の脳裏に(芥川龍之介の藪の中)が思い浮かぶ!
これ以上は『蛇足』


「言葉に敬意を」 (#^.^#)

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       三浦しをんさんの小説『舟を編む』(光文社)にこんな
       一節がある。「ひとは辞書という舟に乗り、暗い海面
       に浮かび上がる小さな光を集める。もっともふさわし
       い言葉で正確に、思いを誰かに届けるために」。











 ▼別のページでは「言葉とは、誰かを傷つけるためではなく、誰かを守り、誰かに伝え、誰かとつながりあうためにある」とも書いている。言葉によって物語を紡ぐ作家ならではの文章である。人間が武器ではなく、言葉を持って生まれてきたことへの敬意と感謝の気持ちの表現でもあろう。

 ▼ところが昨今、人間社会には「誰かを傷つける」言葉があふれている。匿名に隠れた根拠のない発言が横行し、人を傷つけて恥じない。議論は成り立たず、言葉によって問題を解決する知恵は退化する。

 ▼そうした風潮に流されたのか、国会では多数派が少数派の質問時間を制限しようと提案した。

 ▼一方的な言い分である。質問によって問題点を明らかにする。主張を尽くして妥協点を見つける。政府の方針に疑問があれば、それを追及し国民の判断を仰げるようにする。それが国会の役割であり、そうした仕組みがこの社会を支えていることに対する理解と敬意が欠けているのではないか。

 ▼「問答無用」ではなくて「話せば分かる」。互いに腹を割って話し合い、互いが分かり合えるように説明する。そのために言葉がある。その価値の尊さにもっと目を向けようではないか。【水鉄砲】

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『舟を編む』  トップカスタマーレビュー

辞書好きにはたまりません。 投稿者 求道者

 紙であっても電子であっても、まず言葉の定義をしなければなりません。言葉の海に漕ぎ出す舟を編む。いいタイトルです。

優しい世界 投稿者 ruirui

 読みやすく一気に読んで、そして感想は「面白かった」しをんさんの作品はファンタジーだと思うんです。正直こんなに悪い人が出ず、葛藤はありつつもとんとん拍子に人生運んでいる世界って、現実ではなかなか無いと思うんですよね(少なくとも自分はそうです)

 だからこそそんな疲れた大人が読むには、予定調和、少女漫画的、盛り上がりが少ないというのは、私は逆に褒め言葉だと思うんです。(☆ひとつだった方の感想は頷けます)
ここの世界に浸っていたい、そんな思いで辞書を作る15年間を見つめました。まじめさんのキャラ設定もいいですが、やはり西岡さんのところが現実世界でもある葛藤を描いていて好きかな。




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            『舟を編む』
作者の筆致は冴えている。
            斯く言う(珍念)のコメントは萎えている。

「消えたい」という思い

Torii


       
        物心がつくまでに両親が離婚、小学5年生の時に母は
        自ら命を絶った。児童養護施設や里親に預けられ、自
        分の居場所を失った。施設で虐待に遭い心に深い傷を
        負った。「消えたい」という思いを抱え続け自ら手首を切
         ったこともある

   




岩岡千景著「セーラー服の歌人 鳥居」で知った鳥居さんの半生だ。義務教育をほとんど受けられず施設の読み捨ての新聞で言葉を学んだ。図書館で手にした歌集で出合った短歌に自分と同じ「孤独のにおい」がして「自分だけじゃないんだ」と思えた

   ◆

短歌の魅力に取りつかれ、歌人の吉川宏志さんに手紙を書いた。勧められて歌を詠み始めた。2012年、現代歌人協会の全国短歌大会に初めて応募し佳作に選ばれた。〈思い出の家壊される夏の日は時間が止まり何も聞こえぬ〉。短歌の世界が鳥居さんにとって居場所になった

   ◆

命を奪われた9人の若者も居場所を探していたのか。作家雨宮処凛(かりん)さんが本紙に書いている。自殺系サイトで出会った人たちは「死にたい」なんて学校や職場で言えば「引かれる」からネットでしか言えない。普段は必死で元気な自分を演じている、と

   ◆

鳥居さんを描いた著書はこの一首で結ばれる。〈便箋に似ている手首あたたかく燃やせば誰かのかがり火になる〉。弱くても生きていていい。そんな自分の姿が誰かに寄り添うことにつながれば、との祈りが込められているという。向き合って弱音を吐露できる世の中への願いでもあろう。 【斜面】

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「セーラー服の歌人 鳥居」  トップカスタマーレビュー

 深い影があるから強く光を感じられる、そんな本です。 投稿者なでし子

〇自分を見失いそうになった瞬間、絶望の淵、海の底に沈みこんだ時、深く延びる影をつくる裏側には必ず光がある事。人生の岐路にたった時。生きる意味とは。そんな孤独でどうしようもない魂に寄り添う親友の様な本です。

 すごい歌人の本です。投稿者: ながぐつ

〇テレビで彼女の特集を見て買いました。まだ私の半分くらいの年齢なのに、こんな壮絶な人生を経験したことに愕然としました。この裏打ちがあることで、彼女が作る短歌は、生きづらさを抱えた現代の若者の支持を得ているのだなと感じました。

 三十一文字の祈り。  投稿者ネムノキ

〇《 借金を抱え、DV (ドメスティック・バイオレンス=親しい人からの暴力) も受けていて、詐欺にもあって・・・・・・と 良いことがないままの人がいたら『きっといつか良くなるから』なんていう言葉は無責任。『死なないでほしい』とこちらの希望を押しつけるのも身勝手。その人のつらさを肩代わりもできない。

〇『それはつらいよね』としかいえないし・・・・・・『手をつなぐこと』ぐらいしか、思いつかない》(P.108より抜粋)上記が、とりわけ印象深かった。人柄を感じる。読者は 過酷な半生を綴ったこの本に、それぞれの傷や痛みを重ねながら読むのではないかと思う。彼女は短歌を詠み、その心にふれる。

〇気付けば 乾いた地面ばかり見つめ続けているとき、星ひとつ見えず ただ、うずくまるばかりの夜に「生きることは」と、そっと手をのばすノンフィクション伝記。


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      斯く言う・珍念のコメントは『蛇足』

「学者芸人」サンキュータツオさん

   


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     国語辞典は数々出版されているが、それぞれ特徴や違いがある。200冊を超える辞書を持つという「学者芸人」サンキュータツオさん が「学校では教えてくれない!国語辞典 の遊び方」(角川文庫)でいろいろな辞書を擬人化して紹介しているのが面白い。

 「都会派インテリメガネ君」「スマートな現代っ子」「親切で気のいい情報通」といった具合。「しゃれの利かない、おカタいお兄さん」だがみんなに信用される「長男」-これは広辞苑のことだ。俗語や現代語をあまり入れないスタンスが広辞苑にはあるという。

 1955年に初版が刊行された広辞苑は、辞書の代名詞のような存在だ。広辞苑によると…というフレーズはよくお目にかかる。かくいう小欄も何度か使った覚えがある。その広辞苑の改訂版(第7版)が来年1月刊行される。

 2008年1月以来10年ぶりの改訂で、ここ10年ほどで定着した新しい言葉約1万項目を追加する。「上から目線」「がっつり」「LGBT」「自撮り」などの時代を映す言葉を「おカタいお兄さん」が解説してくれるわけだ。

 岩波書店が9月に実施した日本語に関する調査では、正しく美しい日本語を身につけたいと思う人が8割を超え、現在使われている日本語に多くの人が危機感を感じているという。広辞苑リニューアルは言葉への関心をさらに高める機会になりそうだ【天地人】

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                          『君の引用はたくさんだ、自分の言葉
                         で述べたまえ』
の声が仄かに聞こえる。





 このままでは あの世で(閻魔さま)から叱られる。今日も灰色の脳細胞は冴えません   (*^ω^*)ノ彡

「学校では教えてくれない!国語辞典の遊び方」  トップカスタマーレビュー

とても危険な一冊 投稿者Hachiouji-love

○本好き、言葉好きにはたまらない一冊です。知人の紹介で読みましたが
本当に取り扱い注意です。何故なら国語辞書が欲しくて欲しくてたまらなくなるからです私は「岩波」「新明解」「ベネッセ」の三冊を早速購入してしまいました。

○大抵の家庭にはある国語辞典ですが、深い意味で購入するわけではなく何となくあるというケースが多いと思います。ただ、国語辞典という特性上、一冊ですべてを補完するのは不可能。なので複数の国語辞典を使い分ける必要があるということを良く学ばせてくれる一冊です。良い意味で本当に「取り扱い注意」の一冊です

辞書の特徴。 投稿者T

○テレビアニメの「舟を編む」をみて購入。辞書にもこれだけ特徴があるとは…学生の頃にこういう本と出会いたかった。記憶を辿ると以前使っていたのは新明解。息子は何かと確認したら明治書院だった。早速、岩波と新潮を注文。語感の辞典も読んでみたい。(*゚ー゚*)

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