日記・コラム・つぶやき

明治の文豪夏目漱石は権力やお金による支配を嫌ったことで知られる。

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         時の首相西園寺公望が著名作家20名を
         招待した際敢然と断ったことは語り草に
         なっている







▼ただ貧しさを強調し何かと庶民ぶる漱石の態度を、友人の画家津田青楓(せいふう)は厳しく批判した。いわゆる「貧乏徳利(とっくり)の論争」で、発端は津田の描いた静物画である

▼画題に選んだ粗末な徳利を、漱石はもっと気のきいたものを使えばいいのにと指摘。すかさず津田は「あの貧乏徳利が私の今の生活を象徴してゐる」と猛反発した

▼漱石と自分の生活程度の差異の問題だと述べた上、こんな例えを持ち出した。「貧乏人が鰯(いわし)を食つた満足感と、金持が鯛(たい)の刺身を食つた後の満足感は、必ずしも鯛の方が大きいとは断言できない」

▼自分の生活は「鰯の満足感」程度と言う津田に、漱石は「私と夫程(それほど)懸絶していない」と返答。しかし「私から云(い)えば、貴族とドブさらひほどの懸絶がある」と突き放された

▼権門富貴に近づこうとしなかった文豪でさえ、不覚にも庶民感情を逆なでしてしまった。「漱石の家計簿」(山本芳明著、教育評論社)から教わった

日産前会長の報酬問題がにぎやかである。渦中の人物も漱石と同じ勘違いを犯していないか。持てる者の「当然」のひと言が市井の人々には高飛車に映る。お節介(せっかい)ながら、徳利論争の一件を紹介させていただく。【越山若水】

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このコラム、チョッピリ・(山葵)が効いて素晴らしい!

「漱石の家計簿」 レビュアー

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       情緒に欠けて味気なかったが、眼の付け所
       が特殊なので面白いと思う人もいるだろう

       新聞の評を読んで面白そうだと思って買った。
       ちょうど、トーストマスターズで「Read a Book, Buy
       a Book」を講演した時に、作家収入はどれくらいあ
       るのだろうかと調べたこともあったので、そのこと
       も興味を引いた一因だった。

       しかし、端的に言うと、詳細な調査による数字(夏
       目漱石の印税や、支出など)が主人公となってい
       るようで、人間性が感じられず、おもしろくなかった。
 




 夏目漱石と鏡子夫人の丁々発止があるかと期待していたのだが、それもなかった。わずかに、夏目漱石亡き後の家族の様子などが垣間みられたことが興味深かった、という程度である。しかしながら、作者の数字に対するこだわりは立派である。労作であることは間違いない。この辺に興味を持つ人にとっては面白く感じたのではないだろうか。

【百聞は一見に如かず】 変人の(珍念)先ほど、読みました。とても、面白かったです。

これ以上は『蛇足』 (^-^;

心に刺さった「一本の矢」

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                ある壮年が水墨画の展覧会で、見知らぬ人から突然
                中国語で話し掛けられた。壮年が日本語で「私は中国
                人ではありません」と言うと、その人は「中国人の知人
                と勘違いしました」と謝った






▼“人違いです”と返すべきところを“中国人ではない”と口にしてしまい、壮年は後味の悪さを感じていた。「無意識のうちに、自分と中国人との間に“心の壁”をつくっているように思えたのです」。この壁こそが“差異へのこだわり”と気付き、ハッとしたという

▼“心の壁”は自分で高くすることもできるし、広げることもできる。壁は、時に自分を守ってくれるかもしれない。しかし、そうしている限り、壁の向こう側にある景色を見ることはできない。自分の生命の世界を自分で小さくし、ふさいでしまうことにもなる

▼自分・他人という“こだわり”を、釈尊は心に刺さった「一本の矢」と指摘した。しかも多くの人は、この矢が刺さっていることを見ようとも知ろうともしない。だが、矢を抜かない限り真実は見えない、と

▼先の壮年はその後、日本と中国の交流会で、あの“見知らぬ人”とばったり再会。胸襟を開いて交流を重ねることで“心の壁”を越えられると痛感した。わが心の視野を大きく広げ、新しい出会いを楽しみたい。【名字の言】

...。oо○**○оo。...。oо○**○оo。...。oо○**○оo。...。oо○**○оo。...。oо○**○оo。...

 

仏典に有名な(毒矢のたとえ)の話が(珍念)の脳裏に思い浮かぶ!

※ある人が毒矢を受けて苦しんでいた。親族はすぐに医者を呼ぼうとする。ところが本人は毒矢の材質・色・毒矢を射たのは、どの角度で男か、女か、子どもか、どんな種族か、などあらゆることが分らない限り、矢を抜いてはいけないという。

※親族は、今すぐ毒矢を抜かないと命が危ないと諭すが! 結局、この人は知り尽くすことが出来ないまま死んでしまう。

※実は、ある男が、釈尊に、宇宙は有限か、無限か・・?その他、神格論争・・?など この問題が解けない限り仏道修行はできないと、述べたのに対して、答えたものです。

※釈尊はこの答えで、人生における生老病死という苦悩の根「毒矢」を抜くためには、まず行動し仏道を行じることだと、説いています。同苦の心を大きく広げ、すべての人を幸せに!

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        人間の心に巣くう差別意識や差異へのこだわり。
        釈尊はそれを「人の心に見がたき一本の矢が刺
        さって いる」と表現した。

★「一本の矢」について、池田先生は、ハーバード大学での2度目の講演(1993年)で、こう述べている。「克服される悪、すなわち(一本の矢)は、外部というよりまず自分の内部にある。ゆえに、人間への差別意識、差異へのこだわりを克服することこそ、平和と普遍的人権の創出への第一義であり、開かれた対話を可能ならしむる黄金律なのであります」と。

この言葉どおり、池田先生は、人類を分断する「一本の矢」との闘争を繰り広げてきた。

★例えば74年(昭和49年)SGI会長は「怖い国」とのレッテルをはられ、孤立を深めていたソ連を訪問!「拉致される」毒を盛られる」そんな憶測が、まじめに語られる時代だった帰国後、池田先生は、さまざまなメディアを通じて人間味あふれるソ連の「素顔」を発信。「ソ連に暮らす人々も、私たちと同じ人間である。」ことを広く知らしめ、現在に続く友好の礎を築いた。

★「池田先生の訪ソによって初めてソ連の正確な実態が日本に紹介された」とは、当時、SGI会長の通訳を務めたモスクワ大学のストリジャク氏の述懐である。

 珍念・・・恥ずかしいですが、度々悪しき心が出てきます・・(-_-;) 

 一本の矢」どころか、一杯 刺っています・・修行がたりません。深く反省しています。 反省 反省で、仏の顔も三度まで・うぅそうそう 恩師の指導を思い出しました。

 「青空が美しいのは、上空で強い風が走り、戦っているからである。その戦い(風)がやめば、空には雲がたれこめる。

 人生もまた同じである。戦いの中に、生命の美しき青空は開く。戦いの中に、鍛えられ、清められた人間性の美が輝く。挑戦という戦いをやめれば、人生は張りなく、弛んだ曇天の日々となろう」 

 拙い(珍念)も悔いのない人生を送りたいと決意しています。! ありり・・調子に乗って、おしゃべりが、すぎました。また・・閻魔さまから 髪の毛を毟られる・・(A;´・ω・)アセアセ

「病気だけを診るのではなく、患者の背景を診てあげてください」

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            白板に描かれた1本の木。「病気だけを診るのではなく
            患者の背景を診てあげてください」。ベテラン医師はこう
            話しながら、生活や仕事、家族など患者を取り巻く関係
            性を表す枝を書き足した



▼以前取材した研修医らが学ぶ講座の一こま。病気の背景を知ることで治療や予防にもつなげられ、そのための患者との対話の重要性を説いた。医師にコミュニケーション能力は欠かせないと思った

▼医学部不正入試問題で、順天堂大学が女子や浪人回数の多い受験生を不利に扱っていたことが明らかになった。面接などの2次試験で「女子はコミュニケーション能力が高いため、補正する必要がある」と一律に減点していた

▼怒りを通り越してあきれるが、この差別的な扱いは10年前から行われていたという。調査した第三者委員会からも合理性がないと指摘され、人権を踏みにじる言い訳にも批判が相次いでいる

▼本来、個人の資質や特性を重視するべきで、それを見極めるのが面接者の仕事でもある。性別というバイアスで能力を区切る発想自体、許されない

大学側は「当時は私学の裁量の範囲内だと考えていた」と釈明した。身勝手なルールによって、医師になる夢と努力を奪われた受験生も少なくないはずだ。教育の機会を提供し、人材を育てる大学の使命は感じられない。 【大弦小弦】

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    コメントするのも【反吐】が出る (`ε´)






日野原重明さんに、思いを馳せる

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        理想的な人生のしまい方をした人で真っ先に思い浮かぶ
        のは昨年7月に105歳で亡くなった日野原重明さんであ
        る。医師として生涯現役を貫き、100歳を超えても新しい
        ことに挑み続けた。






 ▼延命治療を拒み、自宅で家族に見守られ旅立った。著書「生きかた上手」に「ありがとうで人生を締めくくりたい」と記していたが、それもかなったと聞く。

 ▼だが、思い描く最期を迎えられる人はひと握りではないか。鹿屋市の住宅型有料老人ホーム「風の舞」の一件で、その思いを一層強くする。8人いた介護職員が全て辞め、夜間は施設長がほぼ1人で約30人を見ていた。そんな中、約1カ月間に相次ぎ入居者7人が亡くなった。

 ▼施設側は職員の退職と死亡との因果関係を否定する。終末期や症状の重い入居者が多かったため、時期が重なった可能性もあろう。ただ、「よく持たせた。ほめてほしいくらい」といった説明には抵抗を感じる。

 ▼死亡した入居者や、その後転居した人の中には、通常では考えられない重い床ずれがあったという。十分な介護が受けられない環境で少し命を永らえたとしても、納得できる最期を迎えられるとは思えない。

 ▼長生きはめでたいに違いない。だが「長生きは報われない」という声も聞こえてくる。終わりよければすべてよし。だれもが「いい人生だった。ありがとう」と言える社会は夢なのだろうか。【南風禄】

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日野原重明「生きかた上手」 商品の説明  内容紹介

※2001年、著者の90歳を記念して出版された本書は「日野原重明」の原点といえる基本書です。生きかたに悩むすべての人々の指南書となり、またたく間に120万部のベストセラーへと生まれ変わりました。
 
※新訂版では、妻への思いを著者が語るなど、100年という時の流れを伝える新たな境地を示しました。105歳を以ってこの世を去りましたが、本書こそ「永遠のベストセラー」の名に恥じない名著といえるでしょう。

黒澤明監督の名作 『生きる』が脳裏に思い浮かぶ!

 ※「生きる」の主人公は、都会の区役所に勤める中老の吏員である。毎日同じ時間に出勤して机の上に山積みした書類を、ぼそぼそとひっくり返している。あまり、やるきが無い。この吏員は、身体の具合いが悪い。胃が痛む。だから、よけい無愛想になる。胃の痛みが酷くなる。ついに彼は決心して病院に行く。そして、最悪の宣告を受ける。ガンだったのである。

 ※あと数カ月の生命しかないことが分かる。しかし、その絶望状態の中で、彼はあとわずかしか残っていない生命の価値を発見する。

 ※彼は、自分が、本当の意味で生きていなかったのだ、ということに気が付く。人生はもっと素晴らしいものでありえたはずだ、もっと充実した喜びに満ちたものでありえたはずだ。生きていることの楽しさを実感しうるような生活、それが生きるという事なのではないか。残された時間は少ない。少ないけれど、この数カ月を、本当に生きてみよう----彼はそう決心する。

 ※胃の痛みは、ますます激しくなる。しかし、そう決心した時から彼のすさまじい活動が始まる。陳情にきた主婦達の訴えを真剣に聞く。ついこの間まで、全然相手にもしなかった児童公園の建設を、主婦達の身になって考える。お役所仕事というのは、いろんな手続きが面倒くさい。

 ※下級吏員の一人の力でどうなるものでもない。しかし、この児童公園をどんな事があっても、作り上げようと彼は決意する。まるで人が変わったように、彼は熱心に上役に陳情を取り次ぐ。

 ※いろんな妨害もある。事なかれ主義の高級吏員はあいまいな態度で彼をあしらう。だが彼は負けない。頑張りに頑張って、とにかく公園建設の決裁を取り付ける。工事が始まると、雨が降っても建設の現場に出かけて進行状態を見守っている。

 ※ほとんど殺気だったような彼の熱心さで公園は完成した。小雪のばらつく夜、彼は自分の作った児童公園のブランコに腰掛けて、ゆらゆらと揺らしながら、歌を歌う。喜びに満ちた笑顔が蘇る。そして、その喜びに浸って、彼はブランコの上で息を引き取るのである。

果して我々は、本当に生きているのか。

 ※我々は、今、こうしてここにいる。しかし考えようによっては、ガンの宣告を受けたあの吏員と変わらないのではないか。「生きる」の主人公と青年との間にある違いは、深淵までの距離が数カ月であるのと、数十年であるのとの違いに過ぎないのではないか。

 ※生きることの意味をいつ発見するかには個人差がある。例の老吏員のように、人生の終わりの数カ月で発見する人もいるし、数十年に渡って生きることの意味を探求し、本当に生きることの出来る人もいる。そして、もしも、生きるということが、生命の充実感を伴った幸福な状態であるとするならば、はやく生きることの意味を発見したほうが、より幸福になることにならないか。

 ※重大なのは、生きる決意をした人間には、驚くべき可能性が開けているという事実である。私達の多くは、その可能性をあまり試したことがない。本当に自分が無力であるのか、或は無力であると思い込んでいるだけなのかを、この辺で検討して見たらどうでしょうか。

今日も、珍念の灰色の脳細胞は【支離滅裂】 ε-( ̄ヘ ̄)┌ ダミダコリャ…

おとうさんがいっぱい

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                          児童文学作家の三田村信行さんのファンタジーに
                          「おとうさんがいっぱい」がある。物語は、ある土曜
                          日の夕方、トシオ君がおとうさんから電話を受ける
                          ところから始まる。





▼電話の声は間違いなくおとうさんで、「友だちに会ったから帰宅が遅くなる」と告げる。
ところが、家には、30分ほど前に帰ってきたおとうさんが既にいて、新聞を読んでいるのだ。そこへ玄関の戸が開いて「ただいま」と言いながら第3のおとうさんが登場する。

▼あおり運転を受け無理に停車させられた夫婦が別のトラックに追突され死亡した事故で、危険運転致死傷罪に問われた被告の裁判員裁判。弁護側は公判で事実関係を認めたが同罪は「停車後の事故には適用できない」と無罪を主張した。

▼夫婦の長女は、法廷と別室を映像、音声でつなぐ方式で家族旅行の帰路での一部始終を証言。「あおり運転を少しでも減らすために重い刑罰にしてほしい」と訴え、両親が亡くなったと聞いた時は「もう二度と会えないと思い、悲しくなった」と声を詰まらせた。

▼増えたおとうさんをどうするか。三田村さんの作品では、一人を選ぶため調査官による試験が行われる。質問は「どういう父親になり、どういう家庭をつくっていこうと考えているか」。答えを聞いて、最終的に決めるのはトシオ君だ。

▼はた迷惑な行為を注意した人だ。いっぱいいてもいいような素晴らしい父親で、温かい家庭にしようと心くだく人だったに違いない。たった一人のおとうさんを、そしておかあさんをなくした子たちが墓前に報告できる判決が出るといい。【くろしお】

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おとうさんがいっぱい」  

内容(「MARC」データベースより)

 ある時突然、全国的にどのうちでもお父さんが5~6人にふえた。それぞれ自分が本物だというので、こまった政府は…。表題作を含めた5話の不思議で恐い物語。日本児童文学のロングセラーをリニューアルするシリーズ。

カスタマ デビュー

小学生のときに読んだ衝撃 投稿者 ちくわ

※小学生の時に学校の図書室で借りて読みました。

 読後の衝撃が忘れられずにずっと心に残ったまま大人になりました。短編の物語の集まりだったこと、不思議な話だったこと、本の表紙の装丁の赤い色と絵柄は記憶していましたが、詳細は忘れてしまっていました。

 でも、ずっともう一度読みたいなと思って本屋を長年探していました。今回アマゾンで発見して購入しました。子供の心にこれほどまでに記憶を残す本であるということが大人になって再読して理解できました。

 この本で初めて「四次元の世界」というか「空間のねじれ」というかなんか不思議な空間、次元に迷い込んでしまうっていうことがあるんだなってことを知ったので衝撃的な一冊になったんだと思います。

 いくつかある物語のうち、今回もやっぱり一番心に響いたのが少年が自宅のマンションから出られなくなる話でした。どんなに何度も玄関の扉を開けても、そこはまた同じ部屋の中へ入る扉となってしまっている・・・という。

 不思議で、不思議で、自分もそんな風になったらどうしようと子供心にすごく不安になったのを覚えています。小学生におすすめの本ですが、もちろん大人が読んでも楽しめる児童書ですよ。 (o^-^o)



Gekitotu


         米国 映画『激突!』1971年に制作された映画
         『DUEL』(邦題『激突』)スティーブン・スピルバーグ
         監督の映画が(珍念)の脳裏に思い浮かぶ!








あらすじ

 主人公が姿の見えぬトラック野郎に延々と嫌がらせされるという、ただそれだけの話です。それだけなんですが、このトラック野郎、本当に不気味。主人公以外の人間には親切なこともするんですね。そこが怖いです。エンストだか、ガス欠した幼稚園バスは、助けていました。

 しかし、主人公には執拗な嫌がらせをします。たった一回、追い抜かれただけなのに。不気味なのは、トラック野郎の顔が作品を通して一度も確認できないことです。足と手だけしか映されません。顔の見えない他者です。

 この映画、自分に理解できない「顔の見えない他者」、その恐ろしさが表現されていると思います。他者は怖いです。その辺を歩いている人、ただすれ違うだけの人、自分とは関わりのないところで生きている人、考えてみると恐ろしいです。怖いです。他者は怖いのです。

 トラック野郎の恐ろしさは他者の恐ろしさです。他者に話し合いは通じません。他者は話し合う余地すら与えてくれません。話せば分かるというのは、嘘です。他者は分かりません。分かり合うことができません。

 そうした恐怖、他者というものの根源的な恐怖を描いたのが『激突!』だと思いました。わからないものは怖い。しかし困ったことに、他者は分かりすぎても怖いのです。どちらにしても怖いなら、それと向き合うか否か、どっちを選ぶかは自分次第ですが。

あおり運転は「未必の故意」で重罪に処すべきだ! (;ω;)

「GASLIGHTING(ガスライティング)」

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                       かばんに入れたブローチがない。壁にあった絵が
                       消えた。誰も入れない屋根裏部屋からは足音が聞
                        こえてくる…。米映画の「ガス燈」である



▼度重なる怪現象にイングリッド・バーグマン演じる女性はついに自分がおかしくなったと信じ込むようになる。裏があった。すべては、夫の仕業。妻を混乱に追い込み、思うがままに操ろうというのである。衰弱していくバーグマンの演技が見どころである

▼英オックスフォード辞典の「今年の言葉」。「毒性のある」という意味の「TOXIC」が選ばれたが、候補にはこの映画からきた言葉も挙がった。「GASLIGHTING(ガスライティング)」

▼あの夫のようにウソや工作で追い込み、やがては自分の正気まで疑わせることをいう。都合の悪い話を「偽ニュース」と決めつける米トランプ政権の手口にたとえられ、候補に挙がった

▼外国人を数十万規模で受け入れるという国の転換点になるであろうに制度の詳細も示されず、十分な審議もないまま、改正入管難民法などが成立した

さては非常識で不可解な国会の「怪現象」によって国民の心を混乱させる「ガスライティング」かと言いたくなるが、これは当たらぬ。中身の見えぬ法も空虚な審議も強行採決もすべては覆らぬ事実なのである。ガスライティングなんぞ比べものにならぬほど政権与党のそのやり方が恐ろしい。【中日春秋】

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    これ以上のコメントは『蛇足』

「地球環境を考える」

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    田辺市の新庄総合公園で先頃、 地球環境を考える講座があった。
その手法と説明が簡潔で分かりやすかった

▼例えば、地球46億年の歴史を460メートルの距離に置き換え、公園内に特設したコースを歩きながら要所ごとに地球の物語や生物の進化について説明する。「10メートル歩くと1億年進みます」といった具合だ。脚本家の倉本聰氏が監修する環境教育プログラムで、富良野自然塾のメンバーが講師を務めた

▼出発地点から60メートル進んだ40億年前の地球では「海ができ初めての命が誕生した」、終点付近では「恐竜の時代は10メートルほどあった。現生人類は約2センチ、産業革命以降だとわずか0・02ミリ」と説明が続く。気の遠くなるような時間をかけてできた地球の環境が、いかに短期間で変化しているかが即座に理解できる

▼さらに「地球の直径を1メートルとすると海水の量はビール瓶1本分程度。淡水は15ccほどで半分は南極にある。生活用水は1滴ほど」などと、分かりやすい例えで生物に必要な水と空気、それらの元になる森の大切さを説いた

この教育プログラムは2006年に始まった。講座を重ねることでノウハウも蓄積されたのだろう、参加者からの専門的な質問にも即座に答えていた。相手に訴えかける語り口調で一気に参加者の関心を引き付けたのも、さすがは倉本氏の塾生と感心させられた

▼講座は来年も開かれる。若い世代にも、ぜひ聞いてほしい内容だった。【水鉄砲】

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        このコラム『頂門の一針』素晴らしい!



 先日、あるセミナーで、ゲストの方の話が悠長でした。

 話はムダを省き、短くまとめたい。長い退屈な話は「口害」ともいわれる。
ゲーテも 「美しき虹も、15分も 消えずにいればもうだれも見向きもしない」と手厳しい。きえます。

<年の瀬や水の流れと人の身は>

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    両国橋の上で俳諧師の宝井其角(たからいきかく)は
    かつての弟子にばったり出会う。男は煤竹(すすたけ)
    売りに身を落としている。あまりの変わりように其角が
    驚き、こう発句する。<年の瀬や水の流れと人の身は>
    煤竹売りはこう返す。<明日またるるその宝船>





▼男は煤竹売りに化けた赤穂義士の一人、大高源吾。明日とは旧暦十二月十四日のこと。主君の敵を討つ吉良邸討ち入りの決行日である。明日には討ち入りの「宝船」が待っているとほのめかしたわけだが、其角には分からない。いい場面である

▼もちろん偶然だが、よりによって、「忠臣蔵」の討ち入りの十四日がその日になるのか。米軍普天間飛行場の名護市辺野古への移設工事をめぐって、政府は十四日に埋め立て予定海域に土砂の投入を開始すると表明した

▼沖縄県の反対の声を押し切ってまで、沖縄の海に討ち入ろうとでもいうのか。そのやり方は決して国民が望む「宝船」にはなるまい

▼土砂投入に踏み切れば、後戻りはできなくなる。政府としては話し合いによる決着は困難と判断し、工事を進める考えだが、その強硬なやり方では地元の反発を強めるばかりだろう。政府が埋めるべきは海ではなく、沖縄県との間にある深い意見の溝である。話し合いをあきらめてはならぬ

▼赤穂義士はその日、主君の無念を晴らした。土砂投入を行えば、その日は、沖縄の「無念」の日になる。【筆洗】

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   斯く言う(珍念) 『数をいうまい羽織の紐』





22世紀の未来から来た子守用ロボット

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                その正体は、言わずと知れたドラえもんだ。
                いい大人になった今でも時折、ひみつ道具
                のもしもボックスやどこでもドアがあればい
                いなと夢想する


▼子どもの保育園時代から交流が続く友人と集まった際、この国民的漫画が話題になった。消灯後の布団に潜り、目覚まし時計のかすかな光でページをめくる男児。それを嘆く親。のび太さながらの様子に笑った

▼「うちなんか…」と話を継いだのが、思春期の子を持つ1人。困ったとき、ひみつ道具で助けてもらうのび太に「ドラえもんに頼ってばかり」とあきれ気味に子が話すので、「あなたも同じ」と本音がこぼれた

▼遅刻させられないと毎朝起こす。雨や雪が降れば早めの支度を呼び掛ける。先回りしてトラブルを回避する。そのような親の行動が子どもの想像力を貧弱にし、成長や自立をかえって妨げているのではないかと

▼はたと思い当たる節があった。世話を焼く方ではないが、子どもがつまずかないようにと地ならしする感覚は否定できない。わずかな失敗にすら親も子も臆病になり、大事な経験の芽を摘んではいないだろうか

▼分かる、分かると一同共感した話の落ち着く先は、子どもの育つ力を信じること。でも、難しい。親の胆力を鍛えつつ、やっぱりドラえもんが欲しいと思う夜だった。【風土計】

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    珍念・・・(どらえもん)欲しい!
    持ってたら【鬼に金棒】なのだ

アルキメデスの原理

      Aruki

 ▼シラクサの王ヒエロン2世は、2人の宝石細工人を雇って純金の延べ棒から王冠を作らせた。ところが細工人が金の一部を銀とすり替え、懐に入れた、との疑惑が浮上する。

 ▼風呂に漬かったアルキメデスは湯船からあふれる湯にヒントを得て「水に沈めた物体はそれ自体と同じ体積の水を押しのける」という、かの原理を思いつき王冠に銀が混ざっていることを証明する(ジョニー・ボール著「数学の歴史物語 古代エジプトから現代まで」)。

 ▼アルキメデスも頭をひねる問題。「大仏が肩まで風呂に漬かるには何リットル湯が入る湯船が必要か」。奈良の東大寺に、江戸時代の数学「和算」を用いた問題が書かれた算額と呼ばれる絵馬が掲げられ観光客たちの人気を集めているという。

 ▼公益財団法人「日本数学検定協会」が3年前から奉納を始め解答を募っているそうで、優れていると認められた解答は同協会の公式ホームページで公開される。大仏の湯船については手足を伸ばして入った場合169万5千リットルが入るサイズとした解答が選ばれた。

 ▼アルキメデスの業績でもう一つ、有名なのが「てこの原理」だ。彼は「長いてこを与えられれば地球も動かせる」と言ったが人の体重などを計算して導いた必要なてこの長さは1万5800光年分。足場も要るので現実には無理である。

 ▼きのうの県内は12月としては異常な暖かさでいよいよ温暖化が心配になった。てこでも動かせそうにない難問の山を抱える地球だが解決の道はあると信じたい。風呂でもどこでもいい。みんなで考えれば大仏さまも驚く知恵が浮かぶかも。 【くろしお】

Sugaku


        「数学の歴史物語 古代エジプトから
        現代まで」 内容(「BOOK」データベースより)

     古代エジプトから現代までのさまざまな数学者を取り
     上げ、彼らが生み出した数学的内容とともに、その数学
     が生まれた時代背景、その数学がきっかけとなって起
     こった科学や技術の発展、後世への影響を説き明かし
     ています。文章は読みやすく、難しい数式はほとんどあ
     りません。歴史的に重要な図版やイラストを多数収録し
     ています。ことに16ページにわたるカラー口絵は、多く
     の読者を魅了することでしょう。数学や世界史に関心の
     ある読者はもちろん、面白い読み物を読みたいという一
     般読者にとって最良の一冊です。


トップレビュー

“本物の”数学者「イアン・スチュアート 絶賛」 投稿者:アホ・ロートル

※著者は、数学者ではない。なんら学位を持たないばかりか、スタンダップ・コメディアンだという。〈日本で言ったら北野武のようなものだろうか〉と(「訳者あとがき」)にはある。いわゆるアマチュア数学者である。それでも、(本書「はじめに」)、幼少のころから数学に多大な関心をもってきた様子が記される。

※後に、テレビ界に呼ばれBBCに出演し、さらにはコメディ番組、子ども向け番組のテレビ台本を書くようになる。人気が出て〈冠番組を持つとしたら何をやりたいかと聞かれて、即座に「数学の番組さ!」と答え〉、みんなを唖然とさせる。そうして、〈番組『シンク・オブ・ア・ナンバー』が始まり、その第1シリーズは英国映画テレビ芸術協会賞を受賞した〉という。

※そういう著者ならではの書籍と本書はいえる。そうとう数学的に深く突っ込んだ内容も示され(数式も出てく)るが、オモシロイ。コメディーを見聞きするようにとまでは言えないが、ユーモアを多分に感じる。そもそも、人々の数学への恐怖心を取り除くのが著者の執筆動機であり、数学は大海のようなもので、その奥深さと驚きを知ることを望んでいる。

※そして、数学の大海に一緒に飛び込むようにと著者は誘う。誘うにあたってアインシュタインの言葉を引用しもする。それは、〈7歳の子供に説明できなければ、本当に理解していることにはならない〉というものだ。いくらなんでも7歳には無理だと思うが、その心意気は伝わってくる。

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       「数学の歴史物語 古代エジプトから現代まで」
       『百聞は一見に如かず』 (珍念)拝読したい!

 

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