日記・コラム・つぶやき

間宮林蔵に思いをはせる

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       世界地図に名を残す偉業を成し遂げながらも地位や名誉
       には頓着しなかったらしい。江戸末期、樺(から)太(ふと)を
       探検した「間宮海峡」の間宮林蔵だ








▼現在のつくばみらい市の生まれ。算術の才に秀で下級の測量技師として幕府に出仕し蝦(え)夷(ぞ)地(ち)・シベリアを踏査。樺太を初めて島と確認し、名声は海外にも広がった

▼ただ、実生活では上役に「登城は上(かみ)下(しも)なしでもいいだろうか」と尋ねたり、転居しても届けを出さないなど当時としてはやや破天荒。どこに住んでいるか上役が人に後を付けさせ調べる始末だった

▼上役から息子を幕府で召し抱えようかと打診されるも「われらは元々百姓の生まれ。私はご奉公できても、せがれなど私のまねもできませぬ。子孫の栄達を望む心もありません」とにべもなかった。森銑三著「偉人暦」にあった話だ

▼平成の華麗な経歴を誇るお二人も実生活では地位や名誉に頓着しなかったのだろう。セクハラ発言疑惑の財務事務次官と援交疑惑の新潟県知事だ。ともに東大出の秀才ながら「女(おんな)事(ごと)に賢人なし」(十訓抄)の例え通り中年男の悲しいさがを暴露された

▼辞任したお二人はこの先、林蔵のように恬(てん)淡(たん)とした生き方をされるのかどうか。平成の政界地図には名を残されたわけだし【いばらぎ春秋】


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        このコラム『言い得て妙』





「健康のためなら、死んでもかまわない」

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                         どなたが言い出したのか知らないが、よくできた
                         ジョークで、しかも深い。人は時に何が大切かを
                         見失うものか




▼矛盾、論理の破綻によって生み出される種類の笑い。こんなのもある。「私は同じことを二度言わない。もう一度言っておく。私は同じことを二度言わない」「絶対になんてことは絶対にないんだ」「確かに入会を申し込んだが、私の入会を認めるようなクラブには入りたくない」…

▼「真相解明は大切。だが、ウソをつくのは認めてほしい」。国会の様子に思い付いた。ただし、笑えまい。「加計学園」の獣医学部新設をめぐる元首相秘書官の証人喚問要求。これを拒否する与党の態度はこのジョークそのものにしか見えない

▼証人喚問で虚偽証言をすれば偽証罪に問われる。与党はそれが心配なのか証人喚問ではなく、偽証罪のない参考人招致で済ませたいらしい

▼真相解明が目的だろうに証人喚問を嫌がる与党の姿勢を国民は理解できまい。そもそもその態度は与党でさえ、元秘書官がウソをつくかもと想定しているようにも映るだろう

▼やみくもに証人喚問要求を乱発するやり方には慎重であるべきだが、元秘書官の説明には不可解な点が多すぎる。証人喚問で確認すべきだろう。まさか、「自民党総裁(首相)のためなら、自民党はどうなっても」ではあるまいに。【中日春秋】

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健康のためなら死んでもいい!

読者の皆さまへ ちょいと長い論文ですが、しばらくお付き合い願います!

 ○元日本航空社員で現フジマツ・コーポレーション社長の藤松忠夫さんの20数年に亘る在米経験から産まれたアメリカ人の日常生活を描いた「健康のためならいつ死んでもいい!」は、まことにもってシニカルかつユニークな題名で、痛烈な批判精神に満ちたノンフィクションである。アメリカ人の健康志向は一種、偏執狂(パラノイア)に近いものがある。

 ○雨が降っても風が吹いてもジョギングを欠かさず、スポーツクラブに通い、喫煙をやめ、嗜好もステーキやウイスキーからサラダやワインに変わり、日本の寿司やらトーフなんかが持てはやされている。この根底には政府が推し進める高齢者の医療費負担問題も絡んでいるが、それにしても潔癖症に近い「清潔好きな日本人」と、どっこいどっこいという感じがする。

 ○アトピー性皮膚炎だとか、アレルギー性鼻炎だとか、花粉症だとか、ぜんそくだとか、最近デリケートな病いが日本には多すぎる感じがする。ストレス社会になってからは一層奇異な病気が増えつつある。

 ○身内に外国人がいるおかげで、生活の「違い」を楽しんでいるうちはいいが、不思議に思うことが結構多い。まず彼らは外から戻った折に、ウガイやら手を洗うなどという習慣がない。オーストラリアに行った時感じたのだが、洗面所に歯磨き・歯ブラシはあってもコップがない。もっぱら手を使って洗い流す。

 ○日本国内でたまに見るオーストラリア人は少々の雨では傘などささないし、寒くともエッと思うほどの薄着である。これはオーストラリア国内でも同じような光景を目にした。一見おおざっぱに見えるが上記の特異体質や変な病気にはかかりにくい。

 ○要は日本人が何かにつけて環境に敏感過ぎるのと、繊細なカルチャーを持ち合わせている結果かなとも思った。居酒屋なんかで出て来る「おしぼり」なんて、外国には間違ってもない。

 ○昔の西部劇なんかでも強いウイスキーを煽るのはアメリカ人であり、チビチビ水割りなんか飲むのは日本人である。間違いなく臥体も違うが、内蔵の強靭さも草食民族よりは、食肉民族の方が上かな?と思ってしまう。

 但し平均寿命となると草食民族(日本人)に歩がありそうだ。

 ○98年の統計では100歳以上の老人は日本が1万1000人に対し、アメリカは6万5000人もいるそうだ。人口比からいっても日本の3倍近くいることになる。パラノイアが功を奏している好例である。でもそれだけではないような気がする。

 ○「健康のためなら死んでもいい!」を読んでいて一番問題だと思うのは、アメリカの健康保険「メディケア」の資料によると70歳で亡くなった人の医療費は2万2600ドルなのに対し、100歳まで生きた人は8300ドルしかかからないとのことである。健康で長命な人の方が「安上がり」ということだ。日本の社会保障費20兆円の中でも医療費の占める割合は60%を超えている。

 ○特に70歳を超えた高齢者の一人当りの医療費はそれ以下の世代の5倍かかる。アメリカでは医療費の個人負担も高いが3.5倍である。アメリカ人は自分の健康は自分で責任を持っているといえないこともない。日本人は確かに自分の体でさえ医者まかせであり、「ガンの告知」も本人に知らされない依頼型社会である。

 ○そんな背景はあるが、個人が望むのは、亡くなる直前まで元気でいるというPPK(ピンピンコロリ)、もしくはグーストン(グッーと長生きしてストンと死ぬ)で、沢山長生きして床に臥し、2~3日後の老衰死が一番誰にも迷惑をかけないで大往生ということになる。

 ○そうなるために日本のシニアがどうあるべきかというと、「ほどほどの食生活」と「軽スポーツや労働」と「人生を楽しむための術」と「知的好奇心」を持って常に明るく前向きにチャレンジするということだろう。そういう意味ではアメリカ人やオーストラリア人の人生観を多いに見習うべきだ。

 ○実は「人生を楽しむための術」や「知的好奇心」が一番日本人にとっては難しい話題になる。ひたすら会社人生を歩んで来て気がついて見たら趣味らしい趣味がなかったという話しをよく聞く。もっと人生を楽しもうという気概さえあれば、高齢者の医療費もそれなりに斬減できるのではないかと思う。アメリカ人は高齢になっても着飾り、老いらくの恋も結婚も若い世代とおなじように当たり前にする。

  ○個人主義の国柄と、周囲に流される国柄の徹底的に違うところだが、所詮趣味など個人的なもの。その人にとって気持ちが癒され、価値のあることなら周囲など一切気にすることなどないのだ。

 ○パソコンでインターネットやメールに取り組むとか、囲碁で頭を使うなんてボケ防止にはもってこいだ。歴史や文学や学問に目覚めたっていい。70~80歳になっても若くいこうよ。世間の目ばかり気にせず、洒落っ気たっぷりに、できることはなんでもやっちまおう。「年甲斐もなく」なんてぇ言葉は永遠にご法度だと思う。

 水上勉氏でないが、晩年は「晴耕雨読時々パソコン」が筆者の理想の暮しである。

今日も(珍念)のコメントは『オチ』が冴えません (*゚ー゚*)

子ども読書の日

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                     最初に世に出たのが1963年というから、もう50年
                      以上も書店に並んでいることになる。当欄にも何度
                     か登場いただいた









▼札幌出身の中川李枝子さんの童話「ぐりとぐら」。幼いころに読んでもらい、大きくなって子どもに読んであげた。そんな経験を持つ人も多いに違いない

▼夢のある楽しい物語に出会い、物事への興味が広がる。「もっといろんなことを知りたい」という気持ちが高まり、手がかりとなる本に手が伸びる。そうしたことを繰り返すうちに読書が好きになり、心豊かな人に育ってくれればいいのだが…

▼文部科学省が2016年度に小中高生約1万5千人を対象に行った調査によると、1日当たりの読書時間は学年が上がるにつれて減る傾向があり、高校生では平日で4割以上、休日だと半分前後が読書を「まったくしない」と回答していた。1カ月に1冊も本を読まない高校生の割合も高い

▼気になるのは、読まない理由で「他の活動等で時間がなかったから」が目立つことだ。忙しすぎるのか。ただ、読書が嫌いというわけではないのだろう。ならば、できるだけ本に親しむ機会を増やしてあげたい

▼「子どもの読書活動の推進に関する法律」は、きょう4月23日を「子ども読書の日」と定めている。まちの書店が減りつつあり課題は少なくないが、学校や地域の図書館の有効活用など、工夫する余地はまだまだあると思う。【卓上四季】

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        斯く言う(珍念)幼少のころ読んだ
        【裸の王様】が脳裏に思い浮かぶ








児童文学【裸の王様 】あらすじ

   むかしむかしあるところに、新しい洋服が大好きな王様がいました。王様は洋服を仕立てても、すぐにまた新しい洋服が欲して仕立てるという毎日を送っていました。ある時、王様の下へ2人の仕立て屋がやってきました。

 この2人は実は詐欺師で、愚か者やバカには見えない不思議な布地を織ることができると言いました。本当はそんな布地は存在しません。しかし、それを聞いた王様は大喜びで洋服を注文しました。 

 しばらくして王様が洋服の出来栄えを確認するために仕立て屋の元へ行くと、目の前にあるはずの布地が王様の目には見えないのです。王様はうろたえましたが、家来たちの前で本当のことを言うことができず、見えない布地を褒め続けました。家来たちも王様の言う通りに布地を褒めました。

  王様は見えもしない布地で作られた衣装を着て、パレードに出ました。それを見る見物人たちもみな、愚か者だと思われてはいけないと思い、王様の衣装を褒めましたが、見物の中にいた小さな男の子が「王様は裸だよ!」と叫びました。それを聞いた周りの大人たちも「王様は裸だ」と叫びだしました。

 王様は自分が裸であるということに気付いていましたが、今さらパレードを取りやめることもできず裸のまま歩き続けました。

安倍総理には『過ちを悔いるのに憚る事勿れ』の格言をお送りします

過ちては改むるに憚ること勿れ

【読み】  あやまちてはあらたむるにはばかることなかれ 
【意味】  過ちては改むるに憚ること勿れとは、過ちを犯したことに気づいたら、体裁や対面などにとらわれず、ただちに改めるべきだという戒め。

 宋江が率いる梁山泊の勇士が悪代官の「祝家荘」を攻めていた時。「祝家荘」の周りは八幡の藪知らずの竹林でした。行けども、行けども 敵の本陣に辿り着かず・・迷路にさ迷い、敵の待ち伏せや奇襲攻撃で全滅の危機に陥った時。

 しまつた・・我過てリ・・過ちを 悔いるのに憚る事なかれ の通り「全軍総退却」し、虎口を脱出した。 かく言う〝珍念〟『 論語読みの論語知らず』なのだ・・・・ 「コピペ」・「コピペ」と仄かに声がι(´Д`υ)アセアセ

人生には“大切な何か”

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                     学生時代の先輩や同級生らと再会する機会があった。
                    懐かしい顔を見れば、当時の出来事が胸によみがえり
                    話は尽きない。笑いあり、感動あり、涙あり。その中で
                    ある女性の講義での思い出が印象に残った







▼それは時事問題をテーマに、教授が学生全員に意見を求めた講義。彼女は、自分一人だけが皆と違うことに気付き、つい多数の意見に同調してしまう。だが講義を通し、実は教授の見解が自分のものと同じだったことが分かり、臆病さを猛省する。以来、自らの意見が求められる場面では、場の空気ではなく、自身の経験と信念に照らして発言することを心掛けてきた

▼社会人となり、ある顧客から「私にノーを言うのは君だけだ。だから君に頼むんだ」と言われた時、彼女はあの日の講義を思い出したという。これからも心の中で亡き恩師に勝利を報告し続けたいと、彼女は誓っていた

▼人生には“大切な何か”を教え、気付かせてくれる存在がいる。教員、友人、両親、師匠――人は誰しも、そうした多くの出会いや励ましを支えにして、今ここに立っている

▼「自分を育んでくれた人々を断じて裏切るまいと思えば、人生の正しき軌道から外れることはない」と池田先生。現在も未来も、栄光への道は「感謝」から始まる。【名字の言】

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       珍念、感動しました!

〈虚空(こくう)〉には何でも物が入る。

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                あるじ不在の家は人がやたら立ち入り、キツネや
                フクロウもすみつく。鎌倉時代の末期、吉田兼好は
                そんな身近な例を挙げて説いた。〈虚空(こくう)〉に
                は何でも物が入る。われわれに雑念が勝手に入っ
                てくるのも心に主人がいないからだ、と









   ◆

随筆「徒然草」の第二三五段にある。この2人に兼好法師も「あさまし」と嘆くのではないか。どちらも選良の知事と財務事務次官。有権者から託された原発再考の使命や、国の財政を預かる組織トップとしての職責こそ従うべき心の主人だったはずだ

   ◆

米山隆一新潟県知事は出会い系サイトで知り合った女子大生に金品を渡し交際していた。「買春」と週刊誌で報じられ辞表を出した。セクハラ疑惑で事実上更迭された財務省の福田淳一事務次官には、出世階段を上るにつれて仕事へのこだわりが薄れ横柄になったとの見方もある

   ◆

社会学者マックス・ウェーバーは清貧を尊ぶプロテスタントの信仰が資本主義を生んだと論じた。だがその行く末を案じていた。〈精神のない専門人、心情のない享楽人〉は、かつて達したことがない人間性の段階まで登りつめたとうぬぼれるだろう―

   ◆

20世紀初めに記したこの言葉は、マネーゲームに心奪われ、貧富の格差が拡大する現代の経済を評するのに引き合いに出される。政治や官僚の世界ではどうか。〈心に主(ぬし)あらましかば、胸のうちに、若干(そこばく)のことは入り来(きた)らざらまし〉。兼好法師の言葉は心の主人を見失うな、と戒めている。【斜面】

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                        このコラム『聴聞の一針』痺れる!


「残念」 ┐( ̄ヘ ̄)┌ フゥゥ~

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      「おもしろい!進化のふしぎ ざんねんないきもの事典」
   は、児童書ながら大人にも受けた。日本出版販売が発
   表した、昨年のベストセラーの順位では佐藤愛子著
   「九十歳。何がめでたい」に次ぎ2位、続編もヒットした。





▼▽人間の目から見てどこか「残念」というユーモラスな切り口で動物の意外な特徴を教えてくれる。「リスはドングリをうめた場所をすぐに忘れる」「マグロは24時間泳ぎ続けないと窒息する」「カメムシは自分のにおいがくさすぎて気絶する」。思わずくすりとさせられる。

▼▽一方こちらは-。セクハラ疑惑で福田淳一財務事務次官が更迭された。音声データに残る行状はここに例示するのもはばかられる乱れ方だ。財務省では佐川宣寿前国税庁長官も森友問題で職を去ったばかり。“最強官庁”でスピード出世を遂げてきた超エリートたちである。

▼▽人間万能とは限らないようだ。前段の本にある。「チーターはスピードに特化しすぎて肉食動物なのに弱い」。走る能力は抜群だが攻撃力と防御力は最弱レベルだという。官僚トップでも常識を欠き、反省できないご仁だとすれば、残念という他ない。財務省も同様である。 【談話室】

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「おもしろい!進化のふしぎ ざんねんないきもの事典」 この商品のレビュー・口コミ

 ざんねんないきもの事典を中3の息子、高3の娘とハマって盛り上がりながら楽しんだのでその続編とのことで、まだ読む前から楽しみでしかたありません。 小説を大量に読む子どもたちと私、「本屋さん」が廃れて欲しくないので、紙の本は出来るだけ書店で購入するようにしていますが今病気療養中で買い物に出られないのでつい我慢できずポチっと購入してしまいました。

 子どもたちも厚さ2センチ強の文庫本で約一時間程と読む量も半端なく蔵書が増える一方なので、紙の本は厳選を重ねて選び、後は3人それぞれが所有するKindleで電子書籍版で我慢することが増えましたが…こちらの本は紙の本でイラストもしっかり楽しんだ方が絶対に面白いと思います。 思春期で反抗期の子どもとのコミュニケーションにはもちろんちょっとした雑談にも話題にしやすく小説以外では最近のお気に入りのシリーズ 読むのが今からとても楽しみです。

(珍念)の脳裏に『アウトローの流儀文』が思い浮かぶ! イラスト/辻和子



Kawauti

 ○悪事に長けた者は、善事も成しとげられる—。そんな懐の深さを持つのが「天衣紛上野初花」の河内山宗俊。ならず者スレスレのアウトローの親分です。 河内山の職業は、武家業界の裏マネージャーというところ。幕府の「お数寄屋坊主」というお役目で、頭は丸めていても僧侶ではなく侍です。

 ○江戸城に登城する役人や大名たちを茶道で接待したり、茶会を仕切るのが仕事です。身分は低くとも「武家の象徴たるイベント」茶会を取り仕切る関係上、将軍の側近く仕えるのが最大の強み。大名の噂話をチクるのも朝飯前なので、大名たちは彼らに賄賂を贈る事もありました。幕府と大名家の諸事情に通じていたため、大名といえども、粗末に扱えない存在だったのです。 そんな河内山が、大名・松江候の愛人にされそうな商家の娘を救出するため、その屋敷に乗り込みます。

 ○ もちろん、莫大な成功報酬が目当てですが、そのやり方は痛快。困っている商家側に「お前さんたちは、ひじきと油揚げの煮たものばかり食べているから、いい知恵も出ないのだ」と言い放ち、上野寛永寺の僧侶に化けて、堂々と松江候の屋敷に乗り込みます。寛永寺は徳川家の菩提寺で、大名に対して圧倒的な権威を持っていました。 悪でも善でも何かを為す時は、胆力と柔軟さの両方が必要でしょう。

 ○スポーツでも柔軟さを欠くと怪我をします。そこは職業柄、海千山千の河内山。状況を機敏に読みとって対応します。病気と偽りながら、陰で娘を追い回している松江候に対面するなり「まことに意外のご血色」と、皮肉な一撃で相手の出鼻をくじき、ぐうの音の出ないところに、高僧らしく威厳のある態度で交渉し、見事娘を取り返す事に成功します。

  ○ しかし真価を発揮するのは帰る直前、松江候の家来に正体を見破られた時。あわてず騒がず、それまでと打って変わったべらんめえ口調で「河内山は直参(幕府直属)だぜ。大名風情にへつらう言われはねえ」と豪快なタンカをきります。松江候が手も足も出ないと見るや、また上品な口調に戻り「帰っても苦しゅうござらぬか」と悠々と去って行く。


 この柔軟さ、なかなか真似の出来ない芸当です。 ( ^ω^)おっおっおっ

それにしても、疑惑を待たれた(痴れもの)の往生際の悪さに虫唾が走る (*`ε´*)ノ

「励まし」

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         “ひふみん”の愛称で親しまれる加藤一二三氏。
         将棋のプロ棋士として当時の史上最年少だった
         14歳7カ月でデビューし、昨年、77歳で引退した








▼60年以上も第一線で活躍した加藤氏にも、なかなか勝てない時期があった。悩み抜いていると、先輩棋士から一枚の色紙を手渡された。そこには「潜龍」との文字が。龍はいったん空へ舞い上がれば、どこまでも飛翔していく。その日のために“今は、じっと力をためて潜む時だ”との励ましだった

▼氏は“ありのままの自分を肯定してくれた”と感じ、自信を取り戻した。その後、名人位など五つのタイトルを獲得。通算対局数2505局は歴代1位の記録となった(『鬼才伝説』中央公論新社)

▼たった一言の励ましが、人生を大きく変えることがある。宮崎の男子部員は3年前、30歳の時に脳梗塞で倒れ、左半身にまひが残った。くじけそうな心を支えてくれたのは「あなたにしか果たせない使命がある」という母の言葉だった。奮起した彼は、リハビリを兼ねて絵画に挑戦。先日、3カ月をかけて仕上げた作品が、県美術展の準特選に選ばれた

▼励ましは、形でも、回数でもない。言葉に込められた思いの深さが相手の心を揺さぶる。「心こそ大切なれ」(日蓮大聖人)の御聖訓を深く拝したい。【名字の言】

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 無名の(珍念)53年前、初めて池田先生に、お会いした時。大激励を受けました。今も、そのときの感動は、走馬灯のように脳裏に燦然と輝いています。先生の声も耳朶に残っています。池田先生の偉大さは、大統領・首相・著名人や、そうでない方でも・・同じように接していられます。

 18年前、悪性リンパ腫を患い{万事休す}の時、池田大作先生の激励の伝言で【虎口】を逃れ、毎日元気ですごしています。





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     (珍念)お迎えが来るまで、来てもまだ早いと
     追い返します。笑顔で、励ましに、邁進したい

 

「名乗り出りゃいいじゃねえか。やっぱりいないのかい?」

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  火事現場に近づいていって、たばこを出しながら消防隊員に言う。「すんません、ちょっと火ぃ貸してください」。嘉門タツオさんの昔のコミックソングで、題名はたしか「言えますか?」


◆冗談のような無神経さも歌だから笑えるが、現実の大人の世界となると笑えない。文書改ざん問題で母屋が炎上しているのに、怒りの火だねをさらにまく人たちがいる

◆財務省の現職事務次官が女性記者へのセクハラ疑惑を全否定した。言い分には不可解な点があるものの、真偽はまず横におく。客観的に調べたいので「被害女性は名乗り出てほしい」とはさあ、いかがなものか

◆連絡先は財務省の顧問弁護士だというあたりからして、何が客観性か。よく言えたものだが、麻生財務相は火に油をそそいだ。「申し出てこないとどうしようもない」、つまりセクハラとは認められないという

◆無神経なのか、神経が太いのか、火元を疑われている側の人間が「火元はどこだ」と犯人捜しを始めたかのような違和感がある。このようなどう喝的ともとれるやり方に、泣かされてきた被害者は多いのだろう

◆「名乗り出りゃいいじゃねえか。やっぱりいないのかい?」。国家権力がこれなら、悲しいかな、世のハラスメントがなくならないわけである。【正平調】

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            あっと驚く、為五郎!
            殿 「ご乱心」・・・・・。
            

“私たちはどう生きるか” (@_@;)

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            児童文学者の故吉野源三郎さんが1937年に
            刊行した小説「君たちはどう生きるか」の漫画版
            が昨年8月に発売され、ベストセラーになっている。
            同時発売された新装版の小説と合わせ、発行部数
            は250万部を超えた



▼主人公は成績優秀で野球も得意な男子中学生。近所に住む叔父さんとの交流を通じ、経済の仕組みや歴史など幅広い分野で教養を深める。だがある日仲間を裏切ってしまったことに悩み、学校にも行けなくなってしまう

▼誰にでも起こり得るような出来事を題材に、人が生きていく上で何が重要かというシンプルな問いを投げ掛ける。学校の成績が優秀なのは確かに望ましいことだが、その前にもっと大切なことがあると説く

▼国政が大きく揺らいでいる。財務省は「森友学園」問題を巡り、決裁文書の改ざんに手を染めた。それだけでも大変な事態なのに、陸上自衛隊の日報隠蔽(いんぺい)問題なども加わり、不祥事は一向に収まる気配がない

▼いずれも決してやってはいけないと常識的に判断できることばかりだ。優秀なはずの組織の幹部がなぜ道を踏み外したのだろう。さらに今度は女性記者へのセクハラ疑惑まで持ち上がった。疑惑の主は財務省事務次官。週刊誌報道を否定したが、真相はどうなのか

▼次から次と問題が発生し、よくもまあこんなにあるものだとあきれてしまう。政治が混迷しているからこそ、真っすぐな姿勢で生きることの大切さを示す先の物語が再評価されているのかもしれない。【北斗星】

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「君たちはどう生きるか」 内容:池上彰さんも子供時代に感動!

 日本を代表する歴史的名著が、マンガ化と同時に読みやすい新装版で刊行!「ヒューマニズムに根差した良い本は、時代を超えて人々の心をつかむのです」(ジャーナリスト/池上彰さん)1937年に出版されて以来、数多くの人に読み継がれてきた、吉野源三郎さんの名作「君たちはどう生きるか」。今回前書きを書いてくださった池上さんも、小学生時代に、父親から渡された当初は読もうとしなかったのですが、気がつくと夢中になってどんどん読み進んでいたと言います。

 人間としてどう生きればいいのか、楽しく読んでいるうちに自然と考えるように書かれた本書は、子供はもちろん多くの大人たちにも共感をもって迎えられてきました。勇気、いじめ、貧困、格差、教養、、、昔も今も変わらない人生のテーマに真摯に向き合う主人公のコペル君と叔父さん。二人の姿勢には、数多くの生き方の指針となる言葉が示されています。活字も大きくなった読みやすい新装版で、ぜひ、色褪せない名作の面白さを堪能してください。『君たちはどう生きるか』を読む前に“私たちはどう生きるか”

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     これ以上のコメントは『蛇足』

春の季語

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                           「うまのあしがた」「妹(いも)がり行く猫」
                           「鷹化して鳩となる」 「蛇の大八」「夜糞
                           峰榛(よぐそみねばり)の花」…。これらす
                           べてが、春の季語と知って驚いた










  ▼俳人夏井いつきさんが著書「絶滅危急季語辞典」で  紹介している一部。魚のゴンズイの出す音が元という  「ぎぎ・ぐぐ」なんてのもある。日本語は豊かで自由だなと改めて感じ入る

▼夏井さんはテレビ番組の俳句コーナーが人気だ。芸能人の句に超辛口で駄目を出す。でも生徒が使おうとした言葉を生かし、見違える秀句に直すさまは魔法のよう

▼指導ポイントは明快で、「映像が思い浮かぶように」との1点。添削後の句からは本当に、17文字に情景が見える気がしてくる。そして新聞の見出し作りにも通じるものがあるな、と勝手ながら思う

▼俳句が映像を言葉で表現するとすれば、見出しは見た瞬間に、出来事が伝わっているのが理想。そんな違いはあるが、限られた文字数の言葉を選択する作業はよく似ている

▼見出しを付ける部署にいた時は大いに苦労した。俳句に親しんでいたら、どうだったろう。見出しの賞味期限は通常長くないが、少しは話題にしてもらえるものを作れたか

▼夏井さんが、日本一短い手紙一筆啓上賞の選考委員に就いた。最も短いとされる定型詩を知り尽くし、手紙表現の著書もある人。どんな豊かな言葉を見つけてくれるか、今からわくわくする。【越山若水】

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「絶滅危急季語辞典」
商品の説明 内容(「BOOK」データベースより)

「亀鳴く」春の夕暮れ、オス亀がメスを慕って鳴くという空想的季語。勿論亀は鳴かない。「毒消売」越後や越中から来る行商の薬売り。「夜這星」流星の別称。「竃猫」竃にもぐり、暖をとろうとする猫…季節感が大きくずれたり、風習が廃れたりして消えていくたくさんの季語。そんな「絶滅寸前」の季語たちの持つ豊饒な世界を紹介し、新しい命を吹き込む読み物辞典。

トップカスタマーレビュー

ある意味で、季語を見直すことのできる1冊 投稿者 はぐれ鳥

 季節感がずれたり、蚊帳(かや)、蚊取線香(かとりせんこう)のように、あまり見かけなくなったものはともかく、砂糖水(夏)綾取り(冬)脚気(夏)が季語だとは知らなかった「え!」と思うような季語から、「なるほどな」と思うようなものまで、例句と一緒の著者のエッセイがほほえましい。俳句をやってない人も、一読! 面白い! これはお勧めです

俳句に興味が無い方達にも読んでほしい 投稿者 富沢 美奈子

 私は俳句を作るわけでも、興味があるわけでもありませんでした。題名がおもしろいのと表紙がかわいいので購入しました。でも、とても面白いのです。著者の「夏井 いつき」さんと同年代のせいもあって「うん、うん」と頷けるところも多いのですが、俳人と呼ばれている方がこんなにフランクだとは思いませんでした。俳句に興味のある方も無い方も読んで欲しい一冊です。ただ、勉強不足の私には理解できない俳句も多かったです。

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             斯くいう(珍念)のコメントは『蛇足』

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