« 松井須磨子に思いを馳せる | トップページ | 「人は、できることより、できないことの方が多いんだよ」。 »

「物知りの馬鹿」

     Monosiri

 子どもから百点満点のテストで10点の答案用紙を見せられたら、親はつい叱ってしまう。その時に「あと90点だね」と励ます勇気を示せるか。叱れば子どもと相対するばかりだが、希望を持って励ませば、子どもにその希望は伝わり、同じ目線で未来を考えることができるのではないか

▼英文学者の外山滋比古さんによると、19世紀以降、世の中が満点至上主義に陥り、ものを考える力や判断して理解する力を持った人が減った。満点を取ることは「頭が機械的に優秀なだけ」と喝破する

▼物知りはものを考えない傾向が強い。知識はあるが自分で新しいことを考えることができない。昔からこれを「物知りの馬鹿」と言ったそうだ。一方で、常に満点が取れる記憶力の優れた人が尊重されてきた

▼だが、コンピューターの出現で人間の記憶力の限界が露呈。近年は人工知能やビッグデータといったIT技術の発展がめざましい。記憶と再生でかなわない人間は仕事を失うかもしれない

平成の終わりまであと4カ月。その先に待ち受ける未知には借り物の知識だけでは太刀打ちできない可能性がある。これまでためた知識を忘却し、希望を持って新しいものを考える思考力を備えたい。【四季風】

・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆


Photo


           このコラム言い得て妙)

           「物知らずの馬鹿」の珍念
           希望を持って精進したい!

« 松井須磨子に思いを馳せる | トップページ | 「人は、できることより、できないことの方が多いんだよ」。 »