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「人は、できることより、できないことの方が多いんだよ」。

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                公開中の映画「こんな夜更けにバナナかよ」の中
                で、大泉洋さん演じる筋ジストロフィー患者がつぶ
                やくひと言である。その「できないこと」を補うボラン
                ティアも、作品の主役である






▼原作は渡辺一史(かずふみ)さんのノンフィクション。札幌の住宅で暮らす患者の鹿野靖明さん(2002年に死去)と、24時間体制で介助する人たちの現場が描かれる。例えば真夜中に「バナナが食べたい」という鹿野さん。「わがままだ」と感じる介助者。共感と反発が入り交じる日々だ

▼夜中のバナナはわがままなのか。「すべての介助を他人にゆだねる人間が、その主体性をどう確保するか」。渡辺さんは思索を重ねる。介助する側とされる側の、思いのずれを埋めることは容易でないが、ボランティアたちは悩みながら前に進んでいく

▼月刊誌「のんびる」(パルシステム生活協同組合連合会発行)の1月号特集は「私がこのボランティアをやる理由(わけ)」。乳児院の子どもを抱っこする「抱っこサポーター」をはじめ、さまざまな活動が紹介されていて、こんなボランティアもあるのかと、やる気を刺激される

▼登場する人たちに共通するのは笑顔だ。それはボランティアというものが、一方的に「してあげる」という自己満足感のためではなく、ふと気づけば、活動を通して学んだり成長したりしている証しだろう

できないことが多くても、できることを持ち寄って、補い合える社会でありたい。【日報抄】

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    感動しました!

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