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イカサマ注意

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           「年末ジャンボ宝くじ」の原型だとか―。江戸時代には
           年の暮れになると、神社の境内で富くじの抽せん会が
           開かれた。箱の中の札をきりで突き、1等が出ると、た
     んすなど豪華景品が当たるのだが、なかなか出ない






▼悔しがった客が札を偽造して「一が出たよ」と届けると、興行主は「いや、出ません」。「出たよ」「いえ、(もともと1等は)入ってないんです」。五代目古今亭志ん生の落語「富久」のマクラだ

▼人間の欲望が渦巻く賭け事にはイカサマがついて回る。求められるのは豊富な経験や裏の裏を読む慎重な洞察力だろう

▼以前、米ラスベガスで乗ったタクシーの運転手が、日本円にして数十億円もうけた外国人の乗客から1千万円のチップをもらったと豪語した。統合型リゾート施設(IR)ができれば日本でも起き得る。だが、うまい話をうのみにできない。観光客の射幸心をあおるご当地の定番話の可能性もある

▼「富久」は、たいこもちの久蔵が富くじで大当たりし、借金払いができると喜ぶというのがオチ。でも、お調子者で大酒飲みの久蔵のことである。当たった金を全部酒に使ったかもしれない

消費税増税も似ていないか。国は社会保障の拡充や借金払いのために税率を来年引き上げることを決めたが、その税収を超える額が景気対策に消えそうな制度設計である。カジノへ行かずとも、現実の世界は十分スリリングだ。【卓上四季】

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         珍念のコメントは『蛇足』



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