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2018年10月

「ないものはない」

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 ちょっとずる賢いあきんどをめぐる笑い話である。「ないものはない」の看板にひかれて店にやってきた客。目当ての品を告げるが、ないと言われて、なんでもあるはずだと主人に文句をつける。主人は「だから、ないもんはないと書いとるやないか」

▼落語にも同様のはなしがあったか。客を寄せるためのなかなか上手な方便に、くすりとさせられる。世の中には、言葉巧みに物を売ろうとする人がいるもんだ。そんな共通の認識が笑いの下敷きになっていようか

▼京都で、十分加熱する必要性を伝えず牛の生レバーを出したとして、食品衛生法違反の疑いで、焼き肉店の経営者らが逮捕された。店のメニューにあったという「あかんやつ」。不謹慎ながら、一瞬、うまいこと言うもんだと感心してしまった

▼明言を避け、客には、例のあれだよと分からせる。遠回しな表現がたくさんある京ことばの使い手でなくとも、ピンとこよう

▼ないものはない店とは違ってこちらは危険である。禁じられているのは食中毒防止のためだ。生肉のメニューで幾人もの命が失われた記憶はまだあせていないだろう

容疑者は「焼かなあかんやつ」の意味と話しているそうだが、メニューには加熱用もあって、苦しい言い訳に聞こえる。ひょっとして食べていいのかもという誤解はこの際、解かなければならないだろう。あかんもんはあかんと。 【中日春秋】

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           珍念のコメントは『蛇足』

昔の人はどうやって港を開いたのだろう。

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                   岸近くまで船を入らせるには、海中の大きな石を
                   のけなければならない。そこで干潮時に石のそば
                   に船を2隻寄せて、船と船の間に丸太を渡す。




 元気な者が潜って石に縄をかけ、それを丸太にくくる。潮が満ちてくると船が浮いてくるから、石もひとりでに水中に浮かぶ。後は船を沖にこぎ出して、石を深い場所に沈めればいい。

 一度の干満で運べる石は一つ。それでも根気よく続ければ、どうにか船着き場をつくることができた。明治の初めごろのことである。長崎県対馬の古老の話を、民俗学者の宮本常一が「忘れられた日本人」に書き留めている。

 気の遠くなるような時間と労力をかけて、人間は海との関わり合いを深めてきた。高知市と土佐市できょう、「全国豊かな海づくり大会」が開かれる。海との絆にあらためて思いを寄せるきっかけとしたい。

 海はさまざまな恵みをもたらしてくれるが、それだけではない。〈津波来(こ)し時の岸辺は如何(いか)なりしと見下ろす海は青く静まる〉。東日本大震災の翌年、天皇陛下が詠まれた和歌だ。時に牙をむく存在であっても、日本人が海と切り離されて生きていくことは難しい。

 魚の資源減少が言われ、プラスチックごみなども深刻さを増している。一方で多種多様な魚が泳ぎ、子どもたちの生きる力を育む場でもある土佐の海。「海から見た高知」の豊かさを大切にしたい。【小社会】

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                   このコラム『頂門の一針』痺れる!

ブラタモリ(有田特集)

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         NHKの番組「ブラタモリ」。有田町の2週連続放送と
                   あって1回目を見ていたら、案内役のタモリさんから
                   思わぬ言葉が飛び出した。「もう37、38年前、佐賀
         新聞の投書欄に載った」と




◆タモリさん得意の大学教授に扮ふんしたネタを披露した時のこと。「有田を中心とした陶磁器の変遷」というテーマでデタラメな講義をしていたら、読者から「こんなのテレビで流していいの?」と投書があったという

◆そんな記憶から「有田は思い出深い」とタモリさん。番組自体は泉山磁石場で採れる陶石がなぜ白いのか、焼き物づくりに適した地形の秘密を紹介。タモリさんは地理や地質好きで知られ、番組で「これは変質流紋岩火砕岩ですよ」と岩肌を見て即答するなどその博識ぶりに驚かされた。日本地質学会表彰を受けた番組というのもうなずける

◆きょう27日の「ブラタモリ」は有田町特集の2回目。柿右衛門さんの工房などを訪問するという。柿右衛門さんには2年半前、九州沖縄の新聞各社の文化部記者らを案内してもらったことがある

めったに見られない窯焚たき作業を見学。柿右衛門さん本人から1時間近くかけて説明してもらい、誠実な人柄に魅了された。きょうの番組でも多くの職人が手をかけた有田焼の素晴らしさ、柿右衛門さんらの創作への思いが全国の人に伝わればうれしい。【有明抄】

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    このコラム『山葵』がチョッピリ効いて
    素晴らしい!( ^ω^)おっおっおっ:

小野友五郎

   


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                           東京の南南東約千キロの洋上に浮かぶ世界自然
                           遺産小笠原。幕末、この美しい島々の帰属を巡り欧
                           米列強と の間でし烈な綱引きがあった。交渉を陰で
                           支えたのが笠間藩出身の小野友五郎だ




▼笠間城下の生まれ。幼少から数学の才に秀で天文方(かた)として幕府に出仕。測量計算の腕を買われ咸(かん)臨(りん)丸(まる)・航海長として初の太平洋横断も成功させた

▼小笠原諸島は1675年、父島に日本領の碑が建立されるも、1830年から米国人らの植民が始まり、やがて米英仏露が互いに領有権を主張し始める

▼危機感を強めた幕府は62年、友五郎を船長とする咸臨丸で外国奉行一行を現地に派遣。欧米系住民らに日本領と承諾させる一方、友五郎らは各島の海岸線・水深などの詳細な実測図を作成。幕府はこれらを米英公使らに示し日本帰属を認めさせた。各国に先駆け作成された実測図が切り札になったといわれる(藤井哲博著「小野友五郎の生涯」より)

▼北方領土への足掛かりになるかどうか。来月にも開かれる安倍・プーチン会談だ。領土問題の決着は至難だが、幕末の交渉を思えば活路も見いだせよう

▼小笠原交渉の陰の立役者は今年没後120年。北方領土の70年超の膠(こう)着(ちゃく)には泉下でさぞ気をもまれているに違いない。【いばらぎ春秋】

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       「小野友五郎の生涯」 内容紹介

                    「大海原へ出たら測量と計算ができなきゃ、船は目的地へ
                   着けねえ。それをするのはナビハートルの仕事だ。訳せば
                    航海士だな。小野先生は立派な航海士になれるぜ」



 幕末に、勝海舟、福沢諭吉、ジョン万次郎らを乗せて、太平洋を横断した江戸幕府の軍艦・咸臨丸。日本人の操縦による初めての太平洋横断という偉業を航海長として支えたのは、小野友五郎という数学者だった。

 日本独自の数学・和算の才能を伸ばし、技術者として日本の近代化につくした数学者の生涯を描く。

 得意な数学の才能を伸ばすことで、技術者として近代化に貢献し、日本とアメリカ、江戸と明治、和算と西洋数学の架け橋となった数学者・小野友五郎を主人公にしたはじめての児童書です。

内容(「BOOK」データベースより)

 幕末に、太平洋を横断した江戸幕府の軍艦・咸臨丸。航海長として航海を支えたのは、小野友五郎という数学者だった。日本独自の数学・和算の才能をのばし、技術者として日本の近代化につくした数学者の生涯を描く。子どもと大人が共有できる新しい児童文学。

 

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        斯く言う。(珍念)感動しました!

釈迦に説法

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                             「釈迦(しゃか)に説法」とはお釈迦様に仏法を説く
                             ように、あることを知り尽くした人にそれを教えるこ
                             との愚かさをたとえて言う。「孔子に悟道」や「河童
                            (かっぱ)に水練」など、同じ意味のことわざは多い



▼それを知った上であえて問いたい。入学試験で一番大切なのは「公平性」と「公正性」だ。これが損なわれれば受験生の信頼は大きく揺らぐ。入試制度に精通する省庁なのに、この基本が分からないのか、と

▼医学部入試の不正を受けて全国の大学を調べていた文部科学省は、女子や多浪生が不利に扱われたり、卒業生の子どもを優遇したりする「不適切な事例」があったと明らかにした。保護者の出身校や、卒業生や教職員の関係者かどうかを調べていた例もあった

▼しかし、大学名や校数は伏せられ、自主的な公表を促すだけ。非公表の理由をいろいろ挙げているが、これでは監督官庁の役割を果たしたとは言えまい

▼私大の入試に独自性が認められるとしても、その中身が合理的で公開されていることが前提だろう。いたずらに扱いに差を設けていいわけがない。意図的に得点を操作していた大学側の手法は言語道断だが、文科省も早急に調査内容を公表し、是正の道筋をつける必要がある

何より、出願が近づいている受験生の身になって考えてもらいたい。「説法」を受けなくても、このままでは混乱を招きかねないことぐらい自覚できるはずだ。【卓上四季】

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Kiru


   このコラム『快刀乱麻を断つ』素晴らしい!

読書の秋

Aki


        本との出会いは心を豊かにし、知識の宝庫へと
        分け入らせてくれる。そんな経験はだれでもある
        だろう。ならば図書館司書は宝への案内人だ






▼学校図書館では、児童の何気ない会話が本を探すきっかけになると、京都女子大で司書養成に携わる坂下直子さん(城陽市)は語る。学校司書を長年務めた経験からだ

▼予防注射の日。「嫌だ」と表情を曇らせる女児を「病気にならないためだよ」「目をつむったら痛くない」と友達が励ました。絵本「ちゅうしゃなんかこわくない」を探して皆で一緒に読むと、笑顔が戻ったという

▼「胸がキュンとするお話を教えて」「ほこりって何でできているの」―率直な問いほど答えに窮しそうだが、坂下さんは「疑問にとことん付き合い、力になるのが司書。その人の将来が1冊の本で変わるかもしれないから」と話す

▼各地の公共図書館は近年、レファレンス(調査・相談)に力を注ぎ、課題解決に役立つ地域の情報拠点を目指す。国立国会図書館の「レファレンス協同データベース」サイトを読むと、各図書館が利用者の調べ物相談にどう応え、何の資料で解決したか分かる。謎解きを追体験するようで面白い

▼図書館は静かに本を読み、借りるだけの所ではない。時には司書に手伝ってもらい、秋の宝探しを楽しみたい。【凡語】

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   本の虫(珍念) 『論語読みの論語知らず』 恥じています!






「ちゅうしゃなんかこわくない」 商品の説明
 ちゅうしゃはいたい。ちゅうしゃはこわい。ちゅうしゃなんかだいっきらい。「いますぐ、ここからにげだしたい」というぼくのきもちは「にゅっ」とからだからぬけだした。注射ぎらいが治る(?)絵本。穂高順也&長谷川義史のミラクルコンビがおくるホンワカ爆笑ファンタジー。

今日も、珍念のコメントは、冴えません ι(´Д`υ)アセアセ

「ウソつき(liar)」

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                          英語圏をはじめ欧州や中東において、口にしてはいけ
                          ない最大の禁句がある。それは身体や出自に関する
                          中傷などでなく「ウソつき(liar)」の言葉だという





▼はるか中世の時代から、あらゆる侮辱的な表現にも増してタブーとされ、多くの決闘の原因となってきた。裁判で決着がつかなければ果たし合いへと発展した

▼中でも英国人は、無能とか怠け者とか非難されても我慢する。しかしウソつき呼ばわりだけは許さない。国会でも禁句の4文字言葉とされ、登院停止の罰則がある

▼かのチャーチル首相も労働党の辛辣(しんらつ)演説に、口を滑らさぬようこう反論したらしい。「事実の反対をこれ以上正確に述べるのは不可能でしょう」(B・キング著「ウソをつくサル」ダイヤモンド社)

▼さて世界中の注目の的、サウジアラビア人記者の殺害疑惑事件。格闘の末に死亡させたとするサウジ政府の説明を、英仏独の3国は容認せず「信頼に足る」調査を要求した

▼一度は納得したトランプ米大統領も「明らかなごまかしやうそがある」と発言。議会側も関与が疑われるムハンマド皇太子の権力集中に難色を示した

▼サウジと12兆円の武器輸出契約を結んだトランプ氏は軟着陸を図りたいはず。しかし制裁を求める声は強くなるばかり。友好的な国々から発せられた禁句の4文字「liar」。サウジの動向から目が離せない。【越山若水】

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 コメントは『蛇足』 (^-^;

 

チコちゃん

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                          チコちゃんは、いつ叫ぶのか。テレビの前で
                          多くの人が待つ。「ボーっと生きてんじゃねーよ!」。
                          クイズの答えが誤りだったのが、決めぜりふで分かる。



 
▼雑学番組「チコちゃんに叱られる!」に登場する。NHK総合テレビで金曜日の夜に放送し、翌土曜日の朝に再び、見ることができる。昨年の特番を経て、今年四月から毎週楽しめる。着ぐるみだが、映像技術を使い、顔が変わる。

▼設定は五歳の女の子で、芸能人に問い掛ける。「運動会って何」「カメはなぜ長生き」。答えは誰もが知っているようで知らない。見る者の意表を突く。出演者とのやりとりも面白い。

 ▼NHK広報部によると、家族みんなで明るく笑える内容を目指す。子どもは世の中の不思議に興味を持つ。大人は素朴な疑問をきっかけに掘り下げる。そんな願いを込めたという。ビデオリサーチ調べの福島地区世帯視聴率で、十月六日の再放送は一週間の娯楽番組で三番目に高い18・2%だった。

 ▼「子どもがまねる」。福島市の男性は苦笑いする。本気で叱られたら身が縮む。職場ならばパワハラになりかねない。乱暴な言葉を発するのにかわいい。すっかりお茶の間の人気者になった。(あぶくま抄)

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Tico


       斯く言う。珍念のコメントは『コピベ・コピベ』なのだ
       面白くも、なんともない。ε-( ̄ヘ ̄)┌ ダミダコリャ…
       「ボーっと生きてんじゃねーよ!」叱られる・・・・

 

長生きしたけりゃ銭湯だぜ」。

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                       気の利いたポスターが張ってある。
                       うまい。座布団一枚やって」と独り
                       悦に入る脱衣所の午後である











▼コーヒー牛乳を飲んで一服。そこへ外国人客が入ってきた。観光に近いので珍しくないという。裸になるのがいやだと聞いてはいたが、昨今そんな若者は少ない。「銭湯ダイスキ」。一度入ったらやみつきになる。これぞ体験型ツアーではないか

▼ホテルの建設ラッシュが続く金沢や富山でも大浴場を備えたホテルが増えているように見える。個室にバスがあっても大浴場の魅力が勝る。疲れの取れ方が違う。大浴場がないと近くの銭湯を探して入りに行く。京都や東京では意外な北陸出身者との出会いもある

▼朝食が自慢のホテルもある。干物、海苔、卵かけご飯。これがいいと評価が高い。飯がうまくて風呂もいいなら「これって温泉か?」。お互いくつろぎを売る商売だ。ホテルと温泉の目指すものが似ても不思議ではない

▼新幹線が運んできた過当競争はまだ心配するには早い。大いに競いあってほしい。ホテルも街も、長生き目指して、セントウ開始だ。『時鐘』

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Yubi


      
        このコラム『言い得て妙』

地面師

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                      あまり聞き慣れない言葉だが、所有者や相続人に
                      成り済まして無断で土地を売り飛ばし、代金をだま
                      し取る人物や集団のことだ。積水ハウスが架空の
                     土地取引で約55億円をだまし取られた事件で、先
                      ごろ逮捕されたのは地面師グループだった。



 ◆そういった詐欺グループは、標的となる土地を探す役、所有者らに成り済ます役、偽造書類を作成する役などで構成。今回の事件では、精巧に偽造したパスポートや印鑑証明書などで相手を信用させたり、ペーパーカンパニーを駆使したりする、巧妙な手口が次々と明らかになった。

 ◆ところで一つ気になることが。地面師、詐欺師、ペテン師は、なぜ末尾が「師」なのか。その一文字が付くのは、医師、薬剤師、美容師、教師、技師など、人の役に立ったり尊敬されたりする人たちであってほしい。「師」は学問・技芸を教授する人、専門の技術を職業とする人を意味する。言うまでもないが、詐欺の手口は駆逐されるべき技術だ。

 ◆地面師の手口から、オレオレ詐欺のことを思い出した。こちらは子や孫に成り済まして電話をかけ、現金を振り込ませたりする。だれかに成り済まして現金をだまし取るのが、詐欺の常とう手段である。

 ◆「悪魔の辞典」(ビアス著)の「詐取する」の項に「人を信じ易い連中に教訓と経験を授ける」とある。そんな教訓や経験は、真っ平ごめんだ。【天地人】

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 Jiten


        悪魔の辞典   
        こぼれ話



 ▼今は昔(1970年代)、学校の山岳部の部室に、悪魔の辞典らしき落書きがあり、それは、「明るさは滅びの色であろうこか、人も山も暗いうちはまだ滅ばない。」とか、「他人の不幸は、わが身の幸福。」、「まだ行けるは、もう行けない。」などというようなものでした。

 ▼しかし、そこは、悪魔の住処のような暗く重く醜く湿って卑しい恐ろしい場所ではなく、日ごろのトレーニングや登山行動は、科学的・合理的で、アルプスとヒマラヤを目指す若いクライマーたちの、のんびり自由で明るく知的で元気な純情な青年の集会場所で、「一点突破全面展開」というような熱い落書きもあり。

 ▼それはたぶん、例えば、冬山で仲間の誰かが自分より先にダウンして動けなくなり、「おい頑張れ!もーすこしだから!」と励ましながら、じつは、(ふう、ここでぼくも少し休める、)と心の中で思っていると、自分が先に凍傷になっているのを知らずにいたとか、ロッククライミングのパートナーと結ぶザイルを、もしもの時にすぐ切ることができるようにと、ナイフをいつもポケットに入れていたけれど、ついに使わなかったとかの、そのような、プラス⇔マイナス、や、陽⇔陰をいつも背中合わせにして動いていたからなのだろうと思います。

  「善と悪」 だれでも二面性の心をもっている
 斯く言う(珍念)いっも<善と悪>が綱引きしている。
 今日も珍念のコメントは『支離滅裂』 お笑い下され~い ε-( ̄ヘ ̄)┌ ダミダコリャ

「大欲は無欲に似たり」

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                           兼好法師が徒然草に記した。
                           「大欲は無欲に似たり」。
                           この一文の意味として二つ
                           日本国語大辞典は挙げる。





<1>大きな望みを持つ者は、小さな利益に目もくれないから、欲がないように見える
<2>欲の深い者は、欲のためにかえって損をしがちで、欲のない者と同じ結果になる

 ◆同じ結果どころか、といった話だ。ありもしない土地取引に引っ掛かり、約55億円もの特別損失を出した積水ハウスである。所有者に成り済まして土地を売買する「地面師」グループの摘発は始まったが、闇に消えた金がどれほど戻ってくるか

 ◆舞台になったのは、都内品川区にある廃業した旅館の敷地だ。約2千平方メートルというから600坪余り、契約額は70億円。売りに出されないことで有名だったとはいうが

 ◆詐欺の可能性を示す情報を得ていながら、「妨害工作」として取り合わず、突っ走った。結果だけを見れば、欲に目がくらんだとしか言いようがない

 ◆だが仮に正当な取引だったとすれば逆に、迅速な意思決定が巨額の利益をもたらした、と称賛されたはずである。欲は資本主義の原動力だ。その辺の経営の機微は、大金が絡めばなおさら、何が正しいか即断しにくいところはある

 ◆ともあれ、小金とも縁の薄いわが身とあれば、「大欲は|」。分かっちゃいるけど、そうはいかないから警句は古びない。【鳴潮】

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Sakusi

人をだます

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      人をだます事件は昨今珍しくないが、中にはドラマの
      ような例もある。大正時代に断絶した宮家を名乗って
      ちゃっかり結婚披露宴を開き、多額の祝儀をだまし取
      った有栖川宮(ありすがわのみや)詐欺事件もその一
      つ。2003年に起きた。

▼▽宮家と無関係の当時41歳の男と45歳の女。大勢に招待状を送り、東京のホールを会場に芸能人も出席するなど“ハデ婚”だったようで、参加者は一杯食わされた。裁判は「新郎新婦」とも実刑。久保博司著「詐欺師のすべて」では、こうした手口は御落胤(ごらくいん)詐欺というらしい。

▼▽同書によると最も“高級な”詐欺師とされるのは「地面師(じめんし)」という。高級かどうかは別として、東京の一等地を巡る事件は被害額約55億円と途方もない。大手を手玉に取った地面師らが次々と捕まっている。開発計画の陰で何があったのか。こちらもドラマのような展開だ。

▼▽都心の古い家屋敷は開発業者には垂涎(すいぜん)の的かもしれないが、大金を積んでニセモノを掴(つか)まされた積水ハウスも功を焦った感は否めない。地面師の暗躍は東京の地価高騰も映す。17日付本紙にあるように身近を見れば特殊詐欺の被害が止まらない。私たちも気を引き締めたい。 【談話室】

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Sagici2


           詐欺師のすべて あなたの財産、狙われてます
           宅地と思って土地を買ったら、河川敷で家を建
           てられない! 大口注文を受けて納品したのに
           代金が支払われず商品まで取られた! 



 受けとった小切手を銀行で現金化しようとしたらニセモノだった!──元詐欺師や被害者、知能犯担当刑事が明かす、驚くべき騙しのトリック。「最初はまともな話で相手を安心させよ」「真実を核にして嘘を構築せよ」など、詐欺を成功させる鉄則十五箇条も紹介(絶対にマネはしないでください)。詐欺師に勝つための完全撃退マニュアル!

トップカスタマーレビュー

騙す側の手の内が 丸わかり  ふるちん

 率直に言って読んで良かった! が本音である。ここまでリアルに 詐欺師の黒いテクニックや思考回路を 騙す立場目線で解説している書籍はなかなか見当たらない。国民生活センターの実相談集なども そうだが 大抵は騙された被害者の言い分や被害の内容をベースに話が進み 今後は こういう心構えや対策を持ちましょう という展開の本が多い中 詐欺師の根本思想を体系化した 詐欺師教の経典のようで ある意味 ありがたい感覚にもなった。

詐欺の手引き書  銀次

 無銭飲食・保険金詐欺・株券の架空取引などあらゆる手法を巧妙に描いた詐欺の百科事典です。詐欺師と被害者双方のインタビューを元に筆が進むため、まるで刑事にでもなったかのように事件のカラクリが見えてきます。残念ながら著者本人は詐欺師ではないようで小切手詐欺フランク・アバネイルの暴露本のような鋭い描写はありませんが、ビジネス・出世・財テクの知恵の「量」で本書の右にでるものはないかもしれません。




Warai


            斯く言う(珍念)お喋りは人に負けないですが!
            貧乏ですので、お金は持っていませんので・・
            詐欺師に騙されることは、無いです。 

成功はアートだが、失敗はサイエンス-

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                         前書きに出ていた文句に引かれて「なぜ倒産」
                         (日経BP社)を手にした。収められているのは
                          破綻に至る中堅や中小企業の事例である










▼会社は違っても経営の失敗には似たパターンがあり、「定石」を引き出すことを狙ったという。この法則性が「サイエンス」のゆえんだ。「脚光を浴びるも、内実が伴わない」「世代交代できず、老舗が力尽きる」。実例を踏まえた定石が並ぶ

▼経営者に不可欠であろう熱意も、行き過ぎれば自滅を招くもとになる。そんなケースも出てくる。素人ながら、つくづく経営とは難しいと思う。一つのつまずきから傷口が広がる倒産の物語は、継続が持つ価値を感じさせる

▼破綻企業は、慢心や油断により経営の土台が容易にぐらつくことも教える。それだけに、成功はさまざまな条件の組み合わせ、アートのようなものという指摘も深くうなずける。県内には長寿企業が少なくない。いまさらながら、重みをかみ締める

▼静岡県のスルガ銀行が揺れている。銀行の仕事の中核といえる融資の不正横行が発覚し、金融庁から一部の業務を停止するよう命じられた。組織的と認定された不正の背景に、ノルマ達成を強いるパワハラまであったというから驚く

さらに信じがたいのは、辞任した創業家一族の前会長が公の場で説明もせず雲隠れを続けていることだ。誠実さを欠いた経営者に、「アート」は決して生み出せない。スルガ銀の失敗もそれを証明しているようだ。【日報抄】

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       「他山の石」







諫言の猛将 本多作左衛門

Sakuemon


                           徳川家康に仕えた取手市ゆかりの武将
                           本多作(さく)左(ざ)衛(え)門(もん)にはこん
                           な話が伝わる


▼ある時、浜松城近くの街道で巨大な釜を担いで行く一行に出くわした。合戦の炊き出し用にしては大きすぎる。護衛の侍に尋ねる。「お城へ運ぶのか」

▼「はい。殿がお買い求めになりました」と侍。作左衛門は「ほぉ、殿が。何にお使いだろう」。侍は答える。「何でも裏切り者を釜ゆでにするのに適しているのだとか」

▼それを聞くと、作左衛門は「なにぃ!」と形相を一変。その場で大釜を打ち壊し、あぜんとする一行に言い放つ。「天下を望むお方はいかに処罰でも人を釜ゆでにするようなまねはしない。殿には『そんな仕置きしかできぬか』と作(さく)左(ざ)が申していたと伝えよ」

▼国際刑事警察機構のトップや世界的な人気女優が突如当局に身柄拘束され姿を消したのも一種の見せしめか。お隣の大国・中国だ。大掛かりなウイグル人弾圧疑惑も取り沙汰される

▼今も昔も恐怖や見せしめでは国の統治は長続きしない。先の大釜の一件を伝え聞いた徳川幕府260年の始祖はすぐに軽率をわびたという。「一筆啓上火の用心お仙(せん)泣かすな馬肥やせ」。取手に眠る諫(かん)言(げん)の猛将はこの気配りを簡潔に説いた有名な手紙文の主でもある【いばらぎ春秋】

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本多作左衛門.

 彼が生きた時代は、戦国の世から泰平の世へと、価値観が激変した時代。時代が変れば、時代が求める価値観に沿うように生きるのが常識的な考え方だが、いつの世にもその器用さに欠ける人物はいるものである。本多作左衛門が、まさにそれに当る人物だった。

 「一筆啓上云々」の手紙でもわかるように、簡にして要を得る言動こそ武将の生き方と信じて疑うことを知らなかった「気骨の男」。是を是とし、非を非とする作左衛門の生き方は、いつしか「頑固者」として周囲の者の目に映るようになっていった。「聞き分けのよさ」が幅をきかす時代に、「君(主人)、君たらざれば、臣(部下)、臣たらず」の精神を貫いたのである。

 その場の空気、周囲の目を気にしがちな、現代人にとって耳の痛い言葉である。

 三河時代の徳川家。
 とある法令が守られず、当時徳川の名物と言われた三奉行、仏の高力清長、鬼の本多作左衛門重次、どちへんなしの天野康景が会議を開いた。

 高力「法令が厳しすぎて守れないのだ。もっと守りやすい法令に改めるべき」天野「いや、むしろ罰則を厳しくして、法令を徹底させるべきだ」じっと聞いていた作左衛門、触れ書きの板を持ってこさせおもむろにこう書いた

「まもらねば、さくざがしかる」これを城下に掲示したとたん、法令は遵守されるようになった。

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         斯く言う(珍念)のコメントは
         『恐れ入谷の鬼子母神』・・

江戸川乱歩に思いをはせる

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             推理作家の江戸川乱歩(1894~1965年)が
             いなかったら、日本に推理小説というジャンルは
             確立されなかったかもしれない。日本推理作家
             協会を設立し、初代理事長を務めた






▼筆名は米国の作家エドガー・アラン・ポーにちなむ。大人向けの幻想的、怪奇的な小説のほか、子ども向けの作品も数多く発表した。およそ現実離れした架空の物語に、子どもたちは心を躍らせた

▼代表作の一つ『怪人二十面相』は登場人物の設定が魅力的。二十面相は変装が得意な盗賊だが、人を傷つけたり、殺したりしない。事件に立ち向かうのは名探偵・明智小五郎。彼を補佐するのが少年探偵団という具合

▼戦時色が強まるにつれて、乱歩は探偵小説を執筆できなくなった。法律では禁じられていなかったものの、探偵小説はアングロサクソン的だから軍部が敵性作品だと見なすかもしれない。編集者が出版に及び腰になった

▼スパイ小説なら発表できたが、「僕は嫌いだったから書かなかった」と、乱歩は姿勢を曲げなかった。戦後、米国は探偵小説が盛んな国だから、やがて再び作品を書けるようになると思っていたという

▼「探偵小説は非常に平和な、安穏な時代に栄えるという定説がある」。そこに血なまぐさいことが起こるから小説が成り立つ。「ところが今は世間の方が血なまぐさい」。60年ほど前に嘆いた乱歩に、最近の世相はどう映るのか。【天鐘】

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           『屋根裏の散歩者』
先ほどDVDで見ました。
           明智小五郎の名推理は【立て板に水】のよ
           うに冴えていました。見応えがあってよかったです!



  【屋根裏の散歩者】あらすじ

 郷田三郎は学校を出ても定職に就かず、親の仕送りを受けて暮らしている。酒、女をはじめあらゆる遊戯に興味を持てず、この世が面白くなく退屈な日々を送り、下宿を転々としていた。

 ここで郷田は友人の紹介で素人探偵の明智小五郎と知り合い、「犯罪」に興味を持つようになる。浅草公園で、戯れに壁に白墨で矢印を描き込んだり、意味もなく尾行してみたり、暗号文をベンチに置いてみたり、また労働者や乞食、学生に変装してみたりしたが、ことさら女装が気に入って、女の姿できわどい悪戯をするなど、「犯罪の真似事」を楽しみ始めた。

 3カ月ほどして「犯罪の真似事」にも飽きた頃、郷田は新築の下宿屋、「東栄館」に引っ越した。明智と知り合ってから1年以上が過ぎ、郷田は再び空虚な時間を持て余していた。ある日郷田は偶然に、押し入れの天井板が外れ、屋根裏に通じていることに気付く。その日から、郷田の「屋根裏の散歩」が始まった。屋根裏は各部屋の仕切りがなく、節穴から同宿人たちの私生活が筒抜けだった。郷田は他人の秘密の盗み見にすっかり夢中になってしまう。

 ある日、郷田は虫の好かない歯科医助手の遠藤が口を開けて眠っているのを真上から見ているうちに、節穴から毒薬を垂らして遠藤を殺害することを思いつく。
これ以上は(ネタ)ばれですので書けません (A;´・ω・)アセアセ

鈴木るりかさん

Tanaka


                     

                          鈴木るりかさんは東京に住む中学3年生だ。
                          小学生のころから創作を始め、昨秋出版の
                          短編連作集「さよなら、田中さん」(小学館)
                          は10万部に達した






◆登場するのは貧しくても底抜けに明るい母と娘である。力仕事で暮らしを支える母を娘の目でこう表す。「冬は北風に容赦なく吹きさらされて、頬が割れせんべいみたいにひび割れることもあった」

◆人間観察が好きだという。たとえば工事現場で働く女性の携帯ストラップをふと見たら、子どもの写真が付いていた。そこから練っていったのがこの物語である。もう一つ、鈴木さんが刺激されるものがあると、おとといの本紙新聞週間特集で知った

◆それは新聞。よく読むという社会面では小さな事件記事も見落とさない。電話を受けた親がおかしいと感じ、オレオレ詐欺が見破られた事件だと、ばれた理由を伝えるたった2行から「親子の関係が垣間見えた」

◆作家デビューの時、こう話していたのを思い出す。「ちょっと笑えてちょっと悲しい、そして最後に光を感じられるような小説を書きたい」。いいことをおっしゃる

明日から新聞週間が始まる。つらい出来事や腹立たしい話が絶えないが、「最後に光を感じられるように」。小欄の勝手な標語として胸に刻んでおこう。 【正平調】

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       コラミストの筆致は、素晴らしい!
       (珍念)是非「さよなら、田中さん」
       を、熟読したい。



 鈴木るりか 「さよなら、田中さん」 (小学館)

 田中花実は小学6年生。ビンボーな母子家庭だけれど、底抜けに明るくたくましいお母さんと、毎日大笑い、大食らいで生きている。この母娘を中心とした日常の事件を時に可笑しく、時にはホロッと泣かせる筆致で鮮やかに描ききる。

「12歳の文学賞」史上初3年連続大賞受賞。5編からなる連作短編集。圧倒的小説デビュー作。 ( ^ω^)おっおっおっ

金本監督辞任

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               「的を射る」
とは、目標にうまく当てることで、転じて
              物事の要点をつかむとの意になった。真ん中に命
              中すると、「図星」をつく




▼ノーベル医学生理学賞を受賞する京都大特別教授の本庶佑(ほんじょたすく)さんは、プロ野球・阪神タイガースの大ファンとして知られる。受賞決定後、成績不振の阪神をどう再生するか聞かれ、「指揮官の交代」と答えてしまった

▼すると、10日もたたないうちに、阪神の金本知憲監督が突然辞意を表明した。契約期間は残っているが、セ・リーグで17年ぶりに最下位となった責任を取るという。本庶さんは、まさに的を射る発言をしたことになる

▼発言後、ネット上には阪神を強くする特効薬を開発してほしいとか、チームのがんを取り除いてなど、少々心ない書き込みがみられたそうだ。読んでいたなら、監督だけでなく、本庶さんもいたたまれない思いをしただろう

▼ところが、辞任会見で監督は、批判されるのは球団の宿命なので気にならず、辞任は「結果の世界だから」「巨人は3位でも辞めないといけない」と、本当に潔かった

これを見て、妙な言い方だが、いつか「アニキ」を男にしたいと思った人も多いのではないか。甲子園に戻ったら本庶さんの処方箋を生かして免疫力ならぬ統率力を高め、優勝という的を射てもらいたい。 【凡語】

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           このコラム『言い得て妙』素晴らしい!


「無知の知」

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「無知の知」を広辞苑の第七版で引いてみる。善美や徳についての無知を人間の知恵の本来のあり方とする、プラトンが示したソクラテスの根本思想、とあった

 ▼先日開かれた「徳島新聞女性クラブ」の講演で、ジャーナリストの池上彰さんが締めくくりに述べたのは、この無知の知である。知ったかぶりをしない、自分は知らないと自覚することこそが大事だと。そんな心構えを教えてくれたのは亡き父だったようだ

 ▼米寿を過ぎ、体が弱り寝たきりになった父からある日、広辞苑を買ってくるよう頼まれる。それから父は、枕元に置いて少しずつページを繰り、読み進めていたという。<小説ならともかく、辞書を読むなんて>。その旺盛な知識欲に圧倒されたと自著「学び続ける力」(講談社現代新書)に記す

 ▼大学と縁はなかったが、仕事帰りに当時一般にも開放されていた大学の図書館に立ち寄り、英語の勉強をしていたという父。学ぶことは生きることだったのかもしれない

 ▼「好奇心と向学心を持っていれば、しわや白髪が増えたとしても若さを保つことができる」。そう語った池上さんの「宝物」は、形見となった、広辞苑の第四版だという

 ▼<世界が明日終わりになると知っていても私は今日リンゴの木を植える>。池上さんは、こうありたいと願っている。小欄もこれに倣う。 【鳴潮】

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         『論語読みの論語知らず』の(珍念)
         「無知の知」を恥じています!

砂場

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                      30年ほど前、「人生に必要な知恵はすべて幼稚園の
                     砂場で学んだ」
というエッセー集がベストセラーになった。
                     米国人の著者ロバート・フルガム氏は、砂遊びで「何でも
                     みんなで分け合うこと」や「ずるをしないこと」「使ったもの
                     はかならずもとのところに戻すこと」などを学んだという



 ▼子どもは遊びの中で人との距離感を学び、集団内のルールを覚えていく。場所や道具を取り合って友達とけんかしたり、仲直りしたり―。砂場は確かに、子どもが社会性を育む人生最初の場なのかもしれない

 ▼良質な砂で子どもたちに遊んでもらおうという取り組みが棚倉町で始まった。同町一帯は古代、海底だった地域が隆起してできたと考えられている。そのため小石などが雨や風にさらされ、均等な大きさの砂が多く残った。その砂を生かそうとの試みだ

▼町内のルネサンス棚倉にはテニスコート1面分の砂場ができ、無料開放が始まった。町などは今月下旬、砂をテーマにシンポジウムを開き、砂遊びの効果について来場者と考える
▼同町産の砂は、さらさらでふわふわなのが特徴だ。童心に帰り、子どもと一緒に砂の感触を楽しんではどうだろう。きっと親子の距離もぐっと縮まるはずだ。【編集日記】

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Photo_2                  ロバート・フルガム「人生に必要な知
                  恵はすべて幼稚園の砂場で学んだ」




トップカスタマーレビュー

子供に聞いたってそう答えるよ!りたこ

•何でもみんなで分け合うこと。
•ずるをしないこと。
•人をぶたないこと。
•使ったものはかならずもとのところに戻すこと。
•ちらかしたら自分で後片づけをすること。
•人のものに手を出さないこと。
•誰かを傷つけたら、ごめんなさい、と言うこと。
•食事の前には手を洗うこと。
•トイレに行ったらちゃんと水を流すこと。
•焼きたてのクッキーと冷たいミルクは体にいい。
•釣り合いの取れた生活をすること──毎日、少し勉強し、少し考え、少し絵を描き、歌い、踊り、遊び、そして、少し働くこと。
•毎日かならず昼寝をすること。
•おもてに出るときは車に気をつけ、手をつないで、はなればなれにならないようにすること。
•不思議だな、と思う気持ちを大切にすること。
•人間も死から逃れることはできない。
•何よりも大切な意味をもつ言葉「見てごらん」

子供に答えられることがどうして大人が出来ないのか。

0903kurichan


     感動しました!

明和電機展

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                     アート作品といえば、普通は一点物。有名な作品
                     となれば高い値段が付く。バブル時代にゴッホの
                      「ひまわり」に50億円超の価格がついたことを覚
                      えている人もいるだろう





▲一方、工場で大量生産される品をアートと呼ぶことはあまりない。安い価格で効率的に生み出されるとしたら、それはせいぜいアートの複製品だろう

▲そんな固定観念を壊そうとしている現代美術作家がいる。「明和電機」というアートユニットをプロデュースしている土佐信道さんだ。長崎市の県美術館で「明和電機ナンセンスマシーン展」を11月11日まで開催中

▲自ら社長と名乗り、作品を製品と呼ぶ。人前ではいつも作業着。まるで本物の中小企業の社長のよう。そうして、魚の骨の形状をした電気コード「魚(な)コード」やメロディーを発する「オタマトーン」などのユニークな立体作品を次々と発表

▲それらを一点物にせず、外注して量産販売したり、作品を見せるパフォーマンスをしたりして、多くの人に触れてもらう。そこに土佐さんの表現活動の主眼がある

▲アートが工業製品になれば、アートは誰もが楽しめるものになる-という土佐さんの話に、そういう見方もあるのか、と思う。美術館では子どもが売店で購入したオタマトーンと楽しそうに戯れていた。芸術の秋、たけなわである。【水や空】

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不思議な機械が大集合!!「明和電機ナンセンスマシーン展」を11月11日まで開催中

  まったく役にたたない機械を作り続けて25年。世界で活躍する愉快な電気屋さん「明和電機」が開発した、およそ250点の不思議な機械が大集合する展覧会を、長崎県美術館で開催します。会期中は、ライブやワークショップ、自動演奏なども行います。

アートからエンターテインメントまで、独創的な発想と緻密なモノ作りが織りなす明和電機の世界をぜひお楽しみください。

※会場内は、写真・動画撮影が可能です(フラッシュ不可)。

|展|示|構|成|
  電磁力とモノで奏でる電動楽器「ツクバシリーズ」、声の魅力をメカニックに再現する「ボイスメカニクスシリーズ」、女性性の探求が花として結晶化する「EDELWEISSシリーズ」、そして魚というモチーフを通じて自己という存在を漁る「魚器(NAKI)シリーズ」、それぞれが独自の世界観を持っており、明和電機ワールドの多面性を存分に味わうことができる場となるでしょう。

   
  斯く言う(珍念)のコメントは (o^-^o)


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「いちじくいち」と「木のおもちゃ」

Nikah


                      6日、さてどこへ。八峰町の「〝んめもの”まつり」
                      は毎年行っているので、「思い立ったが吉日」と別
                      のイベントに向かった。  向かった先は、にかほ市
                      の「いちじくいち」。同市産のイチジクをPRするマル
                      シェ(市場)イベント。






 イチジクなら、わが家の1本も実を生(な)らせているので、わざわざ遠出をする必要もないのだが、2年前の初回に2日間で5000人を集めたと知り、どんな「市」なのか興味を覚えたのと、「ホワイトゼノア」という品種の産地が、一昨年春に知り合いに誘われて訪ねた花の集落・大竹地区で親近感が湧いたからだった。

 同市役所象潟庁舎に車を置いて、無料のシャトルバスで会場である今春閉校した旧上郷小学校へ。駐車場のグラウンドはすでに満車、校舎に入ると大勢の老若男女、家族連れで混雑していた。生イチジクの販売には長蛇の列、約600㌔は昼前に完売した。

 さまざまにイチジクを使ったスイーツをはじめ、全国から若い人に人気の飲食・物販の50店が教室や体育館に並んでおり、主催者の仕掛けの上手さを感じ、「イチジクでこんなにも人を呼べるのか」と驚いた。ジャージー牛乳を使ったイチジクソフトクリームは美味。

 過去2回は、2年前の春に閉校した旧小出小を会場にしたそうだ。いっときでも閉校舎を、その集落を輝かせ、にぎわいをもたらすイベントを企画することの意義を学んだ。

Omotya


                  「いちじくいち」の後は、由利本荘市に今年7月に
                  オープンした「鳥海山木のおもちゃ美術館」へ。





 国登録有形文化財である木造の旧鮎川小(平成16年閉校)を活用した、木と触れ合える美術館。肌触りが優しい玩具で遊べるコーナー、日本や世界の木の人形の展示、幼児が木のぬくもりの中でハイハイできる広場があり、圧巻は体育館を丸ごと使った秋田県産材による遊び場で歓声が上がっていた。

 祖父母と孫、父母と子の睦まじい姿、廊下を走る子の足音が何ともうれしかった。入館料の大人800円はちと高いか。ふと、能代山本の閉校校舎、これから閉校する学校の先はどうなのかと思案した。 【複眼鏡】

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        このコラム『頂門の一針』素晴らしい!

危ないジョーク

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                               その昔、英国の作家が世界最強のギャグを
                               思いついてしまった。あまりのおかしさに笑
                               いが止まらなくなり、彼は息絶える




▼その威力に着目したのは軍だった。対独戦線で英国兵士が、ドイツ語に訳したそのギャグを叫びながら進撃する。林に隠れていた敵の兵士が腹を抱えて爆笑しながら次々と現れ、バタバタと倒れる。英国のコメディーグループ「モンティ・パイソン」のコントだ

▼笑いで相手を倒すつもりではあるまいが、気になるジョークが目立つのは米国のトランプ大統領である。昨年まで「チビのロケットマン」とあざ笑っていた北朝鮮の金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党委員長を「美しい手紙を書いてくれた。私たちは恋に落ちた」と持ち上げた

▼金氏も負けてはいない。韓国の文在寅(ムンジェイン)大統領に、昨年まで相次いだ早朝の弾道ミサイル発射を念頭に、「もうたたき起こしません」と伝えた。北朝鮮は長い間、「ソウルを火の海にする」と脅し続けてきたのだが

▼「美しい手紙」には非核化に向けた明確な道筋でも示されていたのだろうか。北朝鮮は弾道ミサイルを全部廃棄したのだろうか。首脳たちの言葉がどこか空疎な響きを含んでいることに、不安をぬぐえない

英国のコントにはこんなオチが付く。独軍も対抗して必殺ギャグを開発するが、ドイツ人のジョークは面白くないので失敗に終わる―。つまらない冗談はかえって危ういということか。【卓上四季】

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             件の二人の腹芸の出来映えは?.
             これ以上は『蛇足』






             

匿名の封書から

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                     「(賢)様」という匿名の封書が届いた。「ある年の年末、私は
                     君の文章に泣かされた。嗚咽(おえつ)した」と書かれている
                     から間違いなく長年の読者である




◆手紙は「笑いの効用」(9月23日付)に触れ、「君は私の傷口を抉(えぐ)っている」とあり、ハッとした。小欄「引きこもり、キレる、自傷行為や自死願望…。人間のいろいろな問題行動」というくだりに、その人は「引きこもりは現代社会の不条理、不備、非道がもたらした弊害だと認識していた。それを君は人間の問題行動だと断じた」と怒り収まらぬようである

◆かつて身も心もボロボロになって、自身が引きこもり、自死の誘惑にかられたこともあると正直に吐露し、これまで心やさしき人たちに癒やされ、救われて今ある-という。それを「問題行動」だと、ひとくくりにされてはたまらないのだ

◆それは侮辱であり、どうしても容認できない。怒り込み上げる文面を追いながらとても弁明はできないと思った。その意図はなくとも、あの表現がその人を深く傷つけたのだ。他にもそう感じた人がいるかもしれない。「あのころの慈悲の心を失わないでくれ」と叱る、その人の気持ちが分かるからなおさらである

当事者の気持ちに寄り添うことの難しさ。“高み”からでは人の心を逆なでし、傷つけてしまうことを教えられた。自戒したい。【有明抄】

...。oо○**○оo。...。oо○**○оo。...。oо○**○оo。...。oо○**○оo。...。oо○**○оo。.


 珍念の脳裏にある諺が思い浮かぶ!

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       (あやまちてはあらたむるにはばかることなかれ)

        【意味】  過ちては改むるに憚ること『過ちては改むる
       に憚ること勿れ』勿れとは、過ちを犯したことに気づい
       たら体裁や対面などにとらわれず、ただちに改めるべ
       きだという戒め。 



  一言居士の(珍念)穴があったら入りたい。 ┐( ̄ヘ ̄)┌ フゥゥ~

やりがい搾取

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                 好評だったテレビドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」
                 で、主人公のみくりにこんなせりふがある。商店街活
                 性化の仕事を無料で手伝ってほしいと、店主らから
                 頼まれたシーンだ







▼「人の善意につけ込んで労働力をただで使おうとする。勉強になるから、これもあなたのためだからと正当な賃金を払わない。このような『やりがい搾取』を見過ごしてはいけません」

▼先月から始まった東京五輪・パラリンピックのボランティア募集を巡り、賛否さまざまな意見が飛び交っている。それらの声に、みくりのせりふを思い出した

▼組織委と東京都が募集するのは計11万人。1日8時間程度、10日以上の参加が原則。交通費相当として1日千円支給されるが、それ以外の交通費や宿泊費などは自己負担。都内ならともかく地方の人には条件が厳しい

▼文科省は「倫理性とともに、忍耐力、決断力、適応力、行動力、協調性などの涵養(かんよう)の観点からも意義がある」と若者の参加を促した。期間中の試験や授業日程を柔軟に変更できるよう全国の大学に通知もしている。応募者がやりがいを語るなら分かるが、募集する側が強調するのはいかがか

そこで、こんな案はどうだろう。ボランティアが足りないならまず国会議員が参加してみる。当然、その間国会は休み。猛暑の中で千円もらえ、やりがいも感じられる。その上、倫理性を養えるなんて最高ではないか。【卓上四季】

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         このコラム『的を射る』素晴らしい!






珍念の脳裏にある諺が思い浮かぶ!

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【故事成語(こじせいご)】 隗より始めよ  【読み方】かいよりはじめよ

【意 味】   大事を始める時には、まず手近なことから始めるとよいということ
         何事もまず言い出した人から実行しなさいということ
   

  あ・・これ以上は『蛇足』・・・・モジモジ(。_。*)))

「洪庵のたいまつ」

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                              小説家の司馬遼太郎さんに「洪庵のたいまつ」
                              という文章がある。江戸時代末期の医者、緒方
                              洪庵(1810~63年)の生涯を書いたもので
                             小学5年の国語教科書に載った



▼洪庵は患者を治療するだけでなく、蘭学を教える塾を開き、12カ条の訓戒をつくった。その第1条はいう。「医者がこの世で生活しているのは人のためであって自分のためではない。決して有名になろうと思うな。また利益を追おうとするな」

▼司馬さんは、洪庵は恩師から引き継いだ「たいまつの火」をいっそう大きくして弟子に移した、とたたえた。現代では医者を病院と読み替えても差し支えないだろう。私たちは病気やけがをした時、たいまつの恩恵を受けて生きてきたのではないか

▼JA県厚生連は十日町市の中条第二病院を来年3月末で閉鎖し、診療所にする方針を決めた。病院には十日町市で唯一の精神病床がある。住民団体は存続を求めて4万人を超える署名を集めた。息子が入院中の70代の女性は「私もひざが悪い。いつまで面倒を見られるか」と不安を募らせる

▼閉鎖理由は、人口減少もあり、「収益確保が困難なため」という。洪庵の戒めと読み比べると、懸け離れている。洪庵が「収益確保」の文字を見たら、何と言うだろうか

「洪庵のたいまつ」は「十六の話」という文庫本で読むことができる。わずか10ページだが、その一言一言は胸に染み入る。病院の役目とは何だろう、改めて考えてみたい。それは地域住民あってのもののはずである。 【日報抄】

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         「十六の話」
商品の説明 内容(「BOOK」データベースより)

         二十一世紀に生きる人びとへの思いをこめて伝える、「歴史から学
         んだ人間の生き方の基本的なことども」。山片蟠桃や緒方洪庵の
         美しい生涯、井筒俊彦氏・開高健氏の思想と文学、「華厳をめぐる
         話」など十六の文集。新たに井筒俊彦氏との対談「二十世紀末の
         闇と光」を収録。

トップカスタマーレビュー

清澤達夫 『十六の話』を読んで

司馬史観の真髄が書かれた本で、大いに今後の研究の道を明確にできた内容であったと、思う

アマゾネス 人生において絶対得になる本です

読んで為になるいい話があって、大変参考になりました。特に若い人は今の内
に読んでおいた方が人生において絶対得になる本です。

Te_31

騙された (-_-;)

Warai


         まんまとだまされた話を作家の遠藤周作さんが書いていた。
         民家に忍び込んだ老人が捕まったのだが、記憶を失ってい
         て自宅の住所も分からない



◆「家族に会いたいねえ」。しみじみ語る老人をテレビで見て、遠藤さんもえらく哀れんだ。2、3日後、新聞を読んで驚く。老人は実は泥棒で、とっさに記憶喪失のふりをしてごまかそうとした、とあるではないか(河出書房新社「笑って死にたい」)

◆なにが「自転車の旅」だ。なにが「日本一周」だ。真に受けた人はいまごろ「チクショーッ」と叫んでいるかもしれない。大阪府警富田林署から逃げだし、はるか山口県でついに捕まった樋田淳也容疑者である

◆“自転車の旅人”を演じていたらしい。すっかり日焼けし、ピースサインで記念撮影に応じる写真を本紙で見た。かばんには「行くぞ! 日本一周中」の紙がはりつけてあったという。よくもまあ、ぬけぬけと

◆遠藤さんははじめのうち芝居上手の老人に怒りが収まらなかったが、時間がたつにつれ、笑えてきたと振り返っている。必死の演技に「敢闘賞でも与えたくなった」と

50日近くにわたって、世間を不安に陥れた逃走犯の場合は笑いごとですまされまい。失態続きで“助演賞”の呼び声が高い大阪府警もまたしかり。【正平調】

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       このコラム『言い得て妙』




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   それにしても大阪府警の対応は?
   これ以上は【蛇足】
  

  

逃亡者・今昔物語

   
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▼▽170年余り前の江戸時代末期、一人の逃亡者が米沢に潜入した。火事に乗じて江戸の伝馬町牢(ろう)屋敷から脱獄し各地を転々としてきた男だった。とはいえ盗っ人の類いではない。優れた蘭(らん)学者で医師の高野長英である。

▼▽高野は、蘭学者が弾圧された「蛮社(ばんしゃ)の獄」で、死ぬまで獄中暮らしを強いられる永牢(えいろう)を申し渡された。脱獄後は幕府が各国に人相書きを出し、捕縛に血眼(ちまなこ)になっていた。その高野を米沢では蘭方医仲間の堀内(ほりのうち)素堂(そどう)、伊東昇迪(しょうてき)が匿(かくま)った。経緯は吉村昭著「長英逃亡」に詳しい。

▼▽堀内、伊東にとどまらず人々が各地で危険を冒してでも支援したのは、高野の学識が当時の日本に必要と理解していたからだ。現代版の逃亡者とは、この点が根本的に異なる。大阪府警富田林署から逃走し、1カ月半ぶりに山口県で身柄が確保された樋田淳也容疑者である。

▼▽自転車で日本一周をしている男と一緒だったが、この男曰(いわ)く「勝手に付いてくるので、本当は嫌だった。うっとうしかった」。まさに身勝手な逃避行だったようだ。なぜこんなことが可能だったのか、厳しく追及するべきだ。併せて住民を不安に陥れた留置管理の杜撰(ずさん)さも。 【談話室】

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                    「臍が茶を沸かす」
おかしくてたまらない
                    また、ばかばかしくてしかたがないたとえ。
                    多くは、あざけりの意をこめて用いる。

「郵便屋さん」

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                      しばらく前の本紙「海外こぼれ話」から。米国の海で釣り船
                     客が赤いハート形の瓶を見つけた。中に12年前に書かれ
                      たラブレターが入っていた。別れた男性に宛てたメッセージ
                      は「あなたを愛し、残りの人生を一緒に過ごしたい」


▼瓶を海に投じたロマンチストが「赤い」ハート形の瓶を選んだのは誰かの目に留まるようにとの思いからだろう。目立つ色である。当方はその赤に「郵便屋さん」を思い浮かべる。赤い単車や軽四が、まちを、海辺を、山みちを、ほぼ決まった時間に走る。見慣れた風景だ

▼そんな配達の現場に変化の波が迫る。総務省は郵便物の配達を原則、平日にし、土曜日はやめる方向で検討しているという。全国一律のサービスを維持するために、人手不足や需要減に対応せざるを得ないのである

▼郵便物は電子メールなどの普及で減り続け、2017年度は07年度より約2割も減った。手紙離れが進む中で、土曜日の配達をやめても大きなサービス低下にはならないということらしい

▼確かに電子メールは便利だが、気掛かりはある。先日のニュースには驚いた。ソフトバンクのシステム不具合でメール計約1030万通が436万人に届かずに消えたという。海に漂う瓶と異なり、電子の海に消えたメールは取り戻せない

1千万通の中に「愛の告白」があったとしたら、結ばれたかもしれない2人は…大切な用はやはり手紙に託すべきなのかも。82円でハートをやりとりできるなら、土曜日の寂しさは我慢できそう。【日報抄】

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Hon1


               【論語読みの論語知らず】の珍念
               筆無精(悪筆)ですのでハガキは
               あまり書きません反省し恥じています!
 

 

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