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「牛は水を飲んで乳とし、ヘビは水を飲んで毒とす」

            
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  同じ物が使い方によって有益にも、有害にもなるということわざだが、人間の物差しで測られたのではヘビも不満に違いない

▼詩人のアーサー・ビナードさんはヘビを「ちょっとおっかない師匠」と呼ぶ。ふるさとの米国ミシガン州の森には毒を持つガラガラヘビがすんでいるので、入る時は足元に注意を払う。すると、キノコに気付いたり、クマの足跡を見つけたりできるからだ

▼ビナードさんは、マムシに同情する。毒蛇なので忌み嫌う人が少なくないが、好きこのんで人間をかむのではない。鈍感な人間がずかずかと森へ入ってきてマムシを踏んづけるから、自己防衛せざるを得ないというのだ

▼十日町市にある「絵本と木の実の美術館」に、ビナードさんは絵本作家の田島征三さんと一緒に「巨大マムシトンネル」という作品を制作した。竹で作られた65メートルのマムシの口に足を踏み入れると、丸のみされたカエルになった気分である

▼ビナードさんが文、田島さんが絵を担当し「わたしの森に」という絵本も出版した。マムシの目で見た雪国の美しい風景が、力強い筆致で描かれている。ページをめくっているうちに、いつの間にか爬虫(はちゅう)類になったような気がした

世界を見る視点をがらりと変えるのも、優れた芸術作品の力だろう。「脱皮」にはヘビが古い皮を脱ぐほかに、人間が古い考えを捨てるという意味もある。時には脱皮して詩人の感性に身を任せてみてはどうだろう。【日報抄】

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Ebi


  

        斯く言う(珍念)エピの脱皮が脳裏に思い浮かぶ!



.※なぜ日本では「エビ」はおめでたい席、お節料理・とくに結婚式などに多く用いられるのか。それは、たいていの生物は秋になると枯れたり、衰えていきます。木の葉など秋になると紅葉して枯れてしまう。

※ところが、エビという動物は、そのようにたいていの生物が衰弱していく秋になって殻をぬぐというのです。殻をぬいでいちだん大きく成長していく。この殻をぬがなければ死んでしまいます。だから、婚礼のときにエビを使うのは、エビのように夫婦はいつも新鮮であってほしいという願いが込められているのです。

※ともすれば、私たちは惰性に流されやすく、成長への脱皮をはかることは難しいものです。エビで祝って、結婚しても、新婚早々のころは生き生きと、これ以上の幸せはないといった毎日です。 が、いっしか喧嘩が始まって「出ていけ」(出ていく)というように成りかねません。

※ゆえに・・家庭にあっても、職場においても、日々の活動にあってもエビのようにたえず自己の殻を打ち破っていく努力を怠っては成らないと、思います。 (*^.^*)

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