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天候とからだの関係 

Kayama1

   






 




▼全国のあちこちから大雨やそれによる被害が聞こえてきて、心配が募る。私が住む東京も、梅雨が明けたのに天候が不順だ。


 ▼診療所に行くと、若いドクターたちが話している。「昨日は“ふらつき”の患者さんが多かったけど、台風が近づいてることと関係してるんですかね?」「今日は湿度が高いせいか、せき込みを訴える患者さんが多いよ」

 ▼「天候とからだの関係」について多くの医者が調査や研究をしているが、まだこれといった決定的な理屈は分かっていない。ただ、「雨の日は古傷が痛む」とか「低気圧が来ると頭痛がする」という経験をした人は少なくないだろう。気圧や気温の変化による不調を「気象病」と名づけ、その診断と治療を行っている医者もいる。

 ▼「気象病」が本当にあるのかどうか、私はよく分からない。ただ、診察室で「天気が変わりやすいので何となくだるくて」と話す人には、「そういうこともあるでしょうね」と認めることにしている。科学も大切だが、本人のからだがそう感じているということがいちばん大切だからだ。

 ▼東日本大震災の後、「地震が近づくと体調が悪くなる」と言う人に会った。地震の揺れによる“地震酔い”ではなく、何となくめまいがすると思っていると、直後に地震が起きることが多いそうだ。「それって予知能力ですか」ときくと、「そんなふうに言われると困るんだけど。

 ▼でも、実際にからだが地震の直前に反応するんですよね」と言っていた。これも理屈では説明できないが、私は「まあ、そういうことがあってもおかしくないかもしれない」と言葉通りに受けとめておいた。

 ▼私自身はそういった敏感さからほど遠い人間で、天候が多少変わってもからだは何の影響も受けない。でも、冬の関東のいわゆる“からっ風”には弱く、「ああ、外に出たくない」とやや気持ちがめいることがある。

 ▼おとなになれば「今日は雨なので会社に行けません」とか「湿度が高いので家で寝てます」というわけにはいかない。雨ニモマケズ、風ニモマケズ、出勤し、家事をこなさなければならない。でも、ときには天候を理由にちょっとくらいワガママを言ってみてもよいのではないか。

 ▼「気圧が低い日は料理の手を抜く」とか「気温が高すぎる日は残業を絶対しない」とか。もちろん、大きな被害が出るほどの荒天は困るが、ときには天候を理由に自分を少し甘やかしてもよいのではないか、と思うのだ。(精神科医)

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              珍念のコメントは『蛇足』






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