« 鬼になる親 | トップページ | 「あなたは女心が分かっていないみたいですね」。 »

「ブラック・ジャック」

                  Photo_3




  手塚治虫の傑作医療漫画「ブラック・ジャック」無免許で、法外な治療費を要求するのだが神業のような手術で命を救う天才外科医。そんな主人公を支える「名助手」と言えばピノコだ

▼彼女は本来、葬り去られる命だった。双子の一人として生まれることができず、姉の体の中で18年間もばらばらになって存在。除去を依頼されたブラック・ジャックだったが、組み立ててこの世に誕生させた

▼見た目は幼児でたどたどしい言葉遣いでも、レディーを自認するピノコは恋もすれば、機転によって手術を手助けする。作品を深く彩るこのキャラクターは、命の尊さを体現している

▼現実世界では、命をないがしろにすることがどうしてこんなに起きるのか。最近では東京の虐待、衰弱死だ。「もうおねがい ゆるして ゆるしてください」。5歳児の文章に胸が詰まる。必死だったろう。何も悪いことはしていないのに

▼本県でも悲しい事件が起きた。1歳児が十分な食事を与えられずに死亡。一人で育てていた父親が、保護責任者遺棄致死容疑で逮捕された。投げやりになってしまったのか。生まれたときは愛情で包んだだろうに

ピノコが見たら「助けてあげて」と叫んだろう。でも、非道な親の所業は天才医師でも救えない。救えるのは誰か。メスのように鋭い問いが突きつけられている。【風土計】

☆*:;;;;;;:*☆*:;;;;;;:*☆*:;;;;;:*☆*:;;;;;:*☆*:;;;;;;:*☆*:;;;;;;:*☆*:;;;;;:*☆*:;;;;;:*☆*:;;;;;;:*☆*:;;;;;;:*☆*:;;;;;:*☆*:;;;;;:*



珍念の脳裏に「ブラック・ジャック」の逸話が思い浮かぶ。

         Photo_5




 ある時、恩師が急死しブラック・ジャックが手術して奇跡が起こり蘇生しましたが、間もなく死亡。なぜ手術は成功したのに亡くなるとは!

 ○そんな時、恩師の言葉が聞こえてきました。「人間が生き物の生き死にを自由にしようなんておこがましいとは、思わんかね」生命には目的がある。その目的を終えた生命はさっさと死の向こう側へ旅立ってしまう。それを何とかこちら側に引き留めようと奮戦するブラック・ジャックの姿は、もしかしたら、生者の勝手な傲慢なのかもしれない。

 

 今日も(珍念)のコメントは『支離滅裂』 ┐( ̄ヘ ̄)┌ フゥゥ

« 鬼になる親 | トップページ | 「あなたは女心が分かっていないみたいですね」。 »