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若旦那の恋煩い

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  ▼落語「崇徳院」は、若旦那の恋煩いを解決するため熊さんが相手の女性捜しに奔走する話だ。恋の病だと打ち明けられた熊さん。笑いをこらえ「あるという話は聞いてますけどね。その病にかかった人に会うのは、あっし初めてだ」

 ▼劇作家として活躍した寺山修司も、後に妻となる女優の九條映子さんにそんな恋煩いをしたのだろうか。前橋文学館で7月10日まで開催中の企画展で、寺山が九條さんに宛てたラブレターが展示されている

 ▼1960年、映画監督の篠田正浩さんの紹介で会い、交際が始まった。寺山が書いたラブレターには、なかなか会えない恋人に思いを募らせる素直な気持ちがあふれている

 ▼〈帰ってきたらしたいことが一杯ある。立てたい計画も一杯ある。これから毎日手紙かくつもり〉。別の手紙には〈あさってまた逢あえる。一日ゆっくり二人きりですごせたらどんなにいいだろう〉とつづる

 ▼2年後、谷川俊太郎夫妻を仲人に結婚式を挙げた。「きみが歌うクロッカスの歌も新しき家具の一つに数えむとする」。当時詠まれた歌からは新たな生活が始まる喜びが伝わってくる

 ▼劇団活動の本格化に伴い二人の時間はなくなり、九條さんの申し入れで70年に離婚。だが、その後も同志として寄り添った。寺山は47歳で亡くなるが、傍らにはいつも九條さんの姿があった。【三山春秋】

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         珍念 感動しました!






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