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『「文系バカ」が、日本をダメにする』

産経新聞(編集者のおすすめ)AI型・知的生活」実践録

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 ▼著者の高橋さんに『高橋流・知的生活の方法』のような本を書いていただけないかとお願いしたところ、「僕は本なんか読まない。読むのは論文だけ。子供の時も教科書はもらった初日に読んだらみんな頭に入ったから…」とか。

 ▼「知的生活」といえば、普通は「読書」重視で、最近小社から新装版として刊行した『渡部昇一 青春の読書』のような世界です。しかし、高橋さんの場合は「AI型・知的生活の方法」とでもいうのか、ひと味違います。

 ▼中学時代、東大受験レベルの数学問題をスラスラと解き、東大理学部数学科&経済学部に進学。ゼミ以外授業には出ず、深夜の公園を彷徨(さまよ)いながら頭の中で美しい数式の世界を思い描き、のぞき専門の痴漢と誤解されたことも?

 ▼そんな「変人」が、法学部出身でなければ人に非(あら)ずの大蔵省(財務省)に入省。郵貯の金利計算の修正をはじめ数的思考力を駆使して省内改革に邁進(まいしん)。さまざまな摩擦や抵抗にあいつつも、独特の知的生活を実践してきました。

 ▼本書では、高級官僚、政治家、マスコミ人に巣くう理系知識ゼロで感情論を優先させがちな「文系バカ」が、「モリカケ」「安保」「AI」報道などで見当違いの愚論を撒(ま)き散らして日本を危うくしていると指摘。

 ▼だから、論理的思考力や数的処理能力で「文系バカ」に勝る「数学バカ」「理系バカ」が、もっとそれらの分野に進出しないと日本は大変なことになると結びます。ユニークな政治・教育論であり愛国・憂国の書です。

『「文系バカ」が、日本をダメにする なれど“数学バカ”が国難を救うか』 カスタマーレビュー
 

何も怖れない毒舌ぶり  投稿者  陽叛児

●高橋洋一の著書は、彼の財務省退官以降すべて読んでいますが、いつも、目からうろこで、本質だけを鋭く突く論考に感心しています。知り合いの数学者に、雑音に惑わされずに、本質だけを語る学者がいますが、高橋洋一も数学者として、そのような訓練を続けたのでしょう。

●どの論考も読みやすいですが、第3章AI論で、「シンギュラリティが来る」は無知な評論家の錯誤に過ぎないというくだりはいつも胸奥でもやもやしていた気分が、すっきり、晴れた気分です。こんなはっきりした主張は、プログラムを組んだ経験のある高橋洋一にしかできない。

●また第4章ブロックチェーン技術についての評価も適切でこの技術が、大きな社会インフラになる可能性を、多様な例をあげながら、論証しています。経済学者やマスコミや官僚の発言が、信用できない混沌とした現在、高橋洋一は、時代の本質を鋭く突く、数少ない論客です。

●財務省退官後、高橋洋一の分析と予測が外れたことは、ほとんどありません。最近は、「高橋洋一はどう判断しているのだろう」という事が私の、判断のメルクマールになっています。本のタイトルは、出版社が売るために軽いですが中身は本格的です。お勧めします。

 斯く言う(珍念)のコメントは『蛇足』 (*^ω^*)ノ彡

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