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人権意識

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         最近、読んだエッセーで大きなショックを受けた。


         「文豪文士が愛した映画たち」(ちくま文庫)に掲載
         されていた日本推理小説の父・江戸川乱歩の作品
         (昭和31年)だ。





 来日したサスペンス映画の神様といわれたヒッチコック監督と乱歩らが座談会をした。その中でヒッチコックが、創作した小話を披露する。

 概略はこうだ。南米を旅している一人の男が、豪邸に泊めてもらう。暗い夜に寝ていると若い娘が忍び込んできて、男とねんごろになる。

 実はその女性はハンセン病だったという落ちを話すと、聞いていた「女たちはキャーと悲鳴をあげた。男たちも大声で笑いながら、胸をムカムカさせた」と乱歩は記述する。

 ハンセン病について差別的な内容すぎてあぜんとしてしまった。しかも、尊敬するヒッチと乱歩が、と驚いたが、これが60年前の人権意識なのだろう。

 今の時代では考えられない。一昔前と比べ日本を含め世界中で格段に変化、いや進化しているのは人権意識ではないだろうか。セクハラ、パワハラを擁護する人々は、進化できない恐竜のようなものかもしれない。【国原譜】

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Kyoryu


 恐るべし蘇る、恐竜
      
これ以上は 『蛇足』

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