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高畑勲さんに思いを馳せる

     「鳥獣人物戯画」
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     日本でマンガやアニメが盛んなのはなぜか。
     外国でそう質問された時に「鳥獣人物戯画」
     や「信貴山縁起絵巻(しぎさんえんぎえまき)」
     など12~13世紀の絵巻物の縮刷版を見せ
     ると納得してもらえるそうだ。




 先月他界したアニメ映画監督の高畑勲さんが著書で語っている。昔の絵巻物には今のマンガやアニメにつながる原点が垣間見えるという。そうした土壌をさらに豊かにしたのが高畑さんの一生だったのかもしれない。

 盟友宮崎駿さんとスタジオジブリを立ち上げ次々と名作を生み出した。真骨頂は綿密な取材に基づく作品づくりだ。戦争の悲惨さを描く「火垂(ほた)るの墓」はB29爆撃機の飛行や焼夷弾(しょういだん)の落下の様子を調べ抜いた逸話が残る。

 晩年の「かぐや姫の物語」は手描きの線で表す花鳥風月が美しい。立体的なコンピューターグラフィックスが主流の時代に新風を吹き込んだ。完成までの最後の1カ月は作業が深夜に及んだ。「この世に生まれたのだからしっかり生きろ」。生前のメッセージに通じる。

 幼少期に空襲を体験し平和への思いも強かった。戦争をしないための最後の歯止めとして、憲法9条の大切さを繰り返し強調していたことが印象深い。

 先日、東京の三鷹の森ジブリ美術館で、お別れの会があった。宮崎さんは「僕らは精いっぱい生きたんだ。ありがとう」と声を詰まらせた。巨匠が命を注ぎ込んだ作品はいつまでも生き続けるだろう。【南風禄】

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      「かぐや姫の物語」
 内容紹介  高畑勲監督14年ぶりの最新作。

      姫の犯した罪と罰。」 スタジオジブリが描く真実(ほんとう)のかぐや姫

 竹の中から生まれ、すぐに成長して美しい娘に育ち、求婚者たちを次々と振ったあげく、満月の夜、迎えにきた使者とともに月へと去ってしまう――かぐや姫はいったい何のために地球にやってきて、なぜ月へ帰ることになったのか。この地で何を思い生きていたのか。かぐや姫の罪とは、その罰とはいったい何だったのか。本作『かぐや姫の物語』は、誰もが知る“かぐや姫"の筋書きはそのままに、誰も知ることのなかったその「心」を描くことで、日本最古の物語に隠された人間・かぐや姫の真実が描き出されました。

 本作の監督は、「アルプスの少女ハイジ」「赤毛のアン」『火垂るの墓』『おもひでぽろぽろ』…日本のアニメーションの礎を築いた多くの作品を生み出したアニメーション映画監督・高畑勲。その高畑監督14年ぶりの最新作となります。既成のアニメーション映画の枠組みを超えた作品を生み出し続ける高畑監督のこだわりによって、デジタルならではの技法を極限まで追求した作品となりました。



Ti1


     斯く言う(珍念)小学4年生のころ、ウォルト・ディズニー
     の【砂漠は生きている】を見て感動し、僕も大人になった
     ら、素晴らしい映画を作ると決意しましたが、まだ実現して
     いません。 反省し・恥じています!

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