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不思議な脳

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      新聞をこの第1面からめくったとき、2面と3面どちらに目が
      いくでしょうか。つくる側から言うと、二つの面にきっちりした
      性格分けはない。それでも目立たせたい記事は、左の3面
      に置くことが多い






▼「人は左に目がいくものだ」と若手のころに教わった。言われれば、そうかも。悪く言えば「なんとなく」の感覚である。確たる理由を持っていないのだが、脳研究者である池谷(いけがや)裕二さんの著書に、なるほどと思う説明がある

▼一般に右利きの人は視野の左側を重要視する、とある。だから魚料理は頭を左に置いた方が食欲をそそるし、商品は棚の左手に並べた方が売れるそうだ。それを考えると、身だしなみは相手から見て左、つまり自分の右側に気合を入れるといい(著書「自分では気づかない、ココロの盲点」)

▼それが脳のクセなのだという。ここでその本から一つ出題。目の前に異性のAさんとBさんそれぞれの写真があります。好みの方を差し上げますと言われたのに、すり替えて渡されたら、あなたは「違う」と気づくでしょうか?

▼実験すると8割以上の人が気づかない。その上「なぜその人がいいの」と問われると、違う写真を手に「丸顔で優しそうだから」といった具合にもっともらしく答えてしまう。脳は理由を問われると「作話」するものだ、と池谷さんは解説する。要はでっち上げる。困った脳だ

▼おのれを守るため、そう進化したのだろうか。脳がどれほどお調子者であるか、国会中継が一番の教材といえる。【日報抄】

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Ani017


       このコラム『言い得て妙』




「自分では気づかない、ココロの盲点」 商品の説明 内容紹介

 脳にそなわった「勘違い」する思考回路──「認知バイアス」の不思議な世界をクイズ形式で体感

 たとえば買い物で、得だと思って選んだものが、よく考えればそうでなかったことはありませんか。こうした判断ミスをもたらす思考のクセはたくさんあり、「認知バイアス」と呼ばれます。認知バイアスは、無意識のうちに勘違い、判断ミスを引き起こす、いわば思考の錯覚。その不思議な世界を気鋭の脳研究者がひもときます。身近な人間関係に役立つだけでなく、実際に、商品開発やマーケティングにも応用されている認知バイアス。

 その古典例から最新例までクイズ形式で実感することで、自分の持つ思考のクセだけでなく、他人のココロの動きまで分かります。〈本書は、単行本『自分では気づかない、ココロの盲点』(2013年12月、朝日出版社刊)をもとに全面改稿、内容を3倍に増やし(30項目→80項目+付録)、新書化したものです〉

トップカスタマーレビュー

認知バイアスの辞書  投稿者 santa

 「はじめに」にも書いてある通り、認知バイアスの辞書として活用しています。いつでもスマホで検索・参照できるようKindle版を購入しました。狙い通り、日常で遭遇する「あ!これ認知バイアスだ!なんて言うんだっけ・・・」という時にさっと調べられます。

 ネットで調べても見つかる認知バイアスももちろん多数ありますが、この本の良いところは掲載されている数百に及ぶ認知バイアスの全て、代表的な根拠となる「論文(ソース)」が示されているところです。日常で遭遇するの自他の「ココロの盲点」をメタ認知できるようになり、世界を観測する主観の次元が広がりました。

やわらか頭で脳の不思議を語る  投稿者 夢人VINEメンバー

 「これがブルーバックス?」と思ってしまうほど,やわらかな頭な脳科学の本。「認知バイアス」と称する脳の不思議な働きについて,クイズ・バラエティよろしく,具体例を挙げて問題形式で解説しています。解説と言っても,脳にはこんな凄い機能があるんだ・・・という視点ではなく,目の錯覚を利用したトリック・アートと同じ視点から,脳には物事を都合よく解釈するバイアス機能があるという解説です。

 「なんだ,脳は意外に単純なんだな,そりゃあAIにも負けるよね」と考えるのは早計で,都合よくバイアスをかけて見るからこそ,複雑な画像や物事の大枠を瞬時に把握したり,パターン化して「直感」に近い形で的確な判断も下せるわけです。チェスや囲碁で人間に勝ったり,膨大なデータを解析する等,特定の分野に絞ればAIに分があっても,総合力で見れば,AIはまだ人間の子ども並みなんだとか。じゃあ,その差は何かと言うと,例えば,本書で解説されている「認知バイアス」なのかな,と。

 脳には認知バイアスという凄い機能があるんだけど,そのおかげで目の錯覚とか先入観いう副産物もあるんだ・・・そんな風にとらえるのが良いのかもしれません。専門的なことをたくさん述べているんですが,文体も平易ですし,具体例&問題形式なので,何のことを解説しようとしているのかイメージしやすいのが良いです。ユーモアたっぷりの服部公太郎さんの挿絵も楽しいです。これはお薦め。

 斯く言う(珍念)のコメントは【オチ】が冴えません・・・ (A;´・ω・)アセアセ

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