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「ある小官僚の抹殺」

 


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  松本清張の初期の短編「ある小官僚の抹殺」は、汚職事件に関与したノンキャリア官僚の死の真相をめぐる推理小説。社会派と呼ばれた作家らしい筆致で、権力と職務のはざまで苦悩する役人の末路を描く

▼巻き込まれた下級官僚は死に追いやられ、政治家や高級官僚は巧みに追及を逃れる。半世紀以上前の作品の描写は「昭和」そのものだが、主題は古びていない。どこかで聞いた現在進行形の話のようで読後の味は苦い

▼加計学園問題で「首相案件」と書かれた文書が焦点となった11日の衆院予算委の集中審議。相手の自治体が面会記録を残しているのに官僚の答弁は「記憶にない」「すでに破棄」の連発だった

▼一流大学を出て各省庁で競争を勝ち抜き、国会答弁に立つまでに出世したキャリア官僚の仕事ぶりがそれほどいいかげんだと本気で信じる人がいるだろうか

▼安倍晋三首相は2014年、テレビ番組「笑っていいとも」に出演し、03年に当時の小泉純一郎首相が電話出演した際の会話内容を詳しく語って司会のタモリさんを驚かせた。「そういう記録は全部残ってるんですね、やっぱり官邸には」とうれしそうに語る様子がネット上に残っている

バラエティーの会話記録があるなら職務上の面会記録も残っているはずだ、やっぱり官邸には。心ある官吏は早く思い出してほしい。【大弦小弦】

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 Giwaku


       
      さて、結末は?






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