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「左手のピアニスト」

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          世界を飛び回っていたピアニストの右手が16年前、突然
       使えなくなる。「さぞや絶望したでしょう」と周りは尋ねる
       が、本人はそう感じていなかった。現在「左手のピアニス
       ト」として活躍する舘野泉さん(81)である。




▼▽原因は演奏中の脳出血だった。舘野さんは現実を受け入れ、再起を期す。倒れて2年後の2004年には復帰を果たした。その舘野さんが8日、庄内町の響ホールに登場した。自ら曲作りを委嘱した協奏曲や独奏曲を左手で一心に弾く姿に、会場からはすすり泣きも漏れた。

▼▽著書「絶望している暇はない」で舘野さんは最近の心境をこう記す。「僕は右手を奪われたんじゃない。左手の音楽を与えられたのです」。だが「左手だけでも音楽ができる」という境地に辿(たど)り着くまで逡巡(しゅんじゅん)がなかったわけではない。決心のきっかけは長男の気遣いだった。

▼▽発病から1年余りして、長男がピアノの上に左手の曲の楽譜をそっと置いてくれた。見た瞬間、舘野さんは目の前に大海原が現れたような感覚に襲われ「左手一本」の世界が開けたのだという。その長男こそ、山形交響楽団第2バイオリン首席奏者の舘野ヤンネさんである。 【談話室】
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0903kurichan


         珍念、感動しました!

         1日練習しなければ自分に分かる。
         2日練習しなければ批評家に分かる。
         3日練習しなければ聴衆に分かる。

       アルフレッド・コルトー(フランスのピアニスト)

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