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「若杉裁判長」

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               「文藝春秋」創設の作家・菊池寛に「若杉裁判長」という
               小説がある。主人公は罪を悔いる被告人にことごとく寛
               大な判決を出す温情派判事。そんな判事がある時、自
               宅で泥棒に入って来た男と鉢合わせ。緊迫のにらみ合
               いとなる






▼危うく難は逃れるものの、出産間もない妻は恐怖で体調を崩し幼子3人も心に傷を負う。「自分は法廷でかしこまっている犯罪者しか見てこなかった」。この後たわいもない恐喝事件を起こした中学生の裁判で誰もが予想外の実刑判決を言い渡す-。理想主義を疑う文春ジャーナリズムの生みの親らしい物語だ

▼どんな凶悪犯も法廷では大概罪を悔い更正を誓う。刑を少しでも軽くしたいからだ。が、そんな常識を覆す事件が10年前あった。死者2人・重傷7人に及んだ土浦・荒川沖の連続殺傷事件だ

▼犯人の当時24歳の男は事件の動機を「死刑になるため」と言明。水戸地裁で死刑判決を受け約5年後、望み通り刑を執行される

▼判決文には「被告の希望通りの判決には複雑な心情もある」の文言もあった。この裁判長の揺れる内面は菊池寛でも物語にするのは至難だったに違いない

▼狂気の無差別殺人はどうすれば防げるのか。物語のような落着への筋は今も見えていない。(いばらぎ春秋)

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               菊池寛の筆致は、素晴らしい!

               珍念、先ほど「若杉裁判長」を二度読みました。
               これ以上は『蛇足』・・・・。

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