« 「ゆかいな誤変換」 | トップページ | 合言葉 »

「血のひとしずく

Gataka


            血液や尿の一滴でその人物のすべてが評価される
            近未来を描いた映画に「ガタカ」がある。元エリートの
            水泳選手から血や尿の提供を受けつつ主人公は宇
            宙飛行士を目指す。



 ▼知力や運動能力まで血や尿で分かってしまうという世界は目下のところ映画の中にのみ存在するが、現在の医療レベルでも病気や病気の兆候はかなり早期に見つかる。合併症などで死に至る場合もある糖尿病や過度の飲酒による肝機能の異常や一部のがんなどだ。

 ▼認知症の一種のアルツハイマー病の原因物質が、脳に蓄積しているかどうかを簡単で人体に負担をかけず調べられる検査法を国立長寿医療研究センターや島津製作所などのチームが開発したという。必要なのはわずかな量の血液だけだ。

 ▼開発チームには、ノーベル化学賞受賞者の田中耕一さん(島津製作所シニアフェロー)も所属する。アルツハイマー病患者や健康な人を含む日本と豪州の60~90歳の男女計232人を対象に、この手法を使って調べたところ大がかりな検査結果と約90%一致した。

 ▼高齢の認知症患者は国内で500万人以上もいるとされ、今後も増え続けて2025年には実に約700万人に達する見込みだ。アルツハイマー病はその6割以上を占める。患う本人も介護する肉親にとっても不安で悲しい病気である。

 ▼動脈、静脈、毛細血管をつなぐと約10万キロ、地球2回り半のパイプラインを流れる血は情報の宝庫なのだろう。それで人間の能力を測るような近未来は御免被りたい。だが病気の治療や予防に役立つならば積極的に活用したい一滴である。【くろしお】

:;;;:+*+:;;;:+*+:;;;:+*+:;;;:+*+:;;;:+*+:;;;:+*+:;;;:+*+:;;;:+*+:;;;:+*+:;;;:+*+:;;;:+*+:;;;:+*+:;;;:+*+:;;;:+*+:;;;:+*+:;;;:+*+:;;;:+*+:;;;:+*+:;;;:+*+:;;;:+*+

「ガタカ」商品の説明 内容紹介

残酷なまでに美しい未来‥愛だけでは君に届かない。

【ストーリー】
 DNA繰作による優秀な遺伝子を持った“適正者”によって、自然な出産で生まれた人間が“不適正者”として支配される近未来。不適正者として生まれたビンセントは宇宙飛行士を夢見ていたが、それは不適正者ではかなわぬ夢だった。しかし、彼は自分の運命を変えるためDNAブローカ一の紹介でジェロームという青年の適正者IDを買い取る。ジェロームになりすまして宇宙局ガタカの局員となったビンセントはついにタイタン探査船の航海士に選ばれる。だが出発間近に上司が何者かに殺された事件でビンセントの髪の毛が発見された事から、正体発覚の窮地に立たされる。ビンセントの素性に疑いを抱く女性局員アイリーン。更にエリート捜査官となった弟のアントンの介入で、彼はますます窮地に追い込まれる。

珍念の脳裏に『諸刃の剣』の諺が思い浮かぶ!


ラスト・チャンス
 ぼくらは欲望のままに物質の豊かさを求めて、わき目もふらず突っ走ってきましたが、いまがここらで立ち止まって周りを見渡す最後のチャンスではないかと思います。
(『ガラスの地球を救え』より)

Photo_2


     メトロポリス















 最先端の科学を手にする、ということは「力」を手にする、ということです。
そして人以上の「力」を手にした時、そこに「慢心」が生まれ、「人より強い=人より偉い」という 間違った考えに支配されがちです。

力を支配するために使うのではなく、弱い者を支えるために使おうとする「心」の発展が進んだら、その時、科学の発展を本当の意味での「進歩」と言えるようになるのかもしれません。 (手塚治虫)

« 「ゆかいな誤変換」 | トップページ | 合言葉 »