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ムーミン谷はいずこ

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             ムーミンはどこに住んでいるのか-。大学入試センター試験の
             地理Bで人気キャラクターを取り上げた出題は、受験生に戸惑
             いを広げた。北欧三カ国の共通性と違いを問う問題で、ムーミ
             ンとフィンランド語の組み合わせを正解とした。





 ムーミントロール、ノンノン、ミイ、スナフキン…。テレビアニメで見たムーミン谷の仲間が懐かしい。子ども向けなのに決して明るい内容だけでなく、生きていくことの寂しさや世の不条理も描いた。生みの親のトーベ・ヤンソンは、試験問題とされたことに天国でどんな顔をしているのだろう。

 ムーミンで思い出すのは、震災の年に本県出身の作家大野更紗[さらさ]さんが発刊したエッセー「困ってるひと」(ポプラ社)だ。中通りの山あいにある実家の辺りを「ムーミン谷」と書いた。自然に囲まれた地で育ったからこそ、多くの読者を獲得した独特の文体が生まれたに違いない。

 入試問題での反響にフィンランド大使館はツイッターで「受験生の皆さん、これを間違えても人生はまだこれから。応援してるよ!つぇんぴあ!」とつづった。「つぇんぴあ」はフィンランド語で「頑張って」の意味だ。神対応で受験生の背中を押した。(あぶくま抄)

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       このコラム『言い得て妙』

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