« 2017年10月 | トップページ | 2017年12月 »

2017年11月

笑顔

        Ronpa_2




   かつて、「ロンパールーム」という子ども向けのテレビ番組が長く放映されていた。
最後のコーナーでは、進行役の“お姉さん”が手鏡を持って、こう言う。
「鏡よ、鏡よ、鏡さん。みんなに会わせてくださいな……」


▼そして、お姉さんがテレビを見ているであろう子どもたちに笑顔で呼び掛ける。「○○君、〇〇ちゃん、元気かな?」。思いがけず自分の名前を呼ばれた子は、驚きながらも、きっと笑みを浮かべたことだろう

▼ある会合で、飽きてしまった子どもがぐずりだした。居合わせた女子部員は、その子の隣に座り、「あなたの似顔絵を描くね」とノートを広げた。「かわいい目をしてるね」などと声を掛けながら、彼女はペンを走らせた

▼その子は、仕上がっていく絵を見ている間、ずっと、しかめっ面。だが、完成した絵の中の、その子は満面の笑みだった。絵の脇には「すてきな笑顔の持ち主さんへ」と記し、絵を手渡す際、彼女はほほ笑んで、こう言った。「はい、“にがおえ”で“えがおに”」。受け取った子も最後は笑顔になった

▼仏法では、生命と生命が互いに通じ合う「感応妙」の原理を説く。相手の“心の鏡”に、こちらの真心を映し出せば必ず通じる。明日から師走。幸福の笑顔を友の心に送り、今年を締めくくりたい。【名字の言】

♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:


「はい、“にがおえ”で“えがおに”」

      
 
       Ti_2


人の顔を美しくする最高の美容術は、笑いである。

斎藤茂太(日本の精神科医、随筆家 / 1916~2006)

ぼくは、あの星のなかの一つに住むんだ。その一つの星のなかで笑うんだ。だから、きみが夜、空をながめたら、星がみんな笑ってるように見えるだろう。

サン=テグジュペリ(フランスの作家、操縦士 / 1900~1944)

 

「写真」

    Mati

   これがあれば「誰もが、言葉を超越した詩人やコミュニケーションの名手に生まれかわる」――そう言われて、何を思い浮かべるだろうか。北海道東川町は、それは「写真」だと宣言している(「写真の町宣言」)

▼大雪山国立公園がある同町では、国際写真フェスティバルを開くなど、写真文化を通して町づくりを進めてきた。公開中の映画「写真甲子園 0・5秒の夏」も、同町が舞台。全国の高校生が競う大会は、この町で四半世紀続いている

▼世界自然遺産の知床を撮り続けた写真家の綿引幸造氏は、「心から感動するような光景に出あうことは、なかなか難しい」と言う。だから、1枚を撮るために、吹雪の中、10日間、あるいはそれ以上、通うこともある。そして、雲や太陽光が絶妙の景色をつくり出す「ある一瞬」に、初めて「自分の納得いく“最高の絵”が撮れる」と

▼技術だけではなく、たった1枚の写真に、そこまで悩み、手間を掛け、思いを込める人のことを「プロ」と呼ぶのだろう。たった1行の記事も同じ。一期一会の出会い、励ましの一言もそうかもしれない

▼人間革命という最高の哲学と信念を持つ私たちは、誰もが、平和の「詩人」、幸福拡大の「名手」である。感動の瞬間を求めて、さあ、きょうも。【名字の言】

・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆



Cimg4249


    昨日・駕与丁公園で!









 ある瞬間の生命に永遠が凝結している。その人の人間性、過去と未来、宿命、人生のドラマなどの実相が、鮮やかに映し出されている。写真とは、その永遠なる瞬間をとらえ、表現する芸術ではないだろうか。その意味で、写真家は、単なる記録者ではない。何より、人間性の真摯な追求者である。(池田大作先生)は綴る!

北海道東川町  宣言文 写真の町宣言

 「自然」と「人」、「人」と「文化」、「人」と「人」それぞれの出会いの中に感動が生まれます。そのとき、それぞれの迫間に風のようにカメラがあるなら、人は、その出会いを永遠に手中にし、幾多の人々に感動を与え、分かちあうことができるのです。

 そして、「出会い」と「写真」が結実するとき、人間を謳い、自然を讃える感動の物語がはじまり、誰もが、言葉を超越した詩人やコミュニケーションの名手に生まれかわるのです。

 東川町に住むわたくしたちは、その素晴らしい感動をかたちづくるために四季折々に別世界を創造し植物や動物たちが息づく、雄大な自然環境と、風光明媚な景観を未来永劫に保ち、先人たちから受け継ぎ、共に培った、美しい風土と、豊かな心をさらに育み、この恵まれた大地に、世界の人々に開かれた町、心のこもった"写真映りのよい"町の創造をめざします。

 そして、今、ここに、世界に向け、東川町「写真の町」誕生を宣言します。

写真文化首都宣言  宣言の趣旨
 
 現在、国内は過疎・過密の2極化が進行しています。国は多極分散型社会として強靱な国づくりを目指していることから、本町では写真文化の首都として地方から発信するものです。

 人として本来の居場所=「適当に疎が存在する町」=適疎※豊かな自然を大切に生かす共生型社会※写真文化など本町の特性を生かした地方振興。国内外のネットワークと連携。地方の文化歴史保存世界の人々との交流

 これ以上は『蛇足』

ほっこりする 話

      Kao

▼▽夜間、車を運転していてもし、燃料のガソリンが底を突いてしまったら-。慌てふためきそうな状況だが、実際それを経験した米国の女性と親切なホームレスの男性を巡る出来事が話題になっている。後日談も面白い。

▼▽米メディアが報じた。マクルアさんは夜の幹線道路でガス欠になり、立ち往生してしまった。あいにく現金がなかったとの報道もあるが、近くにいたホームレスのボビットさんが助け船を出す。有り金の20ドル(2千円余り)でガソリンを買い与え、ピンチから救ってくれた。

▼▽地獄で仏とはこのことか。無事帰宅できた女性は恩を感じ、交際相手と共にホームレス男性のために動く。サイトを通じて支援を呼び掛けたところ共感を呼び、2週間で1万人超から35万ドル(約3900万円)も集まった。受け取ったボビットさんの喜びようが想像できる。

▼▽米国ではこんな話題もある。ネット通販大手アマゾンの創業者の資産総額が11兆円に達し世界一の富豪になったという。世界のやり手だから当然か。それもニュースだが、窮地の人を救うため、なけなしの20ドルをはたいた方に、もっと心が動く。支援したくなるのも分かる。【談話室】

・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆

Kuti02


        感動しました。







▼心の優しさのあまり、困っている人を見ると、われ知らずにっこりと親切に話しかけ、手助けせずにはおられない人は、親切をするたびにうれしくてたまらず、そのうれしさが生き甲斐になっているのです。もし幸福な生活を送りたいと思う人々がほんの一瞬でも胸に手を当てて考えれば、心の底からしみじみと感じられる喜びは、足下に生える雑草や朝日にきらめく花の露と同様、無数にあることが分るでしょう。 ヘレン・ケラー

「ジャパネットたかた」 創業者の髙田明さん。

Takata



                 テレビ通販で進行役を務めた際、工夫して
                 いたことがある。それは、それぞれの視聴
                 者に合わせて“商品の新しい利用法”を提
                 案することだ










▼例えば、ボイスレコーダー(音声記録装置)。通常は会議等で用いられるが、髙田さんの視点は違った。高齢者に対しては「メモ代わりに使えば、物忘れの心配はありません」。子を持つ母親には「留守中、学校から帰宅したお子さんに伝言を残せます」と呼び掛けた

▼言われてみればその通りだが、なかなか思い付かない利用方法だ。髙田さんは「日夜考え続けて精進し続ければ、変化対応、変化創造の直感力は誰にでも備わってくる」と語る(『90秒にかけた男』日本経済新聞出版社)

▼万事、“こういうものだ”と決め付けてしまえば、新しい発想は生まれまい。そうした自身の固定観念を打ち破る方法の一つが、相手の立場に立って考えてみることだろう。“他者の視点”から捉え直すことで、自身の視野が広がり、思いもよらない知恵も湧く

▼友との対話といっても、まず相手の状況をじっくり聞くことから始まる。日々、何を思い、何に悩み、どこを目指しているのか。共に悩み、共に祈る中で、自他共の価値創造の道が開けていく。【名字の言】

♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:

Omigoto


          このコラム 『頂門の一針』 素晴らしい!




『90秒にかけた男』 商品の説明 内容紹介

サッカーJ2 V・ファーレン長崎も再建!冴え渡る「経営力」の神髄に迫る! !
 独特な甲高い声とぬくもりのある九州弁でお茶の間の人気者だったジャパネットたかた創業者の髙田明氏。成功にしがみつかず、あっさりと会社を長男の高田旭人氏に譲り渡した引退劇は、世間にすがすがしい印象すら与えた。

なぜ、彼はわずか「90秒」にかけたのか。

 「1万円以上の商品は売れない」と言われていた通販で、なぜ高額商品が売れるのか
ネット通販が全盛の時代に、なぜあえて通販番組を拡大してきたのか長年の生放送で鍛えられた「伝える」テクニックと知られざる経営論を語る。

-通販会社が、なぜ自前のスタジオをつくったのか
-家電量販店よりも売れる「仕組み」
-アマゾンとジャパネットの最大の違いとは
-シニアをターゲットに拡大できた理由とは
-「危機管理のお手本」ともなった顧客流出事件のへの対応
-古館伊知郎氏をもしのぐ「伝える力」とは
-サッカーJ2リーグのV・ファーレン長崎社長就任の真相

内容(「BOOK」データベースより

 長崎の一介のカメラ店主だった高田明氏。わずか10年ほどで、「TV通販王」として一世を風靡するようになる。なぜ通販の常識をくつがえし、拡大し続けてこられたのか。なぜ最短90秒という枠の中で、自らメッセージを発信し続けてきたのか。その経営の神髄がここにある!

トップカスタマーレビュー

ジャパネットたかたと高田明氏の歩み 投稿者 いかちゃん

 耳に残る軽やかな音楽から始まる通販番組ジャパネットたかたにおいて独特なトークを展開して商品を紹介する番組の顔であり、社長であった高田明氏。「どうしたら売れるか」「どうしたらお客様に伝えられるか」を真剣に考え、不断の努力を積み上げた結果が現在のジャパネットたかたに繋がっている。

 価格競争激しい業界において、お客様に提供する価値があると信じた商品の良いところを、お客様目線で提案するスタイルは同社のコア・コンピタンスと言える。長年培ってきたしゃべりの技と世阿弥「風姿花伝」を源にする仕事への考え方は大変勉強になった。そして、反省するべき所も業務を停止してまで徹底的に反省し、改善する。決して美談にはしない。

 高田明氏後の体制もしっかりと道筋ができており、現在も変革している。今後のジャパネットたかたの歩みも楽しみである。本書は、ジャパネットたかたと同社長であった高田明氏のこれまでの歩みを記録した著書である。

『90秒にかけた男』・・・・(百聞は一見に如かず)  (*^ー゚)bグッジョブ!!

「本当の命 末期がんを生きる」

Photo

                 人生は、ある意味で不測の事態の連続であり時に不安
                 との戦いにもなる。末期がんと闘う壮年を訪ねた。泰然
                 自若とした姿に、いざという時この人のような不動の心を
                 持てるだろうかと思わずにはいられなかった






▼がんを告知されたのは、1年半前。がんは治らない病気ではないが、末期となれば話が違う。余命宣告後の一日一日を生きる厳しさは、当人でなければ分かるまい。それでも「不安はない」と壮年。余命期間を過ぎた時、医師は言った。「あなたには『もっと生きたい』という強さがある」

▼困難はそれに負けない限り、人を強くする。壮年は余命宣告を受けた際、「断じて病に勝つ」と決めた。その後も、何度も襲いくる不安の重圧を押しのけてきた。入会56年。信仰者としての生命の鍛えなくしては、この強さもなかったに違いない

▼病室には、本紙の連載「本当の命 末期がんを生きる」が置かれていた。“克服した”体験はもちろん尊いが、連載に紹介されているような“闘い続ける”姿が力になるという

▼困難の渦中にいる人は、孤独感にさいなまれやすい。だからこそ“自分は一人ではない”と気付けば、どれほど希望となるだろう。自分のことを分かってくれている――人は、それだけで生きる力が湧いてくる。【名字の言】

♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:

サイレントキラー別名 「静かなる殺し屋」 がん

日本人の死因の第1位で 年間30万人以上の方が、死亡している「がん」
国民の2人に1人の方が(がん)を患って、3人に1人が(がん)で死亡しています。

 筆者は18年前、悪性リンパ腫を患い某大学病院で、治療中、危篤状態に陥った時
妻が<池田大作先生>に手紙で、病気の事を報告し、先生から【ご主人様の病気全快を祈っています】不思議に耳だけは先生の伝言が聞こえました。

 それから、摩訶不思議な出来事があり、虎口を逃れました。
小欄の「珍念の誓い」に、るる述べています!

これ以上は『蛇足』 ゜.+:。(*´v`*)゜.+:。

 

書物は、{英知の宝庫}

Hon


            本年は文豪・夏目漱石の生誕150周年。

             彼の作品を愛読した一人に、中国の文豪・魯迅がいる




▼魯迅は青年時代、日本へ留学。その間、次々と漱石の著作を買いそろえた。新作の小説が新聞に連載されると、わざわざ新聞を購読。含蓄に富んだ漱石の文章は、青年・魯迅の心に、少なからず影響を与えたことだろう

▼後に魯迅は、学んでいた医学を捨て、文学の道を志す。「日本に留学していたころ、私たちはある漠然とした希望を持っていた――文学によって人間性を変革し、社会を改革できると思ったのである」(蘆田肇・藤井省三・小谷一郎訳「域外小説集・序」、『魯迅全集』12巻所収、学習研究社)――この言葉の通り、魯迅は人民の精神を変革するための作品を書き続けた。舌鋒鋭く社会悪をえぐり出し、青年に希望の光を送った

▼古典や名著といわれる書物は、限りない英知の宝庫だ。そして、その宝を見いだすのは、今を生きる読み手の「境涯」にほかならない。書き手と読み手の時空を超えた「共鳴」であり「共同作業」である

▼本をどこまで深く読めるかは、読み手が周囲の世界や自身の人生にどこまで深く向き合っているかで決まるともいえる。絶えざる挑戦と向上の日々でこそ、英知の言葉は生き生きと胸に響いてくる。【名字の言】

...。oо○**○оo。...。oо○**○оo。...。oо○**○оo。...。oо○**○оo...。oо○**○оo。...。

(*^_^*)    筆者は、幼少の頃から、本を読んで貰ったりして興味津々でした。

 日々、たくさんの本とすれ違う。すれ違っただけでは気がすまず、また会いに行くことがある。 まるで、恋人とデートをしているように・・二度三度あっているうちに、離れがたい思いが湧いてくる。そのようにして。何冊か、生涯の友と呼ぶにふさわしい本に出会う。

あの日・珍念の体に稲妻のような衝撃を受けた出会いがありました。

     
Photo_3


    それは、49年前、悩み・苦しんでいた時・池田大作先生から
    二度にわたり、著作の三冊の本を戴き激励を受けたことです。
    二度目に戴いたのが「小説・『人間革命4巻』でした。






「たった一つの言葉にも、人生を変える力が有る。たった一冊の本にも、時代を動かす力がある」。と恩師は綴る。池田先生の振る舞いそのものが、永遠に心に残る名作です!

 作家の松本清張さんは、芥川竜之介や志賀直哉にはひかれず、菊池寛の「啓吉物語」にひかれた。自分のやるせない年少のころ「啓吉物語」でどんなに活力を与えられたことか、と、書いている。

 本の個性と読み手の個性との間で火花が散る時、そこに生涯の本が生まれる。


あ・・・『論語読みの論語知らず ┐( ̄ヘ ̄)┌ フゥゥ~

「安全装置」

    Photo

 ある男が異世界からの来訪者と出会い、小さな光線銃をもらう。銃が発する光線は強力で、老朽ビルを解体することも、山を崩し宅地にすることもできる。男は増長し、銃の威力をかさに着て世界征服をもくろむようになる

▼周囲の一人がそれをいさめると、男は腹を立てて相手に向けて引き金を引く。すると銃は粉々になってしまう。人の役に立つことに使うために作られたもので、殺意を感じ取ると自動的に分解する仕掛けになっていたのだ

▼以上はSF作家星新一さんの短編「安全装置」の粗筋である。優れた科学技術を兵器に利用し覇権を握ろうとする者は、いつの時代にもいるものだ。そうした企ては愚かでむなしいことだよ、と星さんの寓話(ぐうわ)は教えている

▼人工知能(AI)がさらに発達すれば、この光線銃のような賢い装置が作られるかもしれない。核兵器など大量破壊兵器があふれている現実の世界で、使用が回避されているのは人間の理性という安全装置が働いているためだ

▼核・ミサイル開発をやめない北朝鮮を米国は再びテロ支援国家に指定した。北朝鮮は今のところ挑発行為を自制しているが、国際社会が懸念するのは、孤立をいとわぬかの国の指導者に理性を期待できるのかということだ

▼今年が没後20年の星さんは千編以上の作品を残し、その結末をハッピーエンドにも、悲惨の極みにも仕立てた。存命なら北朝鮮を巡る現状をどんな寓話にするだろう。めでたい大団円になればいいのだが。【北斗星】

☆*:;;;;;;:*☆*:;;;;;;:*☆*:;;;;;:*☆*:;;;;;:*☆*:;;;;;;:*☆*:;;;;;;:*☆*:;;;;;:*☆*:;;;;;:*☆*:;;;;;;:*☆*:;;;;;;:*☆*:;;;;;:*☆*:;;;;;:*

 
このコラム『言い得て妙』・・・・!



Photo_2


    で、誰が、この(お坊ちゃま)に、鈴を付けるのかなぁ?





『山茶花(さざんか)』

Photo



               作家の故吉村昭さんの短編『山茶花(さざんか)』は
               寝たきりの夫の介護に疲れ、首を絞めて殺害した初
               老女性の話だ。泣きながら何度も「死にたい」と言い
               続けていた夫。女性は悲嘆し手をかけてしまう。




 現実にある深刻なテーマを、小説として重苦しくない人間模様に仕立てた。
会員制交流サイト(SNS)上にあふれる「死にたい」の書き込み。若者の揺れる心を映すキーワードである。「死にたいほどつらい。その気持ちを安心して伝えられる相手を探している」「生きたいサインだ」とみる専門家は多い。
 誰もが救いを求めている。若者も老人も変わらない。だとすれば受け止める側の問題かもしれない。小説の女性は刑に服した後、「夫の言葉に従っただけ」と言い聞かせる。着飾って華やかな新生活を始めても「誰か相談相手を探せなかったか」という悔悟は、一生消えまい。

 職場近くの生け垣にこぼれるように咲くサザンカ。冬に向かうこの時季の楽しみだ。寒気にめげず、赤い花弁を懸命に広げている。さりげない命の営みに触れる喜び。生きていればこそである。【河北抄】

:;;;:+*+:;;;:+*+:;;;:+*+:;;;:+*+:;;;:+*+:;;;:+*+:;;;:+*+:;;;:+*+:;;;:+*+:;;;:+*+:;;;:+*+:;;;:+*+:;;;:+*+:;;;:+*+:;;;:+*+


Fuminasu
        珍念のコメントは『釈迦に説法』

水からガソリンをつくる

Mizu

            





            水からガソリンをつくる。そう聞けば、だれもがばかなと
            おっしゃるだろうが、この詐欺に引っかかりそうになった
            のが、旧帝国海軍である。山本一生さんの『水を石油に
            変える人』(文芸春秋)に詳しい




▼詐欺の触れ込みによれば「水に七種類の薬品を一定の間隔で投入、五十度まで加熱するとガソリンに変化する」。一九三九(昭和十四)年一月、海軍省での実験では水だったはずの液体がライターの火で燃え上がったという

▼もちろん、すり替えによる「神業」。見破られて御用になったが、海軍をおこわにかけようとはおそれいる。海軍もそれほどガソリンの入手に悩んでいたか

▼「コーヒーでバスを走らせる」。この話も…とつい身構えたくなるが、本当らしい。コーヒーを抽出した後に残る豆のかすを使った燃料の開発に英国の会社が成功したそうだ

▼捨てれば、メタンガスや二酸化炭素(CO2)を発生させる豆のかすを再利用。ロンドン交通当局はこの燃料を採用し名物の赤い二階建てバスを走らせるそうでこの燃料なら、排出されるCO2の量は従来に比較して10~15%削減できるというからコーヒーのせいではなく、目が覚める

▼<一杯のコーヒーから夢の花咲くこともある>。「一杯のコーヒーから」。省エネ、排ガス抑制の知恵と成果が頼もしく、つい口ずさむ。海軍がだまされかけた三九年の流行歌である。【中日春秋】

...。oо○**○оo。...。oо○**○оo。...。oо○**○оo。...。oо○**○оo。...。oо○**○оo。...

『水を石油に変える人』 内容紹介

日本海軍を相手にした一大詐欺「水からガソリン」事件の全貌

☆真珠湾攻撃の三年前、海軍省で三日三晩の夜を徹した実験が行われた。その「街の科学者」は当時の海軍次官で後に「真珠湾攻撃の立役者」山本五十六や、後に「特攻の海の親」ともいわれる大西瀧治郎らの前で、水をガソリンに変えるのだという。

☆石油の八割をアメリカからの輸入にたよっていた日本は、ドイツと同様に人造石油の研究や、出もしない油田の採掘など、資源の確保に八方手をつくしていた。そうした時に「水を石油に変える科学者があらわれた」というのだ。しかも、その「科学者」は立派な化学メーカーが後ろ楯となり、帝国大学教授のお墨付きまでもらっていた・・・。

 ☆二つの大戦の間に暗躍した稀代の詐欺師の足跡をたどりつつ、この時代の一側面を、それも裏から語る。詐欺師はときとして、時代の最も脆弱な部分を、だれよりも敏感にかぎ分ける。

トップカスタマーレビュー

詐欺師にだまされるのは?  投稿者 岡田康

 〇こんなにも簡単に人は騙されるのかと驚きました。手を変え、品を変え、巧みにだます詐欺師の手口は最高です。国民も政治家のウソという大きな詐欺に騙されています。

水ヲ主体トシ揮発油ヲ製造スルト称スル発明ノ実験ニ関スル顛末報告書  投稿者 凱晴

 〇「水からガソリン」をつくるといって、帝国海軍を騙そうなんて痛快。現に、山本五十六立ち合いのもとの実験は、一応は「成功」を収めているのだ。時代背景に説得力がないではない。当時は石油需給がひっ迫していたというよりは、油田開発の見通しの甘さ、根拠のない楽観が、藁にも縋る雰囲気を生み出していたのらしい。

 〇ちなみに、当の詐欺師は「水からガソリン」の前に「藁から真綿」事件も起こしていて、「そんなあほな」って気になるのだが、この本を読むと、当時の化学常識のレベルと、戦争という非常事態の状況下では、起こりえた事件であることが読み取れる。

 〇読んでもなお疑問が残るのは、すり替えたびんの所在ではなく、本多という詐欺師が騙そうとした相手だ。いくら戦時中のどさくさといっても相手はその辺の投資家ではなく帝国海軍だ。事業化できるはずもなく、最終的には、地の果てまで追い詰められそうなものだが、「水からガソリン」の科学的判定は裁判所では行われないので、なんと本多は戦後も「水からガソリン」を石油会社に売り込んでいる。信じられない話が実際に起こっていたのである。

Photo
 



      今日も(珍念)のコメントは『支離滅裂』
      これ以上は『蛇足』

くつろぎのひととき

Nagori


         ノーベル文学賞に選ばれたカズオ・イシグロさんの
         小説「日の名残り」。終章は年老いた執事が旅先で
         仕事の苦悩を打ち明ける。それを聞いた地元の男
         がこう話す








▼「あんたの態度は間違っとる。後ろばかり向いているから、気が滅入(めい)るんだ。昔ほどうまく仕事ができない? みんな同じさ。いつかは休むときが来るんだ」

▼男は海を見詰めて語る。「わしは引退してから楽しくて仕方がない。人生、楽しまなくちゃ。夕方が一日で一番いい時間なんだ。脚を伸ばしてのんびりするのさ」

▼空の色が赤く染まるころ、桟橋に大勢の人が集まり明かりがともるのを待っていた。点灯の瞬間、大きな歓声が上がり、家族連れや若者から老人までみんな笑い合い、夕暮れの時間帯を満喫していた

▼老執事は男の忠告の正しさを実感した。夕方は一日で最もワクワクする時間。頑張った一日の名残の時間を存分に楽しめばいい―。旅を終えた彼は心新たに執務に復帰する

▼どうやら真面目タイプの人ほど楽しむことが苦手らしい。執事の道一筋に生きた主人公しかり、日々仕事に追われる日本のサラリーマン諸氏もしかり

▼そんな人にこそ息抜きが欲しい。今月は折しも「過労死等防止啓発月間」。長時間労働の削減やメンタルヘルス対策を呼び掛けている。さあ仕事を切り上げ、くつろぎのひとときを。夕方は一番いい時間である。【越山若水】

...。oо○**○оo。...。oо○**○оo。...。oо○**○оo。...。oо○**○оo。...。oо○**○оo。...。o



Coramisuto


                  毎日が日曜日の珍念。毎朝、全国紙
                  地方紙・のコラムを拝読しています!

                『いずれ菖蒲(あやめ)か杜若(かきつばた)』
                 全国紙・地方紙・・・甲乙つけがたし!





         コラムニストの慧眼は素晴らしい!斯く言う(珍念)に足りないものは・・・ ?

髪の毛と、確固たる信念のなさと、思いやりの心・・。

『心篶に在らざれば視れども見えず』  ε-( ̄ヘ ̄)┌ ダミダコリャ…

漫談家(テント)さんに、思いを馳せる!

Photo


     「わからん人はほっときますよ。義務教育やないねんから」
     「人間パチンコ」などの珍芸で知られた漫談家テントさんの
     決めぜりふだ。とっておきのギャグがあまりウケなかった時
     照れながら言った








◆新聞に小さな訃報が載ったのは昨秋。享年65、交通事故だった。めったに人前に出ないため「ツチノコ芸人」と呼ばれたが、毒気がなく誰も傷つけない笑いは、芸人仲間や演芸通から愛された

◆一周忌のイベントで友人らが明かしたのは、優しくも不器用な素顔だった。偏食で、方向音痴で、人見知り。そのくせ人類の未来を憂えては「50年くらい昔の、人懐っこい時代に戻られへんやろか」と真剣に話していたという

◆テレビでは毒舌タレントがもてはやされ、ネット上の悪ふざけは過激さを増すばかり。一方現実に目を転じれば、もっと笑えない出来事があふれている。私たちの社会はいつ、人懐っこさを手放したのだろう

◆ところで、残されたネタ帳によると、例の「義務教育やないねんから」には続きがあったらしい。「僕に無視されたら終わりですよ」と

心優しきツチノコは、この不寛容な時代に愛想を尽かして、姿を隠してしまったのか。それで世界が終わることはないにしても、あの温かい笑いは、もう見られない。【正平調】

☆*:;;;;;;:*☆*:;;;;;;:*☆*:;;;;;:*☆*:;;;;;:*☆*:;;;;;;:*☆*:;;;;;;:*☆*:;;;;;:*☆*:;;;;;:*☆*:;;;;;;:*☆*:;;;;;;:*☆*:;;;;;:*☆*:;;;;;:*

        


 Te_3








       

「あげてもあげても、なくならないもの、なーんだ?」

                 Photo




  なぞなぞがある。「あげてもあげても、なくならないもの、なーんだ?」。筆者の考えた答えは「元気」だったが、正解は一つではないだろう。例えば「歌声」。これもまた、あげてもあげてもなくならない

▼世界的に有名な農学者のスワミナサン博士は、「人は与えることで失うものはないものだ。与えれば、それだけ自分が豊かになるのだよ」と語っていた。味わい深い至言である

▼仏典には、どんな人でも他者に尽くせる方法として、「無財の七施」が説かれている。「眼施」(相手を好み愛するまなざしで見る)、「言辞施」(優しい言葉を発する)、「身施」(身をもって尊敬の態度を示す)、「心施」(善い心で他者に接する)など。これらも、冒頭のなぞなぞの「正解」だろう

▼このほか、「和顔悦色施」(にこやかな顔つきを他人に示す)がある。黒人への不当な差別をはね返し多くの人に敬愛された、アメリカのディレーニー姉妹の言葉に、「(朝、起きた時)目を開けて一番にすることは、笑顔をつくること」と。池田先生は「実にすがすがしい」と紹介した

笑顔に触れれば、おのずと笑顔になる。私たちの日々の活動は、わが家、わが地域に“笑顔を増やす挑戦”ともいえる。今日も自分から、笑顔の輪を広げよう【名字の言】

♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:





Bouzu


         ふと、江戸時代中期に京で塾を開いていた
         儒学者「伊籐仁斎」の逸話が脳裏に思い浮かぶ!




◆仁斎はつねづね門人に、「自分の顔に責任をもちなさい」「顔づくりは、気持ちづくりです」と言った。つまり、精神の持ち方が人間の顔を左右するというのである。門人の中には、「そんな馬鹿な」と呟く者もいたが、仁斎は固く信じていた。仁斎自身非常に高貴な顔をしていた。

◆仁斎は京都の大工職人の息子だった。ところが、道で行き交う人々は必ず、「お公家さまがお通りになる」といった。それほど仁斎の顔は上品だった。あるとき、馬に乗って通行中の京都所司代が、思わず飛び降りて仁斎に深々とお礼をしたことがある。伊藤仁斎と知ってのことではない。身分の高い公家と勘違いしたのだ。

◆そんなことがあっても仁斎はけっして自慢はしない。ただ、「顔はその人間の精神の持ち方によって美しくもなり、醜くもなる。だから、いったん美しくなったからと言って安心はできない。気持ちが汚れれば、顔のほうもすぐ醜くなってしまう」と言っていた。仁斎の子息 伊藤東涯も父に劣らず譬えようもなく美しく輝いていた。

☆斯く言う(珍念)顔は童顔で、人なっこい明るい、善人のように見えますが。心が悪しき煩悩に覆われて真っ黒です。願わくば「伊籐仁斎」に肖りたい・・・ (A;´・ω・)アセアセ

「カレーの市民」

Photo


       真の戦士描く 「カレーの市民」 捕らわれの
       身に関連しますが真実の勇者、真の戦士と
       はだれか、いかなる人物か

 









彫刻家ロダンの傑作の一つに「カレーの市民」がある。
これは14世紀の史実に題材をとった作品である。 カレーとは、フランス北端の港町。ドーバー海峡をはさんで、イギリスと 向かい合っている。物語は、イギリスとフランスとの「百年戦争」{1337-1453年}の中の出来事ですが!

 1347年。カレー市は、イギリス軍に包囲されていた。もう、一年間も、こんな状態が続いている市に助けを出すべきフランス王フイリップ6世にも、見捨てられてしまった。その時、市民はどう生きたか・。この極限の状況のなか、いまなお、全 ヨーロッパの人々に語り継がれる人間のドラマが、生まれたのです。

 その魂の劇を描いたのはドイツの作家ゲオルクカイザー{1878-1945年}反ナチスの家としても有名な彼の戯曲「カレーの市民」は全世界の人々に感銘を与えた。その日の朝、カレーの市民たちのもとに、イギリス王エドワード3世からの使者が届いた。「町を破壊されたくなかったら、一つの条件をのめ」というのである。負け戦のカレー市としては黙って耳を傾ける以外にない。

負けることはみじめである悲惨である。人生も断じて勝たねばならない。

 その条件とは・・・使者は言う。「明日の朝までに、6人の代表の市民を英国王のもとに差し出すのだその6人は、帽子をつけてはならぬ。靴もはいてはならぬ。裸足で、哀れな罪人の衣を着、首に縄をかけて来いそして国王の前に命を差し出すのだ。そうすれば、町は破壊から救われよう」

 屈辱的な要求であった。人間を愚弄する傲慢の言であった。市民たちは怒った。とうてい、こんな申し出を聞くことはできない「武器を取ろう!」。声があがったしかし、玉砕は100%確実である。

 女性も、子供も老人も全員が、犠牲になるであろう。町も破壊されよう。それでも、「皆、ともに死のうではないか!」という声が優勢であった。フランス軍の隊長デュゲスクランが、そうした人々を煽った。 「戦おう!」隊長の声は勇ましかった。人々は興奮状態にあった。
「華々しく突進して死ねばよいのだ」そのほうが、潔いし、この長い長い 苦しみからも逃れられる・・・隊長の剣の上に、一人また一人、と誓いのため手を置いていった。この若者も、あの老人も・・・。

 しかし、一人だけ、手を置くことを拒んだ者があった。それまで静かに議論を聞いていたサンピエールだった。彼は言った。「私は反対だ。我々は、何よりも大切な、この港を守らねばならない。後から続く人々のためにも・・・」

 「この港は、我々市民が営々たる労働でつくったものである。市民が自分の腕で重い石を運び、背を曲げ、ぜいぜい息を切らして、働いた結晶である。こうして、湾は深く堀下げられた。立派な、防波堤が築かれた。あらゆる国の船が、安心して停泊し、航海できる港ができたのだ」

 [6人の市民を犠牲にすることは、もとより断腸の思いでる。しかしカレーの港は、我が命よりも尊いと思わねばならない。なぜなら、この港は、世界の万民に幸福をもたらすからである。」・・・無謀な戦闘をいさめるサンピエールの言に人々は「何という臆病者だ!」「卑怯ではないか!」と口々にののしった。しかし、じゅんじゅんと説くサンピエールの冷静な声に、次第に賛同の意見が増えていった。

 「それでは・・」。一人の市民が発言した。「だれがイギリス国王の前にいくのか!」自ら死ぬものは誰なのか。この問いかけに場内は一瞬にして、水をうったように静かになった。だれもが顔をこわばらせた。そして「では、私が行こう!」立ちあがったのは、サンピエールだった。人々の間に異様な感動が走った。もう彼のことを、臆病者などという人間はいない。いるはずがなかった。

 珍念、思います、人々をけしかけて無謀な玉砕へと、赴かせるような人間が「勇者」なのか。自らの生命を捨てて、人々を守り,祖国を守る者が勇者なのか。

 一人立ったサンピエールのもとにもう一人の市民が、静かに寄りそった。「二人目」であった魂は魂を揺さぶる「よし、おれも」!3人目も立った。4人目、5人目と続いた。あと一人である。人々をけしかけた、あの隊長は名乗り出ない。・「よし、私が!」2人の兄弟ジャックとピエールが同時に声をあげた。6人でよいところが、7人になってしまったのである。

 予想外の出来事であった。どうするか。「くじ引きで一人を除こう!」。場所を変えて、抽選することになった。それは恐ろしい光景であった。はじめ7人は、命を捨てる覚悟だった。ところが、ここで生命が助かる新しいチヤンンスが出てきたのである。妻の顔、子供の顔が浮かんでくる。母が,恋人が。「どうか、あの人が籤に当たりますように!」と泣きくずれる。

 勇者の心の宇宙にも,暴風雨が吹き荒れた。自分の「勇気」はもう申しでることで立派に証明した。助かっていいのではないか?人間の心理は微妙である。次々と不安と苦悩の黒雲が湧き起こった。布をかけた皿に7人が一人ずつ手を入れる。青い玉なら死。命を賭けたくじである。一人目。青い玉だった。二人目青い玉だった。3人目4人目、5人目、皆青い玉だった。「どうなっているんだ!」耐え切れず一人が布をあけた。何と7つとも全部青い玉だった。

 驚く人々にサンピエールは言った。「私がそうしたのだ!なぜか?はじめ我々は命を捨てる覚悟だった。しかし、皆に迷いが起こってしまった。決心がゆるんだ。これでは命を捨てての大業をなしとげることは出来ない!」だれが選ばれても、選ばれなくとも、皆の心に恨みと悔いのシミを残してしまう、と考えたのである。皆の目に見えない「一念のゆるみ」を、彼は見逃さなかった。彼一人はいささかも心が揺れていなかった。 結局、彼の提案で、明朝、市場に、最も遅れて着いた者が、犠牲を逃れることになった。

 翌朝・・大勢の市民が市場に集まっていた。だれが最初にくるか?皆、サンピエールが一番と疑わなかった。ところが・・・3人の勇士が相前後して着いた。人々は彼らに罪人の衣を着せ裸足にし、首に縄をつけた。「サンピエールは、一体どうしたのか?」「次ぎにきっと来るよ」。しかし、4番目も、別の人であった。皆の瞳に動揺の色が濃くなった。5番目、そしてついに6番目!それでもサンピエールは来ない。これでは、この6人が犠牲になるのか!

 「我々はだまされた!彼は初めから来ないつもりだったのだ。今ごろ、我々のバカ正直を笑っているだろう!」6人のうちの一人が叫んだ。市民のすべてが怒った「彼は我々皆を裏切った!」殺気だった人々が彼の家に押しかけいこうと走った。その時・・黒い布をかけた一つの棺が、静々と運ばれてきた。そばにはサンピエールの老父が立っていた。

 老父は言った。「これはサンピエールです。息子はこう言いました。私は先に行くから、6人の人よ、後に続いてくれ。そう言い残して死にました。」サンピエールは、ひとたび立った勇士たちを、誰一人迷わし してはならないと思ったのであろう。だれが最初とか、だれが最後とかでなく、自ら立った選ばれた勇士の誇りを皆にまっとうさせたかった。そのためには、自分が、真っ先に、手本を示す以外になかったのである。ここに真正の「勇者」がいた。・・6人の魂は奥底から震えた。

 そして大磐石の決意で、皆が見守るなか、町の外へと、歩み始めた。もう何の迷いもなかった。晴れ晴れとした。姿は罪人でも、心は皇帝であった。王者であった。たとえ世の非難を一身にうけ、牢に繋がれる身となろうとも、心は永遠の王者である。

 この出来事は、いち早く、イギリス王のもとにも伝わっていた。6人の前に、王の使者が走ってきた。「まだ遅れてはおりません」。6人は使者にそう言った。責められるかと思ったのである。ところが使者は「国王の特別のはからいで{だれの命も断ってはならない}との命令である!カレーの町は救われた!」と告げた。

 やがて王が町に入ってきた。そしてサンピエールの棺の前に、王自ら膝を折り。その前にぬかずいたのである。敵味方を超えて、人間としての本物の戦士に敬意を表するために。
 こうして、一個の美しい高貴なる魂によってカレーの町も、港も市民も救われたのである。

 人生は戦いである。人は皆、戦士である。戦人として生きねばならない。それが生命の掟である。戦いを避けることは、それ自体敗北である。しかし、戦いが常に、華々しいものとは限らない。むしろ地味な、孤独な「自分との戦い」が、その99%をしめる。それが現実である。

 ある場合は、人前で格好よく旗を振ることも大事であろう。しかし、それ以上に、たの人を守るために、あらゆる犠牲を「忍耐」 して、一人、前へ進む人のほうが偉大である。真の勇者は、時に、格好わるく、地味そのものなどである。

 また大勢仲間がいる時は、だれれも勇気が出てくる。「戦い」を口にすることも容易である。しかし、真の「責任」をもった人間かどうかは、一人になった時の行動で決まる・・と それは それとしてこの「カレーの市民」は、フランス人の勇者が、イギリス王の心をも動かした歴史がありました。【池田大作:スピーチより】

♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:

Photo_2


        『名もない人達の中で、心を打たれた
        と いわれる人生を私は 生きたい』

        と、池田大作先生は綴った。
        不肖:珍念・・も かく生きたい!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一将功なりて万骨枯る

Kariru

一将功なりて万骨枯るという。功ならずとも死屍累々(ししるいるい)。その大将も身を引いて、組織の先行きはいよいよ混沌(こんとん)としてきた。希望の党の「創業者」、小池百合子東京都知事が党代表を辞任した
 
 衆院選の不振で国政に嫌気が差したらしい。積極的な改憲論議と安全保障関連法容認の「小池路線」に近い議員で固めた役員人事を見届けて、結党わずか1カ月半での投げ出しである
 
 「排除」発言でヒロインになり損ねたが、言葉の強さほどに選別は徹底していなかったようだ。自民党へ行った方が良さそうな人から、党の路線にあらがって改憲反対を掲げる人まで、主張の幅は扇のように広がっている
 
 扇も要を失うと、後はばらばらになるしかない。玉木雄一郎新代表には気の毒だが、しょせんは大将の人気に希望を託して生まれた政党なのである。その凋落(ちょうらく)が著しいとなれば、分裂は時間の問題かもしれない。党の立て直しにはよほどの胆力が求められよう
 
 小池人気の盛衰からは、ポピュリズム(大衆迎合政治)の風潮が強まる中で、英雄を求めて漂流する有権者の姿が読み取れる。ただし「英雄を必要とする国は不幸だ」との至言もある
 
 だから玉木さん。やるべきことは、はっきりしている。目先の利益に拘泥せず、しっかり将来を見据え、じっくり政策を磨き上げることだ。王道を行こう。【鳴潮】


・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆


Sorekara_2


      小池百合子さんは『策士策に溺れる』
      (孫子の兵法)
を、ご存じないようだ!
      稀代の風見鶏も風を読み切れなかった。
      これ以上は『蛇足』

横綱日馬富士が漏らした謎の一言

Yocoduna
                  





                       宿舎を出て貴乃花部屋へ謝罪に向かう
                       日馬富士関=14日午前、福岡県太宰府市








  元横綱の初代若乃花、故花田勝治さんは、酒豪で知られた。十両時代、北海道での巡業中、若い衆を引き連れて小料理屋でどんちゃん騒ぎをやった。勘定の段になって懐が寂しい。ふと、横綱東富士の顔が浮かび、「金を借りてこい」と使いを出してしまった。

 ▼翌日、横綱に対する無礼な態度が大問題になっていた。協会の幹部の間では、「クビにしろ」との強硬意見も出た。「初めてだから、許してやれ」。首がつながったのは、横綱羽黒山の一言のおかげである。2年後に初金星を飾った相手は、その「恩人」だった(『土俵に生きて』)。

 ▼同じく巡業中の酒の席での失態とはいえ、「許してやれ」の声は上がりそうにない。後輩力士をビール瓶で殴打したのは、「品格」が常に求められる横綱である。モンゴル勢力士の活躍を早くから見通していた花田さんにとっても、信じられない事態であろう。しかも重傷を負った平幕貴ノ岩は、甥(おい)にあたる貴乃花親方の弟子である。

 ▼日馬富士に厳しい処分が下されるのは当然だが、それだけではすまされない。先月26日に起きた事件には、謎が多すぎる。貴乃花親方は3日後に、警察に被害届を提出している。では日本相撲協会への報告はどうなっていたのか。

 ▼何事もなかったかのように、九州場所は始まった。2日目になって、ようやく初日から休場している貴ノ岩の診断書が公表された。その際も、親方は「本人の体調が悪いということ」と説明しただけだ。

 ▼現場に居合わせていた横綱白鵬らモンゴル勢力士は沈黙を守っている。14日の朝になってようやく事件が発覚した。「怖いな」。何より不可解なのは、スポーツニッポン新聞のスクープ記事を見せられた日馬富士が漏らした一言である。【産経抄】


・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆




Yabu













珍念の脳裏に(芥川龍之介の藪の中)が思い浮かぶ!
これ以上は『蛇足』


「言葉に敬意を」 (#^.^#)

Photo

       三浦しをんさんの小説『舟を編む』(光文社)にこんな
       一節がある。「ひとは辞書という舟に乗り、暗い海面
       に浮かび上がる小さな光を集める。もっともふさわし
       い言葉で正確に、思いを誰かに届けるために」。











 ▼別のページでは「言葉とは、誰かを傷つけるためではなく、誰かを守り、誰かに伝え、誰かとつながりあうためにある」とも書いている。言葉によって物語を紡ぐ作家ならではの文章である。人間が武器ではなく、言葉を持って生まれてきたことへの敬意と感謝の気持ちの表現でもあろう。

 ▼ところが昨今、人間社会には「誰かを傷つける」言葉があふれている。匿名に隠れた根拠のない発言が横行し、人を傷つけて恥じない。議論は成り立たず、言葉によって問題を解決する知恵は退化する。

 ▼そうした風潮に流されたのか、国会では多数派が少数派の質問時間を制限しようと提案した。

 ▼一方的な言い分である。質問によって問題点を明らかにする。主張を尽くして妥協点を見つける。政府の方針に疑問があれば、それを追及し国民の判断を仰げるようにする。それが国会の役割であり、そうした仕組みがこの社会を支えていることに対する理解と敬意が欠けているのではないか。

 ▼「問答無用」ではなくて「話せば分かる」。互いに腹を割って話し合い、互いが分かり合えるように説明する。そのために言葉がある。その価値の尊さにもっと目を向けようではないか。【水鉄砲】

・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆

『舟を編む』  トップカスタマーレビュー

辞書好きにはたまりません。 投稿者 求道者

 紙であっても電子であっても、まず言葉の定義をしなければなりません。言葉の海に漕ぎ出す舟を編む。いいタイトルです。

優しい世界 投稿者 ruirui

 読みやすく一気に読んで、そして感想は「面白かった」しをんさんの作品はファンタジーだと思うんです。正直こんなに悪い人が出ず、葛藤はありつつもとんとん拍子に人生運んでいる世界って、現実ではなかなか無いと思うんですよね(少なくとも自分はそうです)

 だからこそそんな疲れた大人が読むには、予定調和、少女漫画的、盛り上がりが少ないというのは、私は逆に褒め言葉だと思うんです。(☆ひとつだった方の感想は頷けます)
ここの世界に浸っていたい、そんな思いで辞書を作る15年間を見つめました。まじめさんのキャラ設定もいいですが、やはり西岡さんのところが現実世界でもある葛藤を描いていて好きかな。




B01


            『舟を編む』
作者の筆致は冴えている。
            斯く言う(珍念)のコメントは萎えている。

「消えたい」という思い

Torii


       
        物心がつくまでに両親が離婚、小学5年生の時に母は
        自ら命を絶った。児童養護施設や里親に預けられ、自
        分の居場所を失った。施設で虐待に遭い心に深い傷を
        負った。「消えたい」という思いを抱え続け自ら手首を切
         ったこともある

   




岩岡千景著「セーラー服の歌人 鳥居」で知った鳥居さんの半生だ。義務教育をほとんど受けられず施設の読み捨ての新聞で言葉を学んだ。図書館で手にした歌集で出合った短歌に自分と同じ「孤独のにおい」がして「自分だけじゃないんだ」と思えた

   ◆

短歌の魅力に取りつかれ、歌人の吉川宏志さんに手紙を書いた。勧められて歌を詠み始めた。2012年、現代歌人協会の全国短歌大会に初めて応募し佳作に選ばれた。〈思い出の家壊される夏の日は時間が止まり何も聞こえぬ〉。短歌の世界が鳥居さんにとって居場所になった

   ◆

命を奪われた9人の若者も居場所を探していたのか。作家雨宮処凛(かりん)さんが本紙に書いている。自殺系サイトで出会った人たちは「死にたい」なんて学校や職場で言えば「引かれる」からネットでしか言えない。普段は必死で元気な自分を演じている、と

   ◆

鳥居さんを描いた著書はこの一首で結ばれる。〈便箋に似ている手首あたたかく燃やせば誰かのかがり火になる〉。弱くても生きていていい。そんな自分の姿が誰かに寄り添うことにつながれば、との祈りが込められているという。向き合って弱音を吐露できる世の中への願いでもあろう。 【斜面】

:;;;:+*+:;;;:+*+:;;;:+*+:;;;:+*+:;;;:+*+:;;;:+*+:;;;:+*+:;;;:+*+:;;;:+*+:;;;:+*+:;;;:+*+:;;;:+*+:;;;:+*+:;;;:+*+:;;;:+*+:;;;:+*+:;;;:+*+:;;;:+*+:;;;:+*+:;;;:+*+


「セーラー服の歌人 鳥居」  トップカスタマーレビュー

 深い影があるから強く光を感じられる、そんな本です。 投稿者なでし子

〇自分を見失いそうになった瞬間、絶望の淵、海の底に沈みこんだ時、深く延びる影をつくる裏側には必ず光がある事。人生の岐路にたった時。生きる意味とは。そんな孤独でどうしようもない魂に寄り添う親友の様な本です。

 すごい歌人の本です。投稿者: ながぐつ

〇テレビで彼女の特集を見て買いました。まだ私の半分くらいの年齢なのに、こんな壮絶な人生を経験したことに愕然としました。この裏打ちがあることで、彼女が作る短歌は、生きづらさを抱えた現代の若者の支持を得ているのだなと感じました。

 三十一文字の祈り。  投稿者ネムノキ

〇《 借金を抱え、DV (ドメスティック・バイオレンス=親しい人からの暴力) も受けていて、詐欺にもあって・・・・・・と 良いことがないままの人がいたら『きっといつか良くなるから』なんていう言葉は無責任。『死なないでほしい』とこちらの希望を押しつけるのも身勝手。その人のつらさを肩代わりもできない。

〇『それはつらいよね』としかいえないし・・・・・・『手をつなぐこと』ぐらいしか、思いつかない》(P.108より抜粋)上記が、とりわけ印象深かった。人柄を感じる。読者は 過酷な半生を綴ったこの本に、それぞれの傷や痛みを重ねながら読むのではないかと思う。彼女は短歌を詠み、その心にふれる。

〇気付けば 乾いた地面ばかり見つめ続けているとき、星ひとつ見えず ただ、うずくまるばかりの夜に「生きることは」と、そっと手をのばすノンフィクション伝記。


Photo_71


      斯く言う・珍念のコメントは『蛇足』

「学者芸人」サンキュータツオさん

   


         Jiten_2




     国語辞典は数々出版されているが、それぞれ特徴や違いがある。200冊を超える辞書を持つという「学者芸人」サンキュータツオさん が「学校では教えてくれない!国語辞典 の遊び方」(角川文庫)でいろいろな辞書を擬人化して紹介しているのが面白い。

 「都会派インテリメガネ君」「スマートな現代っ子」「親切で気のいい情報通」といった具合。「しゃれの利かない、おカタいお兄さん」だがみんなに信用される「長男」-これは広辞苑のことだ。俗語や現代語をあまり入れないスタンスが広辞苑にはあるという。

 1955年に初版が刊行された広辞苑は、辞書の代名詞のような存在だ。広辞苑によると…というフレーズはよくお目にかかる。かくいう小欄も何度か使った覚えがある。その広辞苑の改訂版(第7版)が来年1月刊行される。

 2008年1月以来10年ぶりの改訂で、ここ10年ほどで定着した新しい言葉約1万項目を追加する。「上から目線」「がっつり」「LGBT」「自撮り」などの時代を映す言葉を「おカタいお兄さん」が解説してくれるわけだ。

 岩波書店が9月に実施した日本語に関する調査では、正しく美しい日本語を身につけたいと思う人が8割を超え、現在使われている日本語に多くの人が危機感を感じているという。広辞苑リニューアルは言葉への関心をさらに高める機会になりそうだ【天地人】

★゜・。。・゜゜・。。・゜☆゜・。。・゜゜・。。・゜★゜・。。・゜゜・。。・゜☆゜・。。・゜゜・。。・゜★゜・。。・゜゜・。。・゜☆゜

Monomane1





                          『君の引用はたくさんだ、自分の言葉
                         で述べたまえ』
の声が仄かに聞こえる。





 このままでは あの世で(閻魔さま)から叱られる。今日も灰色の脳細胞は冴えません   (*^ω^*)ノ彡

「学校では教えてくれない!国語辞典の遊び方」  トップカスタマーレビュー

とても危険な一冊 投稿者Hachiouji-love

○本好き、言葉好きにはたまらない一冊です。知人の紹介で読みましたが
本当に取り扱い注意です。何故なら国語辞書が欲しくて欲しくてたまらなくなるからです私は「岩波」「新明解」「ベネッセ」の三冊を早速購入してしまいました。

○大抵の家庭にはある国語辞典ですが、深い意味で購入するわけではなく何となくあるというケースが多いと思います。ただ、国語辞典という特性上、一冊ですべてを補完するのは不可能。なので複数の国語辞典を使い分ける必要があるということを良く学ばせてくれる一冊です。良い意味で本当に「取り扱い注意」の一冊です

辞書の特徴。 投稿者T

○テレビアニメの「舟を編む」をみて購入。辞書にもこれだけ特徴があるとは…学生の頃にこういう本と出会いたかった。記憶を辿ると以前使っていたのは新明解。息子は何かと確認したら明治書院だった。早速、岩波と新潮を注文。語感の辞典も読んでみたい。(*゚ー゚*)

『潜水服は蝶(ちょう)の夢を見る』

  Tyou




  ある日突然、脳出血で倒れたフランスの男性の手記を読んだ。
題名は『潜水服は蝶(ちょう)の夢を見る』。男性が病室で目覚めると、意識と記憶は元のままなのに頭のてっぺんからつま先までまひしていた

▼重たい潜水服に閉じ込められたような絶望感の中で、かろうじて動かせる左目のまぶたを使った意思伝達の手段を見つける。アルファベットを読み上げてもらい、望む文字が来たところでまばたく。それを20万回繰り返して文章を紡いだ

▼私たちの身の回りにも、病気や事故で重い脳損傷を負った人たちがいる。遷延性意識障害、いわゆる「植物状態」の患者や家族でつくる「宮城県ゆずり葉の会」は4日、設立30周年の記念式典を開いた。当初は宮城だけだった家族会は近年、北海道、九州でも発足し、活動は全国に広がる

▼「改善することはない」と診断されても、ベッドに横たわる自分の親、夫や妻、子どもの表情のわずかな変化で意思をくみ取る。「生きたい。そう言っている気がする」と家族は話す

<この宇宙のどこかに、僕の潜水服を開ける鍵はあるのだろうか?><ならば僕は行こう、そこへ>。男性の手記はそう結ぶ。重い障害を負った人たちにこそ、先進医療や技術の光を当ててほしい。「鍵はある」と家族は信じ、日々を重ねている。【河北春秋】

☆*:;;;;;;:*☆*:;;;;;;:*☆*:;;;;;:*☆*:;;;;;:*☆*:;;;;;;:*☆*:;;;;;;:*☆*:;;;;;:*☆*:;;;;;:*☆*:;;;;;;:*☆*:;;;;;;:*☆*:;;;;;:*☆*:;;;;;:*



Naku_2




    珍念のコメントは『蛇足』

「天下のご意見番」

Photo


                      大久保彦左衛門は、徳川家康から秀忠、家光まで
                      3代の将軍に仕えた幕臣。時代劇ではよく「天下の
                      ご意見番」として描かれる。たとえ相手が将軍であ
                      ろうと、筋が通らないことには躊躇せず に反論し
          正論を説く場面は痛快だ







▼実際、そうした人物像をほうふつさせる逸話が数多く残る。幕府へ献上する宇治の茶を運ぶ行列に遭遇すると、当時の慣例に反し、道を空けず、茶つぼに頭を下げなかった。「茶が人より貴くてよいものか」

▼将軍家光に天下一の美味を問われ、「塩にございまする。鶴でも鯛(たい)でも塩がなくては食べられたものではありません」。天下一の悪味を尋ねられても、答えは同じ。「塩だけでは一匙(さじ)も食べることができませぬ」

▼彦左衛門は続けて言う。「本当に結構なものは人の喜ばぬもの。諫言(かんげん)もその通りにございまする」。将軍は感心し、「以後、誰からの諫言も喜んで聞くことにするぞ」と誓った(『人物逸話辞典』東京堂出版)

▼安倍晋三首相の友人が理事長を務める大学の獣医学部新設計画について、文部科学省が近く認可を決定する見通しとなった。特区制度を活用した計画を巡り、総理の意向が働いた疑念が指摘されてきた経緯がある

▼もやもやが晴れないままの結論では将来に禍根を残さないか。時には権力者をいさめる勇気ある部下と、厳しい諫言にも耳を傾ける謙虚なトップがそろわないと、問題は繰り返される。【天鐘】

・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆

E


       



     コメントは『蛇足』






季布の一諾

Ya

  信頼できる約束のことを「季布(きふ)の一諾」という。古代中国の季布という武将が、物事を簡単に引き受けない代わりに、一度承諾したら絶対やり遂げたことに由来する。 「季布に二諾なし」ともいう

▼2千年以上も前、項羽と劉邦の時代である。言葉の重さは今も昔も変わらないということか。それが政治家ならなおさらだ

▼自民党が衆院選の公約で掲げた幼児教育・保育の無償化を巡り、政府は認可外保育所の一部を対象外とする方針を検討しているという。安倍晋三首相は3歳から5歳まで全ての子どもの無償化を約束し「安倍内閣の決意は揺らぎません」と強調したのに

▼認可外を推奨していると受け取られかねない、財源確保が難しい―との理由らしい。けれど利用料が高い認可外に通うのは、認可保育所に入れなかった子どもが多い。乏しい財源も選挙前から分かっていたことだ

▼政治の世界である。実現できない公約もあろう。だが選挙で勝った途端にこれでは「舌の根が乾かぬうちに」と言われても仕方あるまい。言葉が軽すぎる

▼反発の大きさに、自民党幹部は「(認可の有無で)区別しない前提で議論する」と、慌てて火消しに走った。「二諾」がないことを願う。ただ、子どもが保育所に入れず、働けない女性がたくさんいる現実も忘れないでほしい。まずは保育所を増やして待機児童の解消を。無償化はそれからでも遅くはない。【卓上四季】

.。.:**:.。..。.:**:.。..。.:**:.。..。.:**:.。..。.:**:.。..。.:**:.。..。.:**:.。..。.:**:.。..。.:**:.。..。.:**:.。..。.:**:.。..。.:**:.。..。.:**:.。..。.:**:.。..。.:**:.。..。.:**:.。.


   De


       このコラム『言い得て妙』素晴らしい!




  Hasiru_2



ウラから目線 不思議な仕掛け=福本容子

   

Photo


             スコットランドの田舎をドライブしていると、車1台がやっとこさ
            通れるような細い道に入ってしまうことがある。荒涼とした大地
            のうねりの中を走る一本の道。新型車のテレビCMで見るよう
            な絶景が続く。





 事情を知らないと焦りそうなのが、こちらに向かってくる車を発見した時だ。そのまま走り続けたら正面衝突する。かといってバックで引き返そうにも、コンビニなどない。

 でも、安心してください。パッシングプレースと呼ばれる待避所というか出っ張りが200~300メートルおきぐらいにある。1台がここで待ち、対向車を通してあげる。後ろから自分より速い車が来た時も、道を譲るのに使う。

 遠くから、車のヘッドライトがピカピカッ。待っててあげるから、来ていいよ、のサインだ。すれ違う時、笑顔で片手を上げたりして、あいさつをするのがお約束みたい。待っててもらうとうれしくなり、今度は自分が誰かにしてあげたくなる。

 都会や高速道路を走っている時と全くの別人格に変えてしまう不思議な力。広大な自然の中で人恋しくなるせいかしら。

 我先に前へ、ではなく、我先に譲る、を楽しんでいる自分に驚く。

 道路話をもう一つ。外国に多いラウンドアバウト。交差点の代わりになるドーナツ状の道路だ。信号機がない場合が多く、輪っかの中の車が通過したら、その中に入り、行きたい方角に出て行く仕組み。

 アメリカのワシントン州政府が調査した。ラウンドアバウトを採用したら、「止まれ」の標識や信号機のある交差点の時より、衝突事故件数が37%減、負傷事故にいたっては75%も少なくなる結果が出たそうだ。

 信号機があると、つい赤に変わる前に通過しようと速度を上げる。追い越し車線があると追い越したくなるし、他の車は邪魔者に見えてくる。

 反対に、自分の判断や良心に任せられると善い行いをするし、善い行いをした後はうれしい気持ちになる。感謝されたらなおさらだ。

 危険運転が問題になっている。1車線の道路やラウンドアバウトだらけにするというのは非現実的考えだとしても、優しさのスイッチが入る仕掛けはないものか。証拠を撮るドライブレコーダーだけが活躍する社会は悲しい。(論説委員)

♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:

Tinen_2




      このコラム 『頂門の一針』 素晴らしい!
.

一般に厳しく、身内には甘い?

         Photo

今は亡き友人と4年前に車で東日本大震災の被災地を訪ねた折、車中で彼は交通違反の失敗を苦々しく話した。

 能代市内でのこと。信号が赤になりかけ寸前の黄色であったので、交差点に突っ込んで抜けたところ、呼び止められて、「信号無視」だと告げられた。

 信号が注意を喚起する黄色になれば停止するのは、道路交通法を持ち出さなくても当然のことだが、彼は他のドライバーも「黄色は突っ込む」を行っていて検挙されていないから、自分の場合もいいだろうと高をくくっていたらしい。「アダマさくるな!」とぼやいていたが、ルールはルール。反則金を払った時も「アダマさくるな」だったろう。

 こちらは10年前から無事故無違反の優良運転者だが、その前はスピード違反とシートベルト着用義務違反。速度の方は、前に車がおらず快適でついアクセルを強く踏んだのが運の尽き。パトカーにサイレンを鳴らされ、反則切符を切られたが、致し方なし。以後慎重に。
 シートベルトの方。ある店舗から道路に出ようとした際に慌てて着用したが、交差点を右折したところで停止命令を受け、交番に。電柱の陰かで警察官が注視していたらしく、「乗る時に着用していなかったのを現認しました」と。「エーッだめなの」と思ったが、後の祭りの反則1点。子どもの頃から知っている別の警察官は、苦笑いとも呆(あき)れたとも取れる表情だった。

 それぞれがルールを守るべきなのだが、それを棚に上げ、交通違反で警察官に恨みつらみを言う人は多い。「何もあんな所で取り締まりをしなくても」「あんまり厳しくしなくてもいいのに」などと。そこから進んで、警察官に鋭い視線を投げる人も。ゆえに、警察署も警察官も厳格に律しなければならないのに、どうも道を踏み外す。

 同僚の交通違反をそろって見逃し・もみ消していたとして能代署の地域課長の40代の男性警部ら4人が、犯人隠避の容疑で書類送検され、停職や減給などの処分を受けた。 一般には厳しく、身内には甘い体質を露呈した。住民の不信感は強く、今後の取り締まりにも冷たい目が向けられるだろう。  【複眼鏡】

・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆


Photo_2


                  このコラム
                『秋葉山から火事』
                『李下に冠を正さず』

「何でもあるけど何にもない」

Kaban




               ダイエーの売り場を評して創業者の中内功さんが言った。
               「何でもあるけど何にもない」。バブルが崩壊し売り上げが
               低迷していた1990年代後半の頃という





◆広いフロアには食品から電化製品までそろっているのに、これといってほしい商品もない。そんな嘆きだったと、秘書経験のある恩地祥光さんが「中内功のかばん持ち」(プレジデント社刊)に書きとめている

◆何でもそろっているかのような恵まれた自治体も、このワナにはまりやすい。例えば神戸はどうだろう。海もあり、山もある。暮らしやすい気候。観光面でも異国情緒にグルメ…とお薦めは十指に余るが、さて

◆「若者に選ばれるまちになるには、ワクワクするような雰囲気が必要」。久元喜造神戸市長が再選後の会見で語っていた。バランスと総合力が大切だともいう。どう取り組むか。2期目は腕の見せどころだろう

◆激しい都市間競争の一方、ものすごいスピードで人が減っていく町や村がある。何もなさそうで何か光るものがある-と頭をひねり、その原石を磨きに磨いて活性化につなげる。その努力なしには生き残れない

◆この街の潜在力はすごいはずなんだけど、なかなかねえ…という都会人のため息は、少々ぜいたくで嫌みに聞こえるかもしれぬ【正平調】

...。oо○**○оo。...。oо○**○оo。...。oо○**○оo。...。oо○**○оo。...。oо○**○о...。


Photo


    このコラム 『言い得て妙』
    「何でもあるけど何にもない」
    斯く言う珍念も、その類かな

「中内功のかばん持ち」 商品の説明 内容紹介

 昭和のカリスマと呼ばれた男、ダイエー創業者・中内功。かつての秘書がその素顔を、いま説き明かす。

 「ダイエー創業者・中内功はどんな人物だったのか」。
1980年代に、当時の中内功CEOを秘書として支えた筆者による初の回顧録。

 「流通革命」「福岡ツインドームシティ計画」「リクルート買収」など、ダイエーを日本一の企業グループに成長させた中内功の壮絶なまでの人生観とユーモラスな一面を、最側近として仕えた筆者が伝える。

トップカスタマーレビュー

大きなビジョンを支える。  投稿者 happybear

  中内功さんのバイタリティあふれる豪快さと、厳しさと、情に厚い人間味を間近で見たまんま、リアルにうまく表現しています。まさしく”昭和のカリスマ”と呼ばれるにふさわしい。いまでは、社内外のステークホルダーのなかで、トップマネジメントができない世の中になっています。

  それらはステークホルダーを意識しながら決断する事であり、そのためには”不合理”や”思いつき”、”予見”があってはならない事、数値的に予測し科学的な論点よりロジックが求められています。

 バブルのよき時代であった事とはいえ、先を見通す大がかりな戦略を次から次へと貪欲に取り組んでいく姿勢は学ぶべき事が豊富にあります。また、秘書のお仕事は、たしかに”かばん持ち”だったのですが、その尋常ではない情熱と熱意、ひたすらに前向きな執念には、心の奥底から敬意を表します。

 同じく今では、合理性を優先し、会社に対する熱意の持ち方もクールになってきており、こういった仕事人もだんだん少なくなってきたのかもしれません。本書は、生々しく赤裸々にその当時のエピソードをおもしろおかしく、そして深い味わいで、たいへん読みやすく書き綴ってあり、いろんなジャンルのビジネスマンにオススメします。

カリスマ経営者の実像に触れた  投稿者 tonton

 裸一貫、流通革命を巻き起こした中内氏。現代には見当たらなくなった強烈な個性のカリスマ経営者の話は、引き込まれるようにおもしろく、一気に読み終えました。時代を変える人は違う、と強く思いました。戦争はいけないという強い意志。ハワイで軍歌を突然歌い出して号泣するシーンには思わずもらい泣きしてしました。

 彼の秘書だったら、苦労が絶えなかったことだろうと思いますが、本人の自慢話がまったくないのは、著者のお人柄なのでしょう。殻を抜けだして、スケールの大きな仕事にチャレンジしなければ、と元気を奮い起こさせられた本でした。

「中内功のかばん持ち」【百聞は一見に如かず】 皆さまぜひ、お読み下さい (*^ω^*)ノ彡

珍念の部屋へようこそ⇒ http://adoria.d.dooo.jp/

ブックマルシェ

Hon


      
       週末、松山の住宅街にある幼稚園は本好きであふれていた。
       県内外の書店が古書などを所狭しと並べる「ブックマルシェ」







 ▼懐かしい雑誌や外国の美しい絵本、手に入れられずにいた小説…。思いがけない出会いに胸を踊らせながら、本の隙間を歩く

 ▼探していた一冊に出会えたときの気持ちを、批評家の若松英輔さんが随想につづっていた。「時空を超えてやってきた、未知の、しかし、旧友と呼びたくなるような存在と巡り会ったよう」。まさにその感覚

 ▼買ったばかりの本を庭のベンチで読む親子に心和む。スタッフと言葉を交わせば、応援する作家や手渡したい思いが見えてくる。本の「市場」は人もつなぐ場。「日々書いて描いて創り出す人たちに感謝しながら」―。添えられた手書きの店案内を大切にしまった

 ▼ヨシタケシンスケさんの「あるかしら書店」(ポプラ社)に出てくる町外れの小さな空想書店を思い出す。客のリクエストに応えて差し出されるのは、種をまき手間を掛けて育てる「作家の木」の話や、いい本を未来に残すため「プロが右往左往する」本屋さんの解説本など、ちょっと変で、哲学的。くすっと笑い、感じ入る

 ▼地域の書店はネット通販や電子書籍に押され、減り続けている。けれど棚の一冊一冊を手に取れば、オンラインでたどり着けない世界が広がる。秋の読書週間。まちを歩いて、ふらっと寄ってみようか。新たな「物語」と出会いに。【地軸】

♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:

  Yomitai


「あるかしら書店」・・・.書籍の内容

 その町のはずれの一角に、「あるかしら書店」があります。このお店は「本にまつわる本」の専門店。店のおじさんに「○○についての本ってあるかしら?」ってきくと、たいてい「ありますよ!」と言って奥から出してきてくれます。今日もあるかしら書店には、いろんな理由で本を探しにお客さんがやってきます。

 この本屋さんでは、「あったらいいな」という本や夢いっぱいのグッズが、次から次へと飛び出します。月明かりの下でしか読めない「月光本」、読書に付き合ってくれる「読書サポートロボ」、ふたつの本を合わせて初めて読むことができる「2人で読む本」などなど、読んだらきっと「本ってやっぱりいいよねぇ」と言いたくなってしまうエピソードが満載。大人気の絵本作家ヨシタケシンスケさんの豊かな発想力がめいっぱい詰まった、ますます本が好きになってしまう一冊です


Photo_7        


         斯く言う(珍念)のコメントは『蛇足』

 


松尾貴史のちょっと違和感

Hen


          野党質問時間の削減提案
          ずるいというより恥ずかしい




 ▼衆議院選挙も終わり、与党が3分の2を超える議席を「漁夫の利」で獲得し、「謙虚に」「謙虚に」を連呼するお仲間をよそに、副総理が「北朝鮮のおかげ」と、「国難」を選挙利用したと受け取られても仕方がない不謹慎かつある意味正直な発言をした。森友・加計疑惑に「国会で丁寧に説明していく」と言っていたのが全くのうそであったことを裏付ける言動も連日露呈しているが、今度は「野党の質問の割当時間を削る」というすこぶる行儀の悪いことを言い出した。この政権の優先順位のおかしさ、狡猾(こうかつ)でアンフェアな姿勢もここまで臆面なくやるかといった印象だ。

 ▼質問時間は議席数に応じて考えるべきだ、と一見筋が通っているような言い回しを用いているが、全くもっておかしい。麻生政権の時に「野党6、与党4」だったのを、民主党政権になって当時野党の自民党がごね、「野党8、与党2」のバランスになったのではなかったか。自分たちの政権運営で野党に突っ込まれると困る部分がよほど多いのか、野党の質問時間を減らすという暴挙に出たことは、ずるいうんぬんよりも、ただただ恥ずかしい。

 ▼逆に、与党に質問の機会など与えることはないとすら感じる。前の自民党なら、党内にもさまざまな考えや立場の人がいたから与党への時間配分も当然だと感じる部分があったけれど、いまの与党にはトップが言ったことに何でも右へ倣えで、与党の質問時間こそが無駄であると言いたい。だから時間が余って般若心経を唱えるボンクラな質問までやらかしてしまうのだ。

 ▼「もりかけ」からの逃走だと思われないために、若手からの要望のフリをしてるのではないかとも感じる。自分たちから言い出すと卑劣だと批判されてしまうから、「地方の声」「若手からの要望」という形にして、それを受けての「それもそうだ、当然だ」という演出をしたいのだろう。

 ▼つまりは「これからも追及から逃げるぜ」という分かりやすい意思表示だ。こんなことのために大事な税金と時間をさらに浪費させることを、国民が許してはいけない。

 ▼若手からの声とされている、地元からの「なぜもっと質問しないのか」という要求は噴飯だ。法案が出る前に身内で議論し調整すればいいだけのことだ。地元への説明こそ、己でやるべきではないのか。

 ▼テレビのニュース番組でコメンテーターの後藤謙次氏が、「自民党が野党の時、質問時間をよこせ、よこせと。宮沢内閣の時は自民党側が自分たちの時間を譲った。自己都合。今の国会は審議時間至上主義で、審議時間を与党が支配してしまうと、時間が来たら、はい採決、となってしまう」と語っていたが、わかりやすい。同じ意見をだらだらしゃべり合って「十分審議に時間を費やした」と強行採決が繰り返されるばかりの無意味な国会になってしまうではないか。

 ▼こんなばかなことを言って恥ずかしいという自覚症状はないのか。民意だというが、民意は安倍政権不支持が多数派なのだ。

 ▼近年の与党からの質問というのは、つまりは「おべんちゃらトークショー」であって、身内の褒め合いを見せられるほうはむなしさを感じる以外にない。政権運営の「手前みそ大会」に多くの時間を使いたい、けれども野党からの批判、要望、提案、疑義には答えたくないということの表れ以外の何ものでもない。

 ▼マスコミも中立を装っている場合ではない。明らかに間違っているのだから、総出で真っ向から批判すべき事件だろう。(放送タレント、イラストも)

☆*:;;;;;;:*☆*:;;;;;;:*☆*:;;;;;:*☆*:;;;;;:*☆*:;;;;;;:*☆*:;;;;;;:*☆*:;;;;;:*☆*:;;;;;:*☆*:;;;;;;:*☆*:;;;;;;:*☆*:;;;;;:*☆*:;;;;;:




Meisak51


         このコラム『的を射る』






恐怖

01


        明治・大正期の文学者、森鴎外の短編小説。初出は「中央公論」
        [1916(大正5)年1日。弟殺しの罪で島送りとなる喜助。彼を高瀬
        舟で護送する同心の羽田庄兵衛。同心は罪人である喜助の晴れ
        やかな態度に疑問を持ち、理由を聞く。喜助は島送りに当たって
        二百文の銭をもらったと喜んでいる。また、弟殺しの経緯を聞くに
        およんで、これが果たして殺人に当たるかどうか。同心、羽田は
        疑問を感じる。






 島送りにされる罪人喜助と護送役の同心との間の会話で弟殺し事件の真相が明らかにされる。一説では、安楽死の是非をテーマにしたともされる森鴎外の短編「高瀬舟」だ。

 同心は晴れやかで目に輝きさえある罪人を不思議に思い、こらえ切れず「人を殺(あや)めた理由を聞かせてくれぬか」と問いかける。とつとつと喜助の口から語られるのが剃刀(かみそり)自殺を図ったが、死にきれず苦しむ弟に頼まれのどから剃刀を引き抜いたという真相だった。

 被害者に自殺願望があったと聞いたとき、苦を取り除くために兄が弟を殺し島送りの罪人になってしまう鴎外晩年の短編がちらっと頭をよぎった。だが事件の実態が分かるにつれ、全く異質で自分勝手な猟奇的殺人であることを知った。

 ネット上で「首吊り士」を名乗り女性に接触、「首つりの知識を広めたい」「練炭自殺は未遂に終わると苦しいから首つりがいい」などと書き込んで「つらさに直面している時に死なないと決意が鈍る。自殺を手伝う」と伝え、次々アパートに連れ込んだという。

 切断遺体遺棄容疑者の男は一部女性についての動機は乱暴目的だったと認め、金銭を奪う狙いもあったとされる。被害女性の交際男性から安否を聞かれると事件の発覚を恐れて、この男性も殺した。狂気に周到さが交じった犯罪である。

 死に手を貸した人間が晴れやかとは変だ、とは鴎外への指摘。その点に目をつぶれば優れた作品だが絶対に目をつぶれないのが座間事件の残忍性である。死の瞬間、被害者の胸にあったのは恐怖とだまされたという思いだったはずだから。 【くろしお】

:;;;:+*+:;;;:+*+:;;;:+*+:;;;:+*+:;;;:+*+:;;;:+*+:;;;:+*+:;;;:+*+:;;;:+*+:;;;:+*+:;;;:+*+:;;;:+*+:;;;:+*+:;;;:+*+:;;;:+*+:;;;:+*+:;;;:+*+:;;;:+*+:;;;:+*+:;;;:+*+

【飛んで火にいる夏の虫】の諺を思い出す! 

森鴎外著「高瀬舟」で、知足ということ を学びました。

 国語の教科書にも載っていて、昔は安楽死のテーマについて考えされられたものでしたが、最近読んでみると知足(足るを知る)ということがもう一つの重いテーマとして浮かび上がってくるように感じられました。

 この小説の発表が大正5年。その前年、第一次世界大戦にうまいこと乗っかって戦勝国サイドにいた日本は、辛亥革命後に混乱している中国に対して21か条の要求を押し付け、山東省や満州などでの権益を認めさせている。

 欲しいもの、必要なものは他の国を侵しても獲得するという西欧列強に学んだ強欲な意識が、外交でも発露されてきた時期だ。江戸の昔は、島国の領土の中で、そこにあるもの、限りあるもので自給自足し、足りなければ足りないでなんとかするということが意識の元にあったようです。

 もちろん鴎外はそのような事情を直接的に揶揄することはしないが、彼の提起した知足というテーマは、現代においても、なお思い返すべき問題だと自覚している。

 短編の中に多くの考えさせられることが詰まっている。しかもその答えは読者に任されていて、鴎外は決して独善的な示唆はしない。最近の小説はその逆で押し付けがましいのがありますが。筆者だけ、そう感じているかも知れません・・・?

 今日も(珍念)のコメントは(オチ)が冴えません! ┐( ̄ヘ ̄)┌ フゥゥ~

どっこいAIBOも生きている



Photo        

                長年共働きをしてきた夫婦に子供はいない。
                退職して味気ない毎日が続いていたところに
                かわいい犬がやってきた。話題が増えて、笑
                い声も絶えなくなった。夫はジュンコと名付け
                た理由を言わない。




 ▼初恋の人の名前かな、と勝手に想像してにんまりしている。10年ほど前の小紙大阪版の夕刊に、64歳の主婦がこんなエッセーを投稿していた。ジュンコは実は、ソニーの家庭用ロボット犬「AIBO(アイボ)」である。

 ▼人工知能のAIと日本語の「相棒」の意味を込めて、命名された。刺激に応じて、喜怒哀楽の表情を浮かべたり、お座りなどの芸もさせられる。平成11年に発売されると大きな反響を呼び、社会現象にまでなった。冒頭の夫婦のように、多くのAIBOが家族の一員として受け入れられている。

 ▼そんな「飼い主」にとって、今やなくてはならない存在になっているのが、家電修理会社の「ア・ファン」である。すでにAIBOの生産を終了し、保守窓口も閉鎖しているソニーに代わって、修理を引き受けている。足りない部品は、「献体」を募ってしのいでいる。

 ▼ソニーは「AIBO」の後継モデルとなる「aibo」を来年1月に発売すると発表した。初回分はすでに完売している。丸みを帯びたデザインは、より本物の犬に近づいた。新型のAIによって、飼い主の喜ぶ動きを学習して、成長できるようにもなった。将来は認知症の高齢者や子供の見守りも可能になるという。

 ▼ただ、飼い主との絆が強まるかどうかは、性能のよさだけで決まるものではない。「ア・ファン」によると、「aibo」発売のニュースを受けて「AIBO」の修理依頼も増えている。ジュンコは、今でも元気でいるだろうか。【産経抄】

★゜・。。・゜゜・。。・゜☆゜・。。・゜゜・。。・゜★゜・。。・゜゜・。。・゜☆゜・。。・゜゜・。。・゜★゜・。。・゜゜・。。・゜

  脳裏に【手塚治虫】の「しあわせな未来」が思い浮かぶ!


     Mirai_4

火の鳥・復活編「しあわせな未来」のその果てに

 コンピュータの利用度がますます増大して、人間は生産や頭脳労働から解放される、というより、追放されるか、もしくはコンピュータに管理される奴隷のような存在になるかもしれない。そうなれば、ロボットは人間、 つまりあなた自身のことになるかもしれませんよ。 (アンドロイド・『鉄腕アトムの未来学』週刊読売掲載エッセイより)


 家庭の仕事は何でもこなせる 便利なロボットが普及し、 ママは家事から解放されました。そしていつしか子育ても ロボット任せになってしまいます。子どもたちが両親ではなく ロボットに育てられる。そんな未来は果たしてバラ色の未来でしょうか?

 人は人と触れ合うことで はじめて心を育むことが出来る。
だとすれば、 インターネット授業が主流になって 子どもたちは学校へ行く必要がなくなる、
という話題がもはや 「未来の話」では なくなりつつ ある現代は、「とても危険な世界」になりつつあるのかもしれません。

 Aipo


      斯く言う(珍念)「aibo」欲しいです モジモジ(。_。*)))





校則

Photo


                             背の高い人、低い人。色黒の人、色白の人。
                             人間は一人一人が異なる。髪の色も黒、茶、
                             金色とさまざまだ。もちろん外見だけではない。
                             そんな社会の多様性を尊重できるよう子どもた
                             ちを導くのも、教師の役目のはずだが…







▼その学校の無軌道ぶりには怒りすら覚える。大阪府の府立高女子生徒が、生まれつき茶色っぽい髪を黒く染めるよう何度も強要され、不登校になった問題である。生徒は府に損害賠償を求める裁判を起こした

▼訴状によると、痛みやかぶれが生じるほど何度も染めさせられた。それでも不十分だとし、修学旅行や文化祭に参加させてもらえなかった。驚くべきは、学校側が「たとえ金髪の外国人留学生でも黒く染めさせる」と言ったことだ。多様性の尊重などみじんも感じられない

▼もちろん高校生活に一定のルールはあっていい。しかし、それはあくまでも生徒のためであり、常識の範囲内でなくてはなるまい。生徒の人権を踏みにじるような校則は認められない

校則に書かれているから守るのではない。守らねばならないことをまとめたものが校則であろう。けれど、生まれながらの髪の色を無理やり黒く染めることが、どうしても守らねばならないこととは到底思えない

▼高校での主権者教育の重要性が高まっている。理不尽な校則を強制するような学校で、果たして本当の民主主義を学ぶことができるのだろうか。【卓上四季】

・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆


Dohatu

    これ以上吠えると『窮鼠猫を噛む』

落とし穴

          Seikatu

ショートショート(超短編)の名手、星新一さんに「ゆきとどいた生活」という小説がある。80階建てアパートの72階に暮らし、宇宙旅行専門の保険会社に勤める男が主人公だ



▼朝、起床時間になっても起きる気配のない男を、天井からおりてきたマジックハンドのような手が抱きおこし、着替えさせる。朝食の用意もできている。出社時間になると、手は男を繭形の乗り物に入れて送り出す。これで、間違いなく会社に着ける

▼そんな未来の乗り物が実現に少し近づいたのか。開催中の東京モーターショーを訪れて思った。自動車メーカーが自慢の最新技術を披露している。混雑した週末の会場で、特に多くの入場者を集めていたのが自動運転の試作車だった

▼人工知能(AI)が運転手と会話し、表情や気持ちを読み取り、目的地まで最適の経路などを薦める。強いストレスを認めれば、自動運転に切り替えてくれる。これだと居眠りやイライラ事故は減ろう

▼ただ、未来に前のめりになるのはいいが、やはり気掛かりなのは足元の安全である。相次いでメーカーによる検査不正が発覚した折も折だ。未来の車も安全は絶対、おろそかにできない

▼星さんの小説は、至れり尽くせりの便利さに潜む落とし穴が物語のみそである。技術をいくら積み重ねても、一つ手抜かりがあれば信頼は帳消しだ。【滴一滴】

・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆

40101410_t2


      

        このコラム『頂門の一針』 痺れる!







ゆきとどいた生活

 この話の内容はは・・? 死体を世話してたって事ですか? 
機械によっての生活で助かる命も、助からなかったって事ですか?

 毎日ルーティンな動きをする機械は、主人の死には気づかなかった、という皮肉な話だったと理解していますが!

 科学が進歩しても、そういう意味では、ゆきとどいた生活とはいえないと思う。
これ以上は『蛇足』

« 2017年10月 | トップページ | 2017年12月 »