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何を読んでいるか言ってごらん

Furansowa

             「何を読んでいるか言ってごらん。そうすれば君がどんな人間か
             当ててあげよう」。
1952年ノーベル文学賞を受賞したフランソワ
             モーリヤックのよく知られた名言だ。


 ▼子どもたちに読書を習慣づけさせ、考える力や作文力を養う目的で毎年、実施している「宮崎県小学生読書感想文コンクール」(宮崎日日新聞社主催)の選定図書は36点。数冊に目を通したが「昔話法廷」(金の星社)には一ページ目から本の世界へ引き込まれた。

 ▼裁判員裁判の法廷で裁かれる被告人は「三匹のこぶた」の末っ子、カチカチ山のウサギ、「白雪姫」の王妃という昔話の登場人物たち。絶対無罪の先入観が覆されたり、その逆もあったりで裁判を理解するための手引書にもなっている。

 ▼なぜ死んだオオカミの家のカレンダーに「3時。豚肉パーティー トン三郎の家」という書き込みが残されていたのか。こぶたの家のテーブル上に「オオカミのただしいころし方」という本があったというオオカミの母親の証言に果たして信ぴょう性はあるのか。

 ▼裁判員のひとりか、こぶたの末っ子かオオカミの母親になったつもりで読むとおもしろさが何倍にもなるだろう。コンクールの担当者によると厳選された選定図書のなかには大人が読んでも思わずうるっとしてしまう本も含まれている。

 ▼読書感想文は苦手という子も夏休みに一冊はしっかり読んで、書くことに挑戦してほしい。モーリヤックがその本の背表紙を見たら、こう言うはずだ。「あなたは心豊かな子だね。そしてきっと知的で思いやりのある大人にもなるだろう」 【くろしお】

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このコラム  『干天の慈雨の如し』素晴らしい!

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      「昔話法廷」 商品の説明 内容紹介 内容(「BOOK」データベースより)

  これから不思議な裁判が始まろうとしている。被告人は、オオカミを殺してしまった『三匹のこぶた』の末のこぶた。おばあさんの敵討ちのためにタヌキを殺そうとした『カチカチ山』のウサギ。そして、嫉妬をつのらせて美しい姫を毒殺しようとした『白雪姫』の王妃。昔話の登場人物たちを、現代の法律で裁く「昔話法廷」開廷


トップカスタマーレビュ

Eテレのドラマ版の内容で終わってはいません。 投稿者のらくろ

◆3匹のこぶた、カチカチ山、白雪姫を題材に、ブタの三男、うさぎ、王妃が裁かれます。本書では、3つのお話が裁判員の目線で語られていますが、ドラマ版の終わりよりも、少し後の時点までが語られているので、ドラマ版をご覧になった方がお読みになっても楽しめるかもしれません。

◆こぶたの話には、三びきのコブタのほんとうの話―A.ウルフ談 (大型絵本)や、3びきのかわいいオオカミもあり、私はどちらかというとオオカミに同情する立場なのですが、賢い三男がどのような判決を受けるのか、とても気になります。小学生の娘も、3つの話の「その先」が気になるようで、ディベートになりました。私は、三男とうさぎは有罪で、王妃は不起訴だと思います。

とても考えさせられました。 投稿者yuki

◆本書は、NHK Eテレの中高生向けドラマ「昔話法廷」を本で再現したもので、児童書の分類とされていますが、大人でもとても考えさせられる内容だと思います。本書を読む前に、公式サイトでドラマを見ていただいたほうが、より状況も思い浮かべやすいのではないかと思います。

◆私も本書を読む前にドラマを見てみたのですが、ドラマは15分程度だったので、手軽に見ることができました。ドラマでは、最終弁論のところで終わっているのですが、本書では、その後の裁判員たちの評議の様子が描かれています。ドラマはとても気になる終わり方だったので、評議の部分があってとても良かったです。

◆3つの裁判は、昔話をモチーフにしているため、原作を知っている人からすると、こぶた、ウサギ、白雪姫に肩入れしてしまうと思いますが、原作とは切り離して考える必要があると思います。正直、どれも証拠が不十分だとは思いますが、私の意見としては、こぶた・ウサギは有罪で、王妃は無罪だと考えました。いろいろな人と議論してみたい作品です。

「疑わしきは被告の利益に従う」、近代自由主義刑法の基本原則  投稿者泣きオニ

◆刑罰を目的とせず、犯罪者の更生を求める、民主義国家における刑法、しかし、推定無罪について、どこまで被告人有利に、状況証拠を解釈すればよいのか? 結局は、裁判官および裁判員の感性に委ねられてるのが、現実ですよね・・・人が人を裁く難しさがよくわかります。 (;'∀`)

「昔話法廷」⇒ 『百聞は一見に如かず』 ゜.+:。(*´v`*)゜.+:。

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