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「金環蝕」

Honoo


             まわりは金色の栄光に輝いているが、中の方は真っ黒に
             腐っている。太陽が月の後ろに隠れて細い光りん状に見え
             る天文現象の金環蝕(しょく)を、政治の世界にたとえている。







 石川達三の小説を原作にした山本薩夫監督の映画「金環蝕」(昭和50年)は、このような冒頭のナレーションで始まる。実際にあった九頭竜川ダム汚職事件をモデルに、政治の腐敗を描いている。

 ダム建設に関連してゼネコンが政治家に巨額の献金を行い、不正に工事を落札する。さすがに40年以上前の作品だから、このような露骨な出来事はなくなってきているのだろう。

 今、観賞して印象に残るのは、事件を追及する国会の委員会。九頭竜川ダム問題は実際に関係者が不自然な死をとげるなどして、真相があやふやになってしまった。

 安倍首相の友人に便宜を図ったのではないかとされる加計学園疑惑の国会での追及も、同様にあいまいなまま終わるのではと危ぐされる。

 加計学園疑惑についての政府や安倍首相の説明に、納得できない人は多いのではないだろうか。政治の金環蝕は消してもらわねばならな【国原譜】

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           このコラム 『的を射る』 すばらしい!

           「金環蝕」 『百聞は一見に如かず』 ( ^ω^)おっおっおっ


映画「金環蝕」 トップカスタマーレビュー

政治の世界をブラックユーモアで  投稿者  SLマニア  VINE メンバー

 封切りの時に観た時は、ピンと来なかったが、見直すとなかなか面白いことに気づいた。登場する政治家は実際を彷彿させるものもあるが、それ以上に国民のことなど一切眼中にない連中ということで、そら恐ろしさを覚える。

 登場人物は全て「悪い奴」である。仲代達矢のクール、三国連太郎の怪演、宇野重吉の入れ歯を変えて形相を変えての熱演。そういう演技の渡り合いも見所である。

国会議員が観ておくべき作品  投稿者  Dr.サトール 

 戦後のというか大日本帝国が崩壊して軍隊という強権が消滅した後、金が全ての世の中という認識が増殖し日本を覆い尽くしていくのを自らその中に首まで浸かりながら助長してきた金力政権の内幕をある意味シンボリックに、コミカルに描いた秀作ですね。

 話としては現代にもそのまま通じる省庁の利権(公共事業の許認可権)に群がるゼネコンとそれを仲介して私腹を肥やす族議員、政府与党の腐敗ぶりが浮き彫りにされており、登場する政治家、官僚、マスコミ、金融業者等々全てが曲者でどこにも救いが無いという正にタイトル通りの黒い構造が良く理解出来ます。

 年配の世代には池田、佐藤(両元首相)の政権禅譲?の裏事情や二人の田中(彰治、角栄)の代理闘争、また官僚出身の黒金(官房長官)と森脇(下町の金融王)の食うか食れるかの虚実の対決などを各々実力派の俳優が演じていて非常に楽しめるのですが、特に宇野重吉さんの珍しい悪役(高利貸し)と仲代達矢さんのエリート政治家の化かし合いは本作の最大の見せ場となっており、山本監督の面目躍如というところでしょうか。

 本作は利権汚職の典型的なケースを取り上げていますが、現職の国会議員は本作を観てもう一度襟を正し、特に初当選議員は政治家は如何にあるべきかを肝に銘じて国民の負託に応えていってもらいたいですね。政権交代が近づく中、あるべき政治の
姿を問う反面教師として格好の一作だと思います。
   

天網恢恢疎にしてもらす?  投稿者  義歯倭人伝   

 この映画は国の発注工事に絡むスケールの大きいビッグな金環蝕をテーマにしていますが、小生のまわりにあるミニコミュニティーでもスモールな金環蝕といえそうな事例を垣間見ることがあります。小生のまわりだけでなく、友人のまわりでもスモールな金環蝕の存在を感じることがあるそうです。

 マンションや団地などは大規模な修繕を定期的に行うための資金を積み立てているのですが、比較的規模の大きなマンションや団地では積立金のストックも高額です。地縁、血縁、グループ縁等でつながりを持っている業者に落札させるような決定が行われたり、自己が営む事業の資金に積立金のストックを流用するような決定を行ったりと、やりたい放題のスモールな金環蝕には事欠かないというのが現実のようです。

 「天網恢恢疎にしてもらさず」とは言うものの短期的には「弱肉強食」というのが現実なんだろうなーと思いながら鑑賞した映画です・・・・。

 これ以上は『蛇足』!

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