« 鳥の目と小池知事 | トップページ | 短冊に願いを込めて! »

ダモクレスの剣

Turugi


   栄華の中にも危険が迫っていること。シラクサの王ディオニシオス
   の廷臣ダモクレス(Damocles)が王位の幸福をほめそやしたところ
   王が彼を天井から髪の毛1本で剣をつるした王座に座らせて、王者
   の身辺には常に危険があることを悟らせたという故事による。






 対馬海峡付近で北朝鮮の駆逐艦から発射された核ミサイルは、海上自衛隊の護衛艦の上空で爆発した。その強力なエネルギーは、時間の流れをかき乱してしまう。

 ▼北朝鮮兵士と自衛隊員がどんな運命をたどるのか。筒井康隆さんのSF短編小説『地獄図日本海因果(だんまつまさいけのくろしお)』で確かめていただきたい。もっとも、昭和43年の発表当時のようには楽しめない。北朝鮮は核開発を着々と進め、日本海に落下するミサイルの実験はもはや常態化している。

 ▼むしろ現実の世界が、筒井さんのスラップスティック(ドタバタ劇)の様相を呈してきた。たとえば米国の大統領は、国内外の難問に取り組むより、気にくわないテレビ局をプロレス会場でやっつけるネットの動画作りに夢中である。

 ▼そのトランプ大統領もさすがに背筋が寒くなっただろう。北朝鮮は4日、大陸間弾道ミサイル(ICBM)の発射に成功したと発表した。米政府も確認した。北朝鮮は確実に、米本土に到達するミサイル技術を備えつつある。
 
▼筒井さんは、やはり核ミサイルをテーマにした『アフリカの爆弾』で、ケネディ元米大統領が国連で行った有名な演説を取り上げている。古代ギリシャの故事によれば、王に促されて王座に座った家臣のダモクレスの頭上には、鋭い剣が、髪の毛一本でつり下げられていた。人々は核兵器というダモクレスの剣の下に暮らしていると、ケネディ氏は訴えた。

 ▼北朝鮮メディアは、ICBM発射実験の成功に立ち会って、無邪気に喜ぶ金正恩・朝鮮労働党委員長の写真を配信している。万が一髪の毛が切れてしまえば、世界にどんな厄災がもたらされるのか。若き独裁者の表情からは、想像した形跡がまったくうかがえない。それが一番、恐ろしい。【産経抄】

:;;;:+*+:;;;:+*+:;;;:+*+:;;;:+*+:;;;:+*+:;;;:+*+:;;;:+*+:;;;:+*+:;;;:+*+:;;;:+*+:;;;:+*+:;;;:+*+:;;;:+*+:;;;:+*+:;;;:+*+:;;;:+*+:;;;:+*+:;;;:+*+:;;;:+*+:;;;:+*+



Kiru1


   XXはXX!





筒井康隆 『地獄図日本海因果(だんまつまさいけのくろしお)』

内容(「BOOK」データベースより)

 おれたちが安心して生活できるのは、国家が守ってくれているためだ。だから国家には、できるだけたくさん税金を恵んでやるべきだ。よく吠える番犬には肉をたくさん投げてやるのと同じにな…。倒錯した納税意識が痛快な表題作はじめ、二組の夫婦が奇妙な同棲生活を行う「融合家族」、北朝鮮軍の発射した核ミサイルにより時空が大混乱する「地獄図日本海因果」など、抱腹絶倒の傑作、全八篇収録

 筒井康隆先生のハチャメチャSF作品である「地獄図日本海因果(だんまつまさいけのくろしお)」では、「もちつき」「もたつき」「ごろつき」が登場する第二次朝鮮戦争勃発で北朝鮮艦隊が対馬海峡に侵入迎え撃つ海自艦隊にできそこないの核ミサイルを放つも、不良品だったため空間を破壊せずに時間軸を無限に壊してしまう

 海自艦隊は北朝鮮艦隊ともども日本海海戦の現場にタイムスリップだしぬけに出現した未知の艦隊に驚いた東郷提督は敵前大回頭を下命し海自艦隊を攻撃北朝鮮艦隊はバルチック艦隊に2発目の核ミサイルを発射するもやはり不良品で、こんどはなぜか北大西洋に行ってしまいタイタニック号にぶつかりそうになり発狂者続出

上空支援の空自編隊は一面森林のナウマン象の時代にタイムスリップし、あてどなく燃料切れまで飛び続ける異なる潮位が各時代の対馬海峡に発生したせいで大津波が発生文永11年、折りしも博多湾に侵攻した蒙古高麗連合大船団は壊滅し、時の執権北条時宗は狂喜して縁側から転げ落ちる

 皆 さま周知の如く海上自衛隊(正しくは日本国民海軍)に所属する艦船の名はひらがな表記であるが、軍艦に求められる格好良さ、精悍さ、威厳、そして品位に欠けている気がしてならないと高校の頃から思っている

 漢字だと先時大戦の侵略を想起させるというのが、ひらがな表記の理由なんだそうですが、もういいかげん反日ジェラシックヒステリー国家群の顔色をうかがわなくともいいのでは、しかしもうひとつ具体的な問題として、艦にペイントされた漢字は読み辛いという事情もあるそうだ(帝国海軍時代もカタカナやひらがなで艦首などに書かれていたらしい)

そういう意味では日本語って便利だと思う!

 「もたつき」「ふらつき」「ごろつき」 これは筒井康隆さんの「地獄図日本海因果(だんまつまさいけのくろしお)」に登場する護衛艦の名前。あいてをゆだんさせる護衛艦のなまえ。

 読者の皆さまへ 『地獄図日本海因果(だんまつまさいけのくろしお)』【百聞は一見に如かず】・・・!これ以上は『蛇足』 (*^.^*)

« 鳥の目と小池知事 | トップページ | 短冊に願いを込めて! »