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「花と、面白きと、めづらしきと、これ三つは同じ心なり」。

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      さすがに華がある―と好意的に見る向きも少なくなかったのだ
      いまやその蓮(はす)の花も、人々の期待もすっかりしぼんでし
      まったようだ。民進党の蓮舫参院議員が、平和の象徴だという
      自らの名に触れつつ、代表としての抱負を熱く語ったのはわず
      か10カ月前である。







▼自民党の歴史的惨敗や都民ファースト躍進とともに、東京都議選であらためて浮かび上がったのはこの党の体たらくだ。獲得したのはたったの5議席。へたをすれば1議席とされた下馬評に比べれば善戦との声もあるそうだから、話にならない。かりそめにも国会では野党第1党なのに、こんどの選挙では蚊帳の外だった。

▼蓮舫代表は党勢回復の切り札だったろうに、焦るばかりなのか、どうにも顔色が暗い。しかと路線も定まらぬ組織の、深い混迷を示してあまりある。かくて安倍1強のおごり、高ぶりを極まらせていったのが蓮舫体制の10カ月ではないか。穏健な保守とリベラルが理念を競う政治からは、日本はずいぶん遠いところに来た。

▼「花と、面白きと、めづらしきと、これ三つは同じ心なり」。世阿弥の「風姿花伝」にある言葉だ。観客を感動させるものはワクワク感や新規性だということだろう。残念ながら、かの蓮の花はそんな魅力を放つことがないまま今日に至る。花の下の泥の池で、レンコンに徹すると意気込んだ幹事長の罪も一通りではない。【春秋】

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「風姿花伝」 商品の説明 内容紹介

 一般に『花伝書』として知られる.亡父観阿弥の遺訓にもとづく世阿弥最初の芸能論書で,能楽の聖典として連綿と読みつがれてきた.「幽玄」「物真似」の本義を徹底的に論じ,堂々たる芸術表現論として今日もなお価値を失わない. --このテキストは、単行本版に関連付けられています。

トップカスタマーレビュー

花と萎  投稿者  める 

 「風姿花伝」は、能芸論書ではあるが、芸術において最も肝要でありながら論が分かれたり、観念的で自己満足になってしまいがちな部分に、論理的且つ理知的な指針を据えたものである。そしてまた、それを実現するための方法論を、曖昧にせず、具体的且つ現実的に述べたものである。

 「風姿花伝」は、能楽の聖典として読み継がれてきたとあるが、もともとは自身の一族にのみ向けて書かれたものであり、それがこうした現実的、具体的というところに、つながったとも考えられるが、ただの修行ノートではなく、以後の日本文学からビジネスにおいてまで様々な分野に影響をもたらした名著である。

 先に述べた「一番大事でありながら論が分かれたり、観念的で自己満足になってしまいがちな部分」というのは、言うまでもなく、彼の著作のほとんどに冠している語、「花」である。世阿弥の不本意ではあるが、「美」と言い換えてもよい。少なくとも芸術について語られるとき、この「美」から逃れられたことはない。それは、「美」というものが芸術という概念の根幹であり、原動力であるからに他ならない。

 また、現時点では「美」において正解はない。科学、つまり誰がどこで行おうとも同じ結果が得られる、という類いのものではないのだから当然の帰結である。この作品が最も正しく美しいのであるなどという論に、価値はないのである。芸術の評価という点において、近代美学の観...続きを読む ›

読みやすいです。 投稿者林ゆみ子ベスト1000

 「秘すれば花」「離見の見」…。世阿弥による、能の教則本です。人生において大切にしたいことが、書いてあるので、ビジネス書のコーナーに置いてあることもあるようです。「秘すれば花」、愚鈍を装い、爪を隠す、ひけらかさない、そうすればいざ、舞台で自分の出番が来たとき、他を圧倒することができる。と、いうような意味に理解しています。

 「離見の見」、自分を俯瞰して少し離れたところから観察する。そうすることにより、客観的判断ができて、冷静に物事に対処できるようになる。と言うような意味だと、自分なりに理解しています。

室町時代のイノベーション論  投稿者pixypixy

 2017年は世阿弥生誕654年だそうです。その世阿弥が能の奥義を子孫に残すために書いた秘伝の書が「風姿花伝」。書かれている内容は、前述のとおり、能の奥義でありますが、現代を生きる僕たちが読んでも、人生のあらゆる場面で役に立つ術と捉えることもでき、まさに日本最古の「自己啓発本」といったところでしょうか。

 例えば、「しかれば、道を嗜み、藝を重んずる所、私なくば、などかその徳を得ざらん。」
とありますが、これは日々の稽古によって基礎を覚えることを疎かにしてはいけないと戒めています。

 一方で、「申楽も、人の心に珍しきを知る所、即ち面白き心なり。花と、面白きと、珍しきと、これ三つは、同じ心なり。」ともあり、人にとって珍しく新しいものであるからこそ面白い。そのような珍しいものを築いていくことの大切さを訴えています。この点をドラッカーのイノベーション論に例える方もみえます。技術革新と同様、同じ所に留まらず常に自分の藝を更新せよということでしょうか。

 そして、最後に「信あらば徳あるべし。」とあります。すなわち「信じていれば、必ず良いことがある」といったところでしょうか。その他にも人生の節目節目で留意すべき点や、はたまた教育論にも触れられていて、まさに現代の僕たちが読んでも遜色のない本だと思います。

 斯く言う(珍念)昨日、歯医者を受診したとき、歯科衛生士の方から(ブログ)拝見しています。でも、ちょいと哲学が・・モジモジ(。_。*)))) 

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    何百通りのコメントが書けるようだ?
    分かり易く、自分の言葉で述べるように致します。

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