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「姑(しゅうとめ)の涙汁」

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            姑(しゅうとめ)の涙汁」とは、ごくごく少ないことを言う。
            姑は、嫁への同情の涙をめったに流さないからだとか。
            江戸のことわざ集にある







 この川柳も同時代。<物さしを娵(よめ)へなげるはうつくしひ>。繕い物でもしていたのだろうか。物差しを、と言われて嫁に放り投げる。ひどい仕打ちである。こんな冷たい態度が美しいとは

 「江戸川柳便覧」(三省堂)を引くと、これにはちょっとした事情がある。物差しを手渡しすると仲が悪くなるとの俗信があり、それを知っていたから姑は投げた。愛情のこもった美しい情景である、と句は言いたいようだ

 姑に百景あり。ありきたりな演技になりがちの姑や母を奥行き深く表現し、芝居を引き締めたのが、俳優の野際陽子さんである。きりりとした格好よさを生涯失わずに逝った

 著書「70からはやけっぱち」(KADOKAWA)に、アゲハチョウの幼虫を育てたエピソードを記している。<蛹(さなぎ)になって、10日くらいで羽化し、一時(いっとき)娘の指に止まって羽ばたいた後、秋の青空に向かって勇んで飛び立っていきました>

 老いを意識する年齢になって、ますます小さな命に対する興味が強くなったという。「震災や原発、憲法のことなど最近は何だかおかしい」。戦争を経験した世代。全ての命をいとおしんでの発言なのだろう。旅立った梅雨の青空を見る。【鳴潮】

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             「江戸川柳便覧」   商品の説明 内容紹介

            『柳多留』から約七百句を精選して語釈と鑑賞をつけ
            類似句も併載。図版も多く、江戸の庶民生活の一端を紹介。






トップカスタマーレビュー

力作だが親しみやすい 投稿者  昼寝鮫   

◆俳風柳多留の第1篇から第20篇までから選ばれた700首が収められています。本文は、振り仮名付きで句が挙げられ、解説をする、その繰り返しです。似たテーマの句が柳多留の他所や、他の川柳集に見られる場合、引用されるか、xxページ参照となっており、理解を深めるのに役立つと思います。

◆関連テーマの挿絵が随所にあり、基本的には出典も記されています。頭の5音で引くことのできる、50音順の索引が巻末にあります。残念ながら、キーワード別索引はありません。

◆川柳の歴史的な説明、たとえば、1. 柳多留以前の川柳の流れは? 前句付(まえくづけ)とは?2. 柳多留はいつから、どの様に編まれたか? どう盛り上がり、廃れたか?は書かれていません。ひたすら、句と解説の列挙です。解説は現代的で、分り易いと思います。難しい語には更に説明があります。

◆素人ゆえ、的確さについてはコメントできませんが。最初から1句ずつ読むも良し、ぱっと開いたページを読むも良し。寝る前に3句覚えても(そして翌朝忘れても)、通勤時に気軽に読み流しても良し。ただし、それをせめてふた月、習慣にできる人向けでしょう。飽き易い人は、他の、もっと手軽な本を探すべきかも知れません。とはいえ、本書も相当気楽に読めますが。

◆判型は文庫ですが、表紙がビニールで一回り大きく、ために保護は良い一方、収まりがやや良くありません。印刷はきれいで、文字も大きく、その点でも読み易いです。綴じも良く、分解の危険性は低いです。そしてなぜか表紙が紫なので、カバーが必須。外カバーは常識的デサインです。

◆江戸の生活を学びたい人、川柳、俳句、短歌等作る人で、歴史的な裏付けが欲しい人に、また、江戸期の言葉や文字使いに慣れたい人にも、江戸川柳は敷居が低く、守備範囲が広大で、恰好でしょう。

かなり満足した。  投稿者  浜野豊

本も綺麗であり、美本。読みやすく気に行った。勉強できる内容。

 斯く言う(珍念)『論語読みの論語知らず』・・・なのだ!

今日も、相変わらず{オチ}が冴えません (A;´・ω・)アセアセ

http://adoria.d.dooo.jp/  検索⇒  珍念の部屋へようこそ

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