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幸田露伴 「わが智(ち)足らず」

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                 大雨で川の水があふれた。作物がだめになり、農民は天を
                 恨んだ。作家の幸田露伴が「運命」について述べたたとえ話
                 である(「努力論」岩波文庫)





◆なるほど、非運を嘆くのは仕方がない。しかし、「わが智(ち)足らず」ゆえの失敗だととらえ直したらどうだろう。畑をもっと高いところに移してみるとか、考え一つ、行動一つで運命は好転する、と露伴は説いた

◆おかしいと天を仰いで、手だてをなかなか講じない-。少なくとも消費者にはそう映った。「信頼」という川が決壊したときの会社の末路は見えている。自動車安全部品の世界的企業「タカタ」が経営破綻した

◆欠陥エアバッグの最初のリコール(無料回収・修理)は9年前だそうだ。米国では事故で死者も出ている。「智足らず」の責任を押しつけ合ううち、不信の洪水はどうにもならないところまで広がってしまった

◆負債は1兆7千億円。製造業では戦後最大だという。ただ、その金額の大きさより恐ろしく思うのは、リコールが追いつかず、欠陥品がいまも市場に出回っている、ということだ。とにかく回収を急いでほしい

◆〈本降りになって出て行く雨宿り〉。小雨の間に手を打っていたら…という古い川柳の心が、経営者の後悔ではなく、消費者の怒りに重なる【正平調】

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      幸田露伴(「努力論」岩波文庫)商品の説明 内容紹介

            努力こそ人を幸福にする最善の道――。
            文豪・幸田露伴が自らの理論を大成した『努力論』が、
            とことん読みやすい現代語訳となって登場です。



  「どうすれば努力が報われるのか」「もっと効率よく望みが叶えられないものか」……。
そんな現代人の悩みに、露伴は次のように述べます。「気づいたら自分の行いが自然と努力になっている。それこそが努力の真髄であり、醍醐味である」。

  本書には惜福、分福、植福から成る幸福三説をはじめ、自分を改造する二つの方法、成功の大きさを測る目安など、どんな状況にあっても最も強いパワーを発揮するための極意が説かれています。

  安直な啓発書が巷に溢れているいまだからこそ、西洋の成功哲学に先駆けて書かれた、日本人による日本人のための成功法則を紐解くことには大きな意味があるでしょう。

トップカスタマーレビュー

素晴らしいです  投稿者  takeh

以前にも読んだことがある本で、別のものを持っていました。この版では読みやすく現代語になっているとのことで購入してみました。読みやすくなっていますし、内容も損なわれていないのが素晴らしかったです。幸田露伴は、第1回文化勲章を授与された方だったと思います。スマイルズの『自助論』を超えた、日本の名著です。青春期、若い人、多くの人に読んでいただきたいです。

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    この本は、あの方に是非、読んで貰いたい

    
『仰いで天に恥じず』 なのかなぁ・・・?


    

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