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「一喝」

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          「三国志演義」といえば、中国・三国時代の史実にフィクション
          を交えて描いた歴史小説。強烈な個性を持つ英雄や豪傑の
           活躍と、人間ドラマが民衆に親しまれた








▼登場人物の中に「一喝」、すなわち怒鳴り声一つで相手を震え上がらせた猛将がいる。蜀を建国した劉備、義理堅い関羽と義兄弟の契りを結んだ張飛である

▼「キーワードで読む『三国志』」(井波律子著、潮出版社)を参考にする。時は208年、魏の曹操の大軍が長坂(ちょうはん)へと攻め込み、劉備軍は次第に追い詰められた

▼長坂橋に陣取った張飛は気合を込め一喝した。「我こそは張翼徳なり。命がけで勝負する者はおらんのか」。雷鳴のような大声に曹操軍は足を震わせ、2度、3度繰り返すと一斉に逃げ出したという

▼武器も使わず大軍を撃退した驚異の一喝は橋さえ砕いたとされる。後世の講釈師は真似(まね)ようがなく、口を大きく開けて目を見張る格好だけ。「沈黙の芸」を披露したらしい

▼核・ミサイル開発を強行する北朝鮮。歯止めを掛けるべく米中両政府が初の外交安保対話を開いた。米国は中国の対応が不十分だと制裁強化を迫った

中国は何しろ北の兄貴分で影響力は大きい。米国は「中国の一喝」に期待し打開を図りたいようだ。しかし中国は「対話が優先」と全く煮え切らない。まさか「沈黙の芸」を演じるつもりでは、と疑心暗鬼になる。【越山若水】

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Baji


    
      コメントは『蛇足』・・・・

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