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既視感



Kisikan


              政治の世界に「辞任ドミノ」なる造語が登場したのは2007
       年だったか。「女性は産む機械」の厚生労働相が辞め、「原
       爆はしょうがなかった」と述べた防衛相が去った






▲事務所経費の不正を追及され「ナントカ還元水」などと不可解な釈明を試みた農相は議員宿舎の自室で自ら命を絶った。7月の参院選で大敗して「ねじれ国会」に追い込まれた安倍晋三首相は8月末に政権を投げ出すように退陣する

▲「末期的症状」はそのまま第1次安倍政権の末期になった。首相の胸中には、生涯で最も苦い記憶の1年として刻まれていることだろう

▲あれから10年。政治家の失態が止まらない。国会答弁で「あった」ことを「ない」と言い放った稲田朋美防衛相が今度は都議選応援で「防衛省、自衛隊、大臣としてもお願いしたい」と党候補への支援を呼び掛けた

▲選挙運動での公務員の地位利用も、自衛隊の政治活動も法律で禁止されている。「誤解を招きかねない発言だった」と撤回を申し出た。待ってほしい。公人の問題発言を聞こえた通りに受け止めて問題視することを、私たちは「誤解」とは呼ばない

▲国会で今、圧倒的な数の優位を握る政権が末期を迎える場面はにわかに想像し難い。それなのに、政権を取りまく状況には「既視感」の3文字がよく似合う。(水や空)

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 きしかん【既視感 déjà vu[フランス]】今までに見たことのない情景を前にして,〈以前すでにこの情景を見たことがある〉という感じを抱く心的体験で,デジャ・ビュともいう。同類の〈すでに体験したことがある〉という既体験感déjà vécuと結びつくことが多い。記憶の再認障害に関係があるとされ,正常人にも一過性にみられることがあるが,多くは精神障害(離人神経症,精神分裂病,側頭葉癲癇(てんかん)など)の際に現れる症状である。これと対照的なのが,すでに出会ったはずの情景を〈見たこともなく不可解である〉と感ずる未視感である。

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      安倍晋三首相には『千丈の堤も蟻の一穴から』
      これ以上は『釈迦に説法』減らず口を閉じます!

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