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紙背に潜む誠

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                   受けた方もあきれただろう。年始、端午、暑中、寒中
                   お祝い申し上げ候、お見舞い申し上げ候…。江戸時
                   代の狂歌師大田南畝は手紙一通で1年のあいさつ
                   の全てをすませた。






▼ 「こんな横着な季節の手紙はいけない」と中川越著「文豪に学ぶ手紙のことばの選びかた」で紹介している。だが作家北杜夫も暑中、寒中見舞いのほか誕生、合格、落第、結婚や離婚などを祝ったり慰めたりする言葉を1枚に収めた万能はがきを考案したという。

▼無論ユーモアだが、手紙だからこそできる芸当だ。メールやラインではできても味わいがない。インターネットの普及で取り扱いが減っている郵便だが、紙に書かれた便り、特に手書きの手紙には代えがたい伝達能力があるのは確かだ。

▼石川啄木は、親友金田一京助にうそだらけの借金の依頼状を書いている。啄木のうそは有名だったが、金田一は依頼にこたえ、啄木は第一詩集を出版できた。同書は「金田一は手紙のうそを暴くより、紙背に潜む誠をかぎ分け共感したのだろう」と分析している。

▼ラジオのある投稿コーナーで「今日は妙にはがきが多い」と司会が不思議がっていたが、すぐに理由が読めた。6月1日からはがきの郵便料金が52円から62円にアップする。現行の通常はがきを早く処分、という心理が働いたのだろう。

▼つい最近値上げがあったような気がしていたが、消費税増税以外の理由で値上げするのは1994年1月以来、約23年ぶりとか。利用者が減る一方で、人件費が増えているから仕方なかろう。万能はがきを使うなどけちなことは言うまい。【くろしお】

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「文豪に学ぶ手紙のことばの選びかた」商品の説明 内容紹介

 筆不精さんも筆まめさんも、文豪の知恵を拝借して、ちょっと気の利いたお便りを書いてみませんか? 「いまどきLINEとかメールがあって、通信手段には事欠かないのに、わざわざ手紙なんて! だいいち決まりごとがたくさんあって面倒くさい! でも、お礼状は書かないといけないし……」 もちろん決まりごとは大事だけれど、かの文豪たちだっていつも格式ばった手紙ばかりを書いていたわけではありません。

 語りかけるように、思いつくままに書かれた手紙のことばたちは、生き生きとして、飾り気などありません。 大事なのは「キモチ」を伝えること。「儀礼」が「偽礼」になってしまっては本末転倒です。 是非とも本書に収録した漱石や鴎外、芥川や太宰たちの珠玉の手紙のことばから「気持ちを伝える極意」を学んでみてください。

内容(「BOOK」データベースより)

 ルールに縛られ、ついつい後回しにしてしまう手紙。でも、偽(儀)礼を廃して、心の赴くままをしたためれば、きっと気持ちは伝わるはず。漱石や鴎外、芥川や太宰がそうだったように…生活手紙文研究家がエッセイ風に解説した手紙のシーンごとに参考にしたい文豪たちの珠玉のことばを紹介。


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       後漢の丞相・魏王で、三国時代の魏の基礎を作った。
       廟号は太祖、謚号は武皇帝。 後世では魏の武帝
       魏武とも呼ばれる。ちなみに【孫子の兵法】が現代で
       読めるは曹操のおかげです。




 曹操は(古の孫子・呉子)と自認し、どんな手紙でも(眼光紙背に徹す)

【読み】  がんこうしはいにてっす 

【意味】 眼光」は目の光のことだが、ものを見抜く力を意味する。「紙背」は紙の裏側のこと。つまり、眼光が本の紙の裏側まで突き通るということで、表面的な字句の意味や解釈にとどまらず、優れた洞察力、読解力で、文章の底、表現の奥に潜む深い意味までわかるということ

【注釈】  「眼光」とは、物をじっと見るときの目の光のこと。「徹する」とは、貫いて奥深く達すること。目の光が紙の裏側まで見通すほど読解力が鋭いということ。「眼光紙背に徹する」「眼光紙背に徹る」「眼紙背に透る」ともいう。

  斯く言う{珍念}も そうありたい! ((w´ω`w))

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