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ウラから目線

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        「男性は頭がいい」=福本容子論説委員








 ステレオタイプという言葉がある。由来は、印刷用の鉛版を指すフランス語。和風に言えば、判で押したようなワンパターンの見方。「九州男児」とか「血液型のB型は変わり者」とか。要は固定観念、偏見だ。

 テレビの報道番組にもある。男女で進行の場合、賢そうに解説したり、コメントしたりする係は通常、中高年の男性。ニュースがわからない係や説明にうなずいたりする係は年下の女性、という組み合わせだ。

 おじさんがおじさん向けに作るから仕方ないかな。そう思っていたら、事ははるかに深刻かも、と思わせる論かも、と思わせる論文を見つけた。

 「賢い=男」というステレオタイプを女の子は6歳にして持つ、というのだ。米イリノイ大の心理学者、リン・ビアンさんらの研究で、科学論文誌「サイエンス」にも載った。

 「とっても、とっても頭のいい人のお話」をして、その人が男か女かを子どもに想像してもらう。5歳児の場合、男の子は男、女の子は女、と自分の性を選ぶ傾向がある。それが6歳児では、男の子、女の子とも男を選ぶようになるというのだ。

 6歳児の多くは学校に通い始める。でも、男子の方が成績がいいから、ということではないそうだ。メディアや先生、親などからの情報を通じて、イメージができるらしい。

 問題はその先。いったん「とっても頭がいい人=男」というイメージが固まると、「とっても頭がいい人向けのゲームよ」と教えたゲームに、女子は男子ほど関心を示さなくなってしまう、って!

 これは進学や職業の選択に影響してくる。つまり、頭の良さが求められる世界は男性向け、と思い込み、挑戦さえしなくなる恐れだ。

 思い込みの詳しいメカニズム解明には、もっと研究が必要みたい。ただ、物語にしても、アニメにしても、博士や発明家やお医者さんの役はやはり男性である場合が多い。

 固定観念を覆すには? インパクトのある反対の例を意識的に見せると効果があるらしい。研究者が米CNNテレビに語っている。

 6歳児が毎晩、報道番組を見ているとは思わないけれど、大人に染み込んだステレオタイプは子どもたちにも伝染する。国谷裕子さんが大活躍していたNHK「クローズアップ現代」みたいなのが圧倒的にもっと要る。

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       このコラム『的を射る』 素晴らしい!
       【男尊女卑】の名残があるのかなぁ。




 

 

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