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「武士道は遠くなり」

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            日頃は好奇心の赴くままに本を読んでいる。時代小説から
            海外の冒険小説、日本物では村上春樹も好きだし、高田郁
            の「みをつくし料理帖」も愛読している。






 ▼しかし、何かと物思うとき、胸中に屈託のあるときに手にするのは、幕末から明治維新にかけて活躍した人たちに関係する本である。勝海舟の「氷川清話」「海舟語録」、福沢諭吉の「学問のすゝめ」、そして新渡戸稲造の「武士道」。こうした本を開くと、胸中に爽やかな風が吹き抜けていく。

 ▼その武士道に「虚言遁辞(とんじ)はともに卑怯(ひきょう)と見なされた。武士の高き社会的地位は、百姓町人よりも高き真実の標準を要求した」という一節がある。続く章には「廉恥心は少年の教育において養成せらるべき最初の徳の一つであった」と続く。

 ▼武人であり、同時に領国の経営を担う地位にある武士の心得を説いて、これほど理解しやすい言葉はなかろう。こうした武士道が背骨となって、徳川政権が260年以上の平和な時代を実現したのは歴史の語るところである。

 ▼振り返って、現代の国を担う政治家や高級官僚の振る舞いはどうか。いま、国会で追及されている森友学園への国有地払い下げ問題や加計学園の獣医学部開設問題に対する官房長官や財務省の対応と発言。それを聞いて、それは遁辞ではないか、廉恥心はどこにあるのかと問いたくなるのは僕だけではなかろう。

 ▼武士道は遠くなりにけり、だ。【水鉄砲】

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現代の国を担う政治家や高級官僚の振る舞いはどうか!
『仰いで天に恥じず』・・・・・か?



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           あぁ 武士道精神は何処に!








 1945(昭和20)年8月、森繁久弥さんは旧満州国の首都新京(現・長春)にいた。
「何が一番悲しかったかといえばソ連の攻撃が始まった直後でしたが包丁を出せといわれたことでした」

◆新京放送局のアナウンサーとして過ごした終戦間際の日々の回想だ。「包丁を竹の先にしばりつけて、それでソ連軍と渡り合うんだ、というんですよ。精鋭だと信じ込んでいた関東軍がね」

◆突如参戦したソ連の侵攻に脅える市民を残して、関東軍司令官は早々と、新京を脱していた。森繁さんや同じ新京市民の新田次郎、藤原ていさん夫妻ら、はるか故国を目指し人々の受難はそこから始まる(山田風太郎著『同日同刻』)

◆戦前のエリート軍人は成績優秀な人材ぞろい。いわば究極の官僚だ。負けと思って戦争を始めたわけではあるまいが、よくぞここまで都合よく、勝利しか考えなかったものだ包丁の話が示すのは、多少とも敗北を考慮しなかった官僚の狼狽[ろうばい]と、無策である

◆「はっきり言う。日本の官僚は優秀でも公正でも中立でもない」。改革派官僚として知られる古賀茂明さんが、近著『官僚の責任』で断じている。財政赤字に少子化、年金、耐震偽装まで、本当に官僚が優秀なら対応できているはず、と。過ちを認めない官僚の「無謬[むびゅう]性」は、今も変わっていないのか

◆歴史の鏡に映すことで、正視できる現実がある。政権交代のまばゆい光は政治の失態を照らしだしたが、官僚の責任にも光を当てなければ、国民の受難は尽きそうにない。


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Yubi2


     数年前のコラム(再掲載)します


  「日本の官僚は優秀でも公正でも中立でもない」。改革派官僚として知られる古賀茂明さんが近著『官僚の責任』で断じている。財政赤字に少子化、年金耐震偽装まで、本当に官僚が優秀なら対応できているはずと』・・よくぞ本音を、座布団1000枚差し上げます

 不肖〝珍念〟具に思うには、根底に哲学の相違があるやに推察できます。日本の国家神道がアメリカのデューイの哲学に負けたのでしょう。それに大事なことは人命を尊重する
事が肝要と思いますが、恐育・狂育・教育が大事だと推察します。何のために、誰のために、等々・・あ・・つ~ぃ

 余り屁理屈を捏ねると閻魔さまから妄語の罪でヤットコで2枚舌を引き抜かれて牛タンのように塩焼きにされる・怖い急いで消えます・・ (A;´・ω・)アセアセ
 

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