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科学する心

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  平安時代に書かれた短編物語「虫めづる姫君」は、虫をかわいがる変わり者のお姫様の話だ。お気に入りは毛虫で、手のひらに乗せては「なにか深く考えているような姿に心ひかれるわ」などと言っている

 ▼化粧もせず、虫に夢中な姫君を親や侍女たちは心配するが、本人は聞く耳を持たない。「絹だって蚕が成虫になる前にできるものでしょう」と反論。きれいな物ばかりに目を奪われず、物事の本質を見極めることが大切だと力説する。科学的な探求心を発揮する姫君はなかなか魅力的だ

 ▼もし姫君が現代に生きていたらたいそう興味を持っただろう。体長1ミリほどの線虫に人の尿のにおいを嗅がせ、その反応からがんを発見する自動検査システムが開発されたという

 ▼線虫は犬並みの嗅覚があり、がん患者の尿に近寄る性質があるそうだ。システムが実用化されれば安価でがんの早期発見ができるようになる。農作物に寄生する害虫だと思っていた線虫にこんな活用法があったとは驚きだ

 ▼一昨日は二十四節気の一つ「立夏」。野山や原っぱではチョウやテントウムシも活発に動き始めた。自然を歩けば虫たちとの出会いが待っている。小さな命との触れ合いは、科学する心も刺激する。【編集日記】

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    このコラム『言い得て妙』・・・素晴らしい!







「虫めづる姫君」
商品の説明  (「BOOK」データベースより)

ある大納言に、ひとりの姫ぎみがいらっしゃいました。とてもかわったかたで、なによりも虫がだいすきで、さまざまな虫をこばこにあつめては、その成長ぶりをみまもっておいでになりました。いちばんのお気にいりは毛虫でした…。

トップカスタマーレビュー

大人も子供も楽しめる絵本  投稿者  カスタマー

 ムシ好きの姫・・昔いたよね、おてんばなこんな女の子!!自分の心のまま、興味のある虫を観察。今だったら科学者よね。大人の私のほうが楽しませていただきました。もちろん子供も”毛虫が好きね~”と言って読んでいました。絵も今時風でわなく、古典を感じさせる絵で魅了され購入しました。古典に親しみがない子供にもお勧めです。

おちのないところが良いです 投稿者  Sum_quod_eris 

 オデッセウスと共に「風の谷のナウシカ」のヒントになったいわれる本です。オームをかわいがるナウシカの姿が毛虫を愛でる姫の姿に二重写しになります。恋や見目にとらわれない姫の姿は、現代からみても変わっていて面白い。大人の方は原本を読まれるとまた味わい深いですよ

とってもパワフル  投稿者   恐竜の母 

 平安時代にこんな姫君がいたとは......おしゃれもせず、殿方にも興味がなくひたすら毛虫が大好き。「物事のうわべだけではなく、元から調べるのが大事な心がけ」おもしろい発言です。現代女性顔負けのパワーとユニークさを持った姫。日本にこんなおもしろい古典があったとはねぇ〜

読者の皆さまへ  今日も(珍念)の<オチ>は冴えません (A;´・ω・)アセアセ


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