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あしなが運動50年

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             交通事故で頭を打って意識がなかった母親が突然、右目を
             開けた。「かたきを取ってくれ」。玉井義臣さん(82)はそう訴
             えているように思えた。開いたのは目の周辺の筋肉が緩ん
              だ ためで、まもなく母は帰らぬ人となる







▼玉井さんは、災害や病気などで親を亡くした子どもの進学を支援する「あしなが育英会」の会長を務めている。もともと株式評論家だったが、28歳の時、母の事故を機に交通問題に取り組む。同じ境遇の学生とともに街頭で募金し、テレビや雑誌で評論活動も始めた(副田義也著「あしなが運動と玉井義臣」)

▼矛先の一つは救急医療だった。当時、脳神経外科のある大学医学部はわずか。母親の命が救えなかったのも専門医の養成が遅れているからだと週刊誌に書いた。その後、大学での脳外科開設が急速に進む

▼玉井さんらは、交通事故対策や遺児の未来を切り開く先陣を切っただけではない。1973年、社会が効率優先に走る中、「ゆっくり歩こう運動」を提起する

▼その声明にある。「高度経済成長からゼロ成長へ、地球征服者としてのおごりを捨て、生態系の一員である『人』という種にかえり、自然への回帰を図る」。長びく不況や地球温暖化など予想もつかなかった時代に、である

▼「あしなが運動」が募金を始めて今年で50年。その活動からは遺児への後押しだけではなく、社会の先行きへの警鐘も受け取れる。【卓上四季】

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「あしなが運動と玉井義臣」 商品の説明 内容紹介

 ■災害遺児,病気遺児,自死遺児などを対象とした教育奨学運動である「あしなが育英会」.今や国際的にも認知されるに至った,このわが国有数のボランティア活動を無から立ち上げ,ここまで大きな組織に育て上げた玉井義臣と周辺の人物像を,その前史とともに描き出し,活動の意義を社会運動史・社会運動論的に位置付けた,優れた社会学的考察.

内容(「BOOK」データベースより)

 ■災害遺児、病気遺児、自死遺児などを対象とした教育奨学運動である「あしなが育英会」。今や国際的にも認知されるに至った、このわが国有数のボランティア活動を無から立ち上げ、ここまで大きな組織に育て上げた玉井義臣と周辺の人物像を、その前史である「交通遺児育英会」の栄枯盛衰とともに描き出す。

 ■かれらの活動の意義を社会運動史・社会運動論的に位置付け社会学の新しい局面を切り開いた優れた学問的考察であるが、それ以前に本書は、理念に燃えて活動する心ある社会運動家たちへの励ましに満ちた社会批判の書である。二つの育英会運動に研究者として関与してきた著者による、まさに「あしなが運動四〇年史」ともいうべき労作。

トップカスタマーレビュー

大企業を定年退職した人、及び現職の人は新本を買って読みなさい。 投稿者  狂言孤児 

◎私は「あしながさん」をしています。誤って引き落とされなかったため、その分を送金しようかどうか考えるために、玉井さんのことをネットで調べたら悪口ばかりで呆れてしまいました。私には、心ない人が面白いことを書いているなと思いました。そこで、私の気持ちを確認するために、当該書籍を見つけることが出来、早速アマゾンの古書で購入しました。

◎タイトルにたがわず、きちんとした大学の先生が、良心的に取材し、まとめられたもので、400ページを超える力作です。ケーススタディと統計を駆使して精緻に分かりやすく、心打つ構成になっています。

◎モータリゼーションの進行と、産業政策と、TVメディアの発達と利用法とスターシステムによるワイドショーへの展開、玉井氏の情熱と戦略、著者を含めた確実なサーベイ、また各々の記述が確実な調査に基づいて展開されており、久しぶりにきちんとした歴史社会学的考察がなされたものと、気持ちよく読みました。

◎経済合理性と肉体的利便性だけで、行動する日本人が、もう一度自分を見つめなおすために是非とも御読み頂きたいと思います。そして、奨学生たちの反発をかいながらも、信念を通す玉井氏とそのチームが、10年以上たって理解されるところまでみている著者の研究者の良心にい敬服します。

◎1/3の大学生が中途で退寮する現実がありながらも、それに耐えて信じていく育英会の皆さんに最大限の敬意をもちます。大学で社会学・教育学を学ぶ人にも、社会の理解の仕方を学ぶためにぜひとも読んでください。必ず大学を卒業して、作家になっても、会社員になっても、起業しても役に立ちます。

◎福田義也先生に、もう一度玉井義臣氏をご紹介頂き有り難うございます。これから、引き落としに失敗した分を送金しに行きます。


(副田義也著「あしなが運動と玉井義臣」)斯く言う(珍念)是非読んで見たい゜.+:。(*´v`*)゜.+:。

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