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シマウマのしま太

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         シマウマのしま太は、ライオンに襲われたせいで、水場
        に行けなくなる。友達に相談すると「忘れたらいいよ」と
        言われ、先生からは「がんばれ」と励まされる。なかなか
        前に進めず「ぼく、弱虫かな」と嘆く姿が切ない。



▼兵庫県のNPO法人さくらネットがホームページで公開している「しまうまのトラウマ」だ。熊本地震で被災した学校の支援などを続けている。災害で心が傷ついた子どもたちに向けた絵本は、愛らしい絵でトラウマ(心的外傷)との向き合い方を伝える。

▼2度の激震が子どもたちに与えた傷は簡単に癒えそうにない。熊本県などが公立の小中高校と特別支援学校の児童生徒を調査したところ、昨年11月時点で計1247人に心のケアが必要だったという。

▼眠れなかったり、急に泣き出したり。影響は突然現れる。数年後ということもあるそうだ。被災して1年の節目に記憶がよみがえり、体調を崩すアニバーサリー(記念日)反応も心配だ。

▼絵本のしま太は、両親に「怖い夢を見るのも忘れられないのも自然なことだよ」と受け止められて心が軽くなる。毎日少しずつ水場に近づけるようになり、水を飲めるようになった。

▼さくらネット代表理事の石井布紀子さんは「見守る大人たちにも、ゆっくりで大丈夫だと伝えたい」と話す。しま太一家のように寄り添いながら、焦らず一歩ずつ。そんな心構えを忘れまい。【南風禄】

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          「しまうまのトラウマ」の絵本
          『百聞は一見に如かず』・・・




兵庫県のNPO法人さくらネット 「しまうまのトラウマ」

 平成28年4月14・16日、大きな地震が熊本県を中心に九州地方を襲いました。震度7の地震が2度発生し、その後、11月末までに震度1以上の地震は、4165回にものぼります(平成28年12月1日気象庁地震火山部発表)。

 度重なる地震と、地震後の停電による暗闇の恐怖は、子どもたちの心身に刻まれ、「家の中に入ることが怖い」「暗いところが怖い」などのトラウマ反応として表れています。大きな災害の後、トラウマ反応が表れることは、普通ではない状況での、ごく自然な反応です。また、どんなに大きな恐怖体験も少しずつ終息していき、人は少しずつ回復していきます。

 この物語は、恐怖体験によるトラウマ反応、そこから回復していくプロセスについて、子どもたちや子どもたちを見守る大人の方に知っていただきたいと考え、作製しました。「地震」という言葉に恐怖心を持っている子ども達に配慮し、「地震」の言葉や表現は一切使わず、シマウマの子どもを主人公に、サバンナの恐怖体験から少しずつ回復していく様子を表現しています。

→「しまうまのトラウマ」ダウンロードはこち ら http://npo-sakura.net/pdf/shimauma161219-1.pdf

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