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           夢で見た話がとても印象的だったのに、目が覚めると思い
           出せないということがある。作家の小川洋子さんは、まる
           で夢をたどるような小説を書く。それを読めば現実ではな
            い世界をのぞき見ることができる







◆近刊の「不時着する流星たち」もそうだ。実在の人物や出来事をモチーフにした不思議な10編の物語。「手違い」という話では、写真家のヴィヴィアン・マイヤーらしき女性が、号泣する少女に無言でレンズを向ける

◆ヴィヴィアンの写真集には、確かに泣いた女の子の写真がある。ページを繰ると、半世紀ほど前に米国の街角でスナップされた人々の表情が現れる。一瞬のモノクロの情景にユーモアや皮肉がにじむ

◆彼女は1926年にニューヨークで生まれ、シカゴで家政婦などをしながら、膨大な写真を撮った。生前に作品を発表することはなく、貸倉庫などに10万枚以上のネガを残した

◆だが10年前、競売に出たネガを一人の青年が入手したことで“奇跡”が始まる。ネットで反響が広がり、各地で展覧会が開かれ、写真集はベストセラーになった。彼女の謎を追ったドキュメンタリー映画は日本でも上映された

◆そんなストーリーを本人は夢想だにしなかっただろう。現実の世界では夢にも見ないようなことが起きうる。彼女の数奇な人生がそう語っている。【正平調】

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「不時着する流星たち」 内容紹介 : たくらみに満ちた豊穣な世界文学の誕生!

  盲目の祖父は、家中を歩いて考えつく限りの点と点を結び、その間の距離を測っては僕に記録させた。足音と歩数のつぶやきが一つに溶け合い、音楽のようになって耳に届いてくる。それはどこか果てしもない遠くから響いてくるかのようなひたむきな響きがあった――

 グレン・グールドにインスパイアされた短篇をはじめ、パトリシア・ハイスミス、エリザベス・テイラー、ローベルト・ヴァルザー等、かつて確かにこの世にあった人や事に端を発し、その記憶、手触り、痕跡を珠玉の物語に結晶化させた全十篇。硬質でフェティッシュな筆致で現実と虚構のあわいを描き、静かな人生に突然訪れる破調の予感を見事にとらえた、物語の名手のかなでる10の変奏曲。

読者モニターレビュー

 どの短編も面白く、原作を手に取って読みたい欲求と、そしてどの物語にも小さな輝きと心に残る余韻を感じました。冲方丁さんの「もらい泣き」に似ている物を感じました。あまり知られることなく埋もれていた素晴らしい物語に巡り合わせてくれたことを嬉しく感じました。――刹那さん

 誰かの秘密を少しだけ覗き見るような、何処か不思議な世界に迷い混んだような。この人物は多分こんな人、この音はこんな感じ、きっとこんな香りなんだろうな。と想像しながら読みました。――うっちぃさん

 小川さんが人や出来事にインスパイアされ紡ぎ出した10編の物語は、現実と狂気の境界線が曖昧な不思議で美しく奇妙な世界。どこかノスタルジックな香りのする文章で想像力を刺激され、遠い昔の記憶を呼び起こされた。元になった人物や出来事を知らなくても十分楽しめましたが、知っている人についての短編はなお一層の味わいがあったので、解説文を読んでもう一度物語を読み直すと、二度、三度と楽しめる物語になっている。。――びたみん さん

 タイトルの通り、どこに向かっているのか分からない流星たちから目が離せませんでした。各短編で語られる人物たちは、どこか滑稽で悲壮で、だけどひたむき。だから、一度その輝きを見たら忘れられないのだと感じました。その人物たちが生きる世界の情景もが、小川さんにしか考え付かないようなものばかりで、ほんとうにステキでした。

 世界観、語り手、その他の登場人物、すべてが『不時着する流星たち』の軌跡から目を離すことができないように働いていて、さらに誰も知りえない不時着したその先を想像せずにはいられない話でした。――苗木 さん






Ito


        昨夜(芥川龍之介)の<蜘蛛の糸>の夢を見ました!




 極楽でお釈迦様が地獄の様子をご覧になっていた。そこには罪人たちがいてその中にカンダタという大泥棒もいた。お釈迦様はその男が生前、蜘蛛を助けたことを思い出し、助けようと思い地獄に蜘蛛の糸を垂らしてあげた。

地獄にいる罪人たちは血の池に入っていた。すると突然、上から蜘蛛の糸がカンダタのほうへ垂れてきた。そして極楽へ行きたい一心でカンダタは糸を登っていった。すると他の罪人たちも糸へ登ってきたので、カンダタが降りろとわめいたところ、糸はプツリと切れてしまった。 極楽でその様子を見ていたお釈迦様は、あさましいものだとお思いになった・・・・

あなた・・大丈夫ですか?  (・_・)エッ....? 寝汗をかいて、うなされていましたよ!
じっと顔を見られて悪戯をした子供のように照れていました。考えてみたら(珍念)も<カンダタ>かも知れません。深く反省し、恥じています!

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