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「どろぼうがっこう」

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 越前市出身のかこさとしさんの絵本「どろぼうがっこう」は、 初め紙芝居だった。B5判ほどの小さな用紙に黒一色の走り書きだったが、子どもたちは大喜びした


▼大事なのは中身だと、かこさんは悟った。起承転結がちゃんとあり、人間がきっちり描けていること。だから、いまも話の骨組みづくりに8割を費やすという

▼「それにしても『どろぼうがっこう』だなんて、非教育的だと思いませんか?」と、かこさんは近刊の「未来へのだるまちゃんへ」(文春文庫)で問い掛けている

▼警官と泥棒に分かれて鬼ごっこをする遊びがある。子どもたちは万国共通、スリルがあって自由な泥棒になりたがる。つまり「それが子どもの自然」。でも、いずれは卒業する

▼福岡市内の銀行支店前で一昨日、白昼、会社員の男性が3人組に現金約3億8千万円を奪われた。その後、多額の金を国外に持ち出そうとしたとして韓国人らの身柄が確保された
▼1968年の3億円事件の記憶が脳裏をかすめた。だが、あれは窃盗。これは凶悪な強盗。どちらも泥棒を卒業し損ねた悪ながら、より許し難い

かこさんに倣い「それにしても」と言いたくなる。3億8千万円もの額なのになぜ現金でなければならなかったのだろう。3億円事件以来、多額の現金輸送の危険性が周知され、例えば給料も口座振り込みが主流になったはずだが…。【越山若水】

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        「それにしても」摩訶不思議な事件
        究極の(ちゃぶ台)返しが起こるかも
        犯人は、会社員の男性と一芝居
        を演じた可能性もなきしも、あらじ
        珍念、刑事ドラマの見すぎかなぁ
        これ以上、吠えると叱られる・・・・。

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     かこさとし「未来へのだるまちゃんへ」(文春文庫)

トップカスタマーレビュー

齢九十の絵本作家の来し方   投稿者  くくくくままま

 90歳近い絵本作家が「いかにして絵本作家となり、現在まで生きてきたのかを語る。「あとがき」「文庫版あとがき」の文章がゴツゴツとしているのに対して本文が平易なのは、聞き書きだからだろう。

 著者の人生を貫くのは、敗戦を迎えた時の「十九歳までの僕は誤っていた。これまでの自分は、昭和二十年で死んだのだ。ここから以後は、余生である。余生というからには、先に逝った仲間たちのぶんも生きて、自らの誤りを償わなければならない。

 それには何ができるのかを、真剣に考え、それを実践し続ける。そのために残りの人生を捧げ尽くそうという覚悟だったという。それは、この世代に多かれ少なかれ共通する心性かもしれない。

 驚いた点2点

 ひとつは、著者が25年間もサラリーマン(それも大手メーカー)との二足のわらじを履いていたこと。著者は(二足のわらじを履くからには)「何かあっても『文句があるか』と、こちらが開き直れるくらいの仕事ぶりを発揮した上で、やらなければならない と述べ、本人もそれを25年間実践してきたという。

 また、航空士官をめざして挫折した著者が「そのままの道を進んでいたら、きっと同級の仲間たちと同様、飛行機乗りになって、」の後「死んでいただろう」ではなく「あるいはアジア各国に迷惑をかけていたかもしれませんと書いているのが珍しい。

「どろぼうがっこう」「未来へのだるまちゃんへ」
読者の皆さまへ 『百聞は一見に如かず』 ( ^ω^)おっおっおっ

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