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刀剣ブーム

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     重要文化財  山姥切国広 天正18(1590)年
   刀剣ブームとは聞いていた。しかしこれほどまでとは。
   週末は数時間待ちの大行列。北海道から沖縄まで、中
   には台湾からの来館者も。ほとんどが女性で占められている






▼足利市立美術館で4月2日まで開催中の「山姥切国広(やまんばぎりくにひろ)展」のことである。安土桃山から江戸初期まで、刀工として活躍した堀川国広(ほりかわくにひろ)が足利領主の長尾顕長(ながおあきなが)の命で作った名刀で、国の重要文化財に指定されている

▼山姥切国広の人気ぶりは、名のある日本刀を美男子に擬人化したゲームが火付け役となった。遠方からの来館者の中には3日間も会場に通い詰め、うっとりと刀を鑑賞し続けた女性もいたほどという

▼美術品とは言っても人をあやめる武器である。平和主義者の筆者にはいまひとつ、その魅力を分析できない。「餅は餅屋」とばかりに宇都宮市で美術刀剣工作専門店を営む鷺谷政信(さぎやまさのぶ)さんに話を聞いた

▼鑑賞のポイントはまず技術の善しあしを確かめるために傷がないかを見ること。その上で姿全体に目をやってそりの見事さを確認し、研ぎ澄まされた地がねの肌や刃文に美を見いだす。「本物に触れる機会を増やせば鑑賞眼はおのずと鍛えられます」と鷺谷さん

▼山姥切国広に話しを戻せば、個人蔵のため次の公開はいつになるのか全く見通せないという。待ち時間を覚悟してでも見ておく価値はありそうだ。【雷鳴抄】

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Kiru


    珍念の脳裏に故(黒澤明監督)の『椿三十郎』の一場面が思い
    浮かぶ!『椿三十郎』は、1962年(昭和37年)1月1日に東宝が
    封切り公開した日本映画(時代劇)である。







 悪党一派の手から救出した城代家老の奥方と娘によると、ご本尊の城代は、敵の人質になっているという。浪人と若者たちに助けてもらった睦田夫人は、お礼を述べた上で、容赦なく人を斬る。この黒澤は、この映画で、興味深い人物像いくつかつくりあげました。伊藤雄之助の城代家老もいいが、入江たか子の奥方が秀逸です。

 三十郎を評して「ギラギラしてまるで抜き身の刀みたい。でもいい刀は鞘に収まっているのではないかしら」とやんわり云うあたり、三十郎には耳が痛かったに違いない。

 風来坊の心に、人間同士が作る社会への希望が無いことをたしなめ、希望を持てば必ずよい結果になると優しく語りかける。眩しそうに目を逸らしていた男だが、改めて夫人から名前を聞かれると困った様子になり、「私の名前ですか。…つばき、椿三十郎。いや、もうそろそろ四十郎ですが」と冗談とも本気ともつかない返事で外の空を見上げている。

 つられて奥方、娘、若者たちも彼の視線をたどると、塀越しに隣の黒藤屋敷の庭で真っ赤な椿が咲いていた。

読者の皆さまへ・・・『百聞は一見に如かず』 ゜.+:。(*´v`*)゜.+:。

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