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振り向く

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         名編集者として鳴らした松田哲夫さんには「仕事の奥義」がある。
         若いころ、文筆家種村季弘さんから受けた助言だ。長いが、紹介したい








▼「いまの時代、いまの社会では、一つのものが話題になると、みんなそっちに殺到する。その時に、みんなが振り向かなくなった過疎の田圃(たんぼ)にいって掘ってみると、楽々と宝を手に入れることができる」

▼編集という仕事では新しいものに飛びつくばかりでなく、忘れ去られたことに光を当てることも大切だ。そんな意味だろう。松田さんが著書「編集狂時代」で明かしている

▼種村さんの言葉はあらゆることに通じる。はやりすたりが激しい現代。日々、追い立てられているような気分にもなる。そんな時、前だけ見ずに「何か忘れてないか」と後ろを振り向くことがあっていい

▼その発想はマチづくりのヒントにもなる。大分県豊後高田市中心部の商店街は「昭和の町」として復活した。かつてにぎわった通りは過疎化でさびれた。建て替えは進まず、街並みは古いまま。それを15年以上も前、逆手にとった

▼9店が昭和30年代をイメージした外観に戻したのをきっかけに、今では約40店が「昭和」を形成。昔懐かしいボンネットバスも走って、観光客を呼び込む。テレビ番組で知った。大都市に人が集中する中、誰も振り向かなくなった田圃で掘り当てた宝である。過疎に悩む道内でも参考にならないか。【卓上四季】

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松田哲夫「編集狂時代」 商品の説明  内容(「BOOK」データベースより)

◆名物編集者・松田哲夫ができるまで。印刷物マニアで映画好きのオタク少年が、漫画雑誌「ガロ」を知り、編集という仕事に出会って筑摩書房に入社。気になる書き手と本作りを企画してヒット作を連発、雑誌を創刊して挫折するが、その失敗がまた新たな企画に…。好きなことを仕事にしてきた男の爽快な半生記。面白いことを伝えたい―そのヨロコビが編集を知らない人にも伝わってくる。

トップカスタマーレビュー

面白いです。  投稿者  麻冷  VINE メンバー

★語る時が来たとばかりに、この時代の人たちの本が続けて出されているが、同時代を過ごしてきたものにとっては、理屈ぬきで面白く、懐かしい。本好きが嵩じて、気がついたら出版業界の最前線を生き抜いてきた人が、ナルシストで露出狂のどこが悪い。本好きにとっては、裏話も沢山聞けて、こたえられない本である

楽しむことのできる強さに惚れます! 投稿者ふゆこ

★名編集者だとか、筑摩書房を建て直した名経営者だとかそんなことはどうでもいいのです。この本には、何事も楽しむことができるという人が持ちうる最大の武器をもつ人の姿がある!仕事だけではなく、コレクションにも、子育てにも、すべてに「楽しみ」を見つけられる才能に惚れこみます!松田氏のように、何事も楽しむ余裕と冷静さをもちながら没頭できたら、どれほど人生が楽しくなるかなと思います

松田哲夫的世界観が、すばらしい。好きこそものの上手なれ。 投稿者Touxia

★この本は おもしろい。とにかく 自分の好きなことを貫き通している。父親の新聞の切り抜き スクラップをしていたミームをうけついで 収集する ということに。喜びを見出しながら、成長していく過程はまるで、卵から 幼虫になり さなぎになりそして蝶となっていくような気がする。

★おもしろがる仕組みつくりに長けているというべきか。人の家に泊まりこんで そのまま居座り、熱中するさまは 尋常ではない パワーがあるのだろう。マッチのラベル集め。漫画の収集。『ガロ』の手伝い。『筑摩書房』の手伝い。から社員となり、倒産する。なんという 不幸。しかし、気にしていない。

★たくさんの出会いが 肥やしとなり、ネットワークが広がっていく。『編集』とは何かを 現実の中で学び、企画書を連発したり、手紙を書いたり、『文字』で、伝えていく。文庫 第四世代 という考え方がストンと落ちた。岩波文庫は 『教養』・・・第1世代。新潮文庫が 『文芸』・・・第2世代。角川文庫が 『エンターテイメント』・・・第3世代

★角川の場合は メディアとの融合 というのもあり、映画化という手法が確立されていく。
そして第4世代、『何でも文庫化』というなかで、筑摩書房がどうするのか?という 企画書は とてもよくできていた。ちくま文庫、文学の森、哲学の森に進んでいく。

★なるほど・・・時代を見据えた企画書とその実行というのが、実にクリアーである。テレビで 本の紹介 をするなかで、本への反応をうかがいながら切り込んでいく。時代の中で、ざわざわうごめいている何がが、この本の中に埋まっていて 実に楽しかった。編集者としての 先見性が自分の好きなことである ということに尽きるところに 松田哲夫氏のすばらしさがあるのだろう。

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                どこかで、「コピペ」・「コピペ」と仄かに聞こえる。
                今日も灰色の脳細胞が冴えません。大学に行
                かなかった。自己責任かなぁ! モジモジ(。_。*)))



















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