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ドキュメンタリー映画 『太陽の下で-真実の北朝鮮』

Taiyou


          八歳の少女を主人公にしたその映画は、北朝鮮の理想的
          な家庭生活を海外に紹介する作品になるはずだった。少な
          くとも、北朝鮮の当局者はそのつもりだった






▼だが、ロシアの映画監督マンスキー氏は、当局が撮影させようとする「一般的な家庭生活」が虚飾だと気づいていた。何げない家族の会話も、少女と友だちとのやりとりも、すべては当局の「演出」だった

▼だから、監督はカメラの録画スイッチを入れたままにして「演出」の様子まで記録し、検閲を巧妙に逃れて、フィルムを海外に持ち出した。それが今、名古屋などで公開されているドキュメンタリー映画『太陽の下で-真実の北朝鮮』だ

▼これもお得意の「演出」の一つだろう。北朝鮮が、日米首脳会談を待っていたかのように、新型の弾道ミサイルを発射した。十六日は故金正日(キムジョンイル)総書記の生誕七十五年。国の外と内に、「強国」ぶりを示したわけだ

▼しかしミサイルより、もっと寒々しく恐ろしいものを『太陽の下で』は白日の下にさらし出している。映画が描くのは、政府が子どもたちの心を、まるで粘土を型に入れるように、自分たちの思い通りに形づくっていく過程だ

▼「愛国心」と他国への憎悪を同時に覚え込ませる。何が好きで何がしたいのか、自ら感じ考える力を子どもたちから、徹底的に奪っていく。これこそ、未来を壊す「大量破壊兵器」である。 【中日春秋】

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 Kinocoun


     珍念の脳裏に、アメリカ合衆国:第35代大統領ジョン・F・ケネディの
    1961年9月25日の国連演説「ダモクレスの剣の下で」が思い浮かぶ。




 「地球のすべての住人は、いずれこの星が居住に適さなくなってしまう可能性に思いをはせるべきであろう。

 老若男女あらゆる人が、核というダモクレスの剣の下で暮らしている。世にもか細い糸でつるされたその剣は、事故か誤算か狂気により、いつ切れても不思議はないのだ。

 核兵器が我々を滅ぼす前に、我々は破棄しなければならない」

『太陽の下で-真実の北朝鮮』 映画レビュー

監督の思いはわかるけど… 投稿者  カナカナさん

◆監督は旧ソ連で同じような統制社会を経験し、崩壊するのを見てきた人。変化の前後を知っているからこそ、思い入れを持ったのは当然だと思います。ただ、ここに出てくる北朝鮮の現役住民は、崩壊後を知らない、仮に知る機会があったとしても、誰も口にできない。むしろ、比較対象を知らないほうが幸せでしょう。すべてが「そういうものだ」で済ませられるから。

 北朝鮮が送り出す情報が体制に向くよう装われていることは、彼らも私たちも百も承知なのではないでしょうか。そして、外にいる私たちは、それを異様に感じるし、中にいる彼らは、体制に合わせて装うのが、ごく自然で普通のことだと思っている。年端の行かない子供ならば、それはなおさらです。周りの言うように信じ、そういうものだと思うのは、日本の子供たちだって同じです。

 だから、映像はともかく、悲壮感溢れる音楽は余計でした。監督の思い入れではあっても、きっと彼らは悲壮感を抱いていない。愉快ではないけれど、それが日常であり、生きていくことだと思っているだろうから。

 もし、監督が見た人に解釈を委ねたいのであれば、音楽はいらなかった。あるいは、むしろ監督の解釈、思いを率直に語ってよかった。映像であろうと、どんな媒体であろうと、作り手の思考を反映しないものはないのだから、正直に言えばよかった。ただ、旧ソ連の人材が、北朝鮮に招かれて、こういう仕事をしている事実を知ることができたのは、そして、危険を冒して公開された映像は、とても貴重だと思いました。

わかっちゃいるけど…  peanuts peanutsさん

 ちょっと単調だったかな。ドキュメンタリーだからあたりまえだけど。思想教育が信じられないくらい怖い。怨みつらみを子孫代々伝え生きる国民性ってなに?一生先に進めないね。ラストの少女の涙が胸にしみる…。

やばいもん観ちゃいました。。。NobuNaga NobuNagaさん

 ロシア人監督が撮ろうとした一般家庭の普通の暮らしぶり。しかしそこで待っていたのは北朝鮮側のディレクターに完全に演出されるエキストラとしての市民たちだった。北朝が、どうやって外に出す映像を脚色しているのかが暴露されている貴重なフィルム。薄々わかっていたこととはいえ、台詞、表情、歩き方・・・一般市民は、いつ俳優として動員され演出されても良いように洗脳されているというか、よく調教されている。

 ロシア人監督が北朝鮮当局の目を盗み、回しっぱなしにしたNG素材を持ち出し検閲を乗り越え編集し、ロシア国家からの上映禁止というハードルをも越えて世界で上映され始めたタブー映画が遂に日本で公開。きっと北朝鮮ではこの件で粛正が行われていることだろう。

 金日成の誕生日に贈られた市民からの献花を一輪ずつ金属探知器でチェックするシーンは、北朝鮮がクーデーターにビビっていることの現れだと思う。北朝鮮という国家が世界という宇宙の中で自らの成り立ちや縄張りをどうやって守ろうとしているのか伺えるシーン多数。市民達の表情から、それはかなりギリギリの段階に来ているようにみえた。

 ラストシーン、主役の美少女の涙。涙の訳を沢山想像させてくれる、深い涙でした。二時間のフェイクドキュメンタリーが、ラストで真実に切り替わる瞬間。いや、もしかしたらこの涙すら・・・シネマート新宿の満席の場内。キムチの匂いが充満していました。あの空間も、もしかしたら誰かの思惑の中にあったのかもしれない?という・・・

 映画『太陽の下で-真実の北朝鮮』 『百聞は一見に如かず』 ( ^ω^)おっおっおっ

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