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ヒポクラテスの鉄槌

Pibo


                      映画「ヒポクラテスたち」は医学部の学生だった
                      大森一樹監督が自らの体験を生かして制作した
                      ちょっとコミカルな青春群像劇。元キャンディーズ
                      の伊藤蘭さんも出演した。







 ▼タイトルにあるヒポクラテスとは紀元前5世紀、エーゲ海の島に生まれた古代ギリシャの人。医道の基礎を確立したことから「医学の祖」と称される。大森監督も医学生時代にその精神を学んだのだろう。映画の冒頭でヒポクラテスのことがくわしく紹介される。

 ▼「いかなる患家を訪れる時もそれはただ病者を益するためであり(略)自由人と奴隷の違いを考慮しない」は、ヒポクラテスの誓いの中のひとつ。現代風に言い換えれば患者の身分、職業一切問わず、差別せず全力で治療する、になろうか。

 ▼京都府立医大病院の医師によって作成された虚偽の診断書類が暴力団幹部の刑務所への収監を免れるために使われた疑いが強まり、京都府警が病院を家宅捜索した。また捜査関係者への取材で暴力団幹部と大学関係者が飲食をともにしていたことなども分かった。

 ▼「ヒポクラテスたち」に入れ墨を彫った患者の体に検査針を刺す場面があった。病院の通路には患者の子分がたむろしていて、にらみを利かす。冷や汗をかきながら検査をやり遂げた医学生はホッとする間もなく次の臨床実習へ向かう。

 ▼恐怖も挫折も乗り越えて一人前になっていく若者たちがすがすがしく描かれる。くしくも京都府立医科大は大森監督の母校。「ヒポクラテスたち」がもし今、製作されたら「病者の益」を取り違えた人たちに鉄槌(てっつい)を下す物語になっただろう。 【くろしお】

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   京都府立医大病院は、変な魔物に取りつかれたのかなぁ。
   大森一樹監督・・・ 出番です!

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