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<なんのために生まれて>

Mati
                  ある哲学者が四歳の孫と旅に出た。
                  電車内で、哲学者はずっと本を読んでいたそうだ。
                  相手をしてくれないので退屈した孫は仕方なく歌を
                  口ずさみはじめた。<なんのために生まれて なに
                  をして生きるのか><こたえられないなんてそんな
                  のはいやだ>



▼その歌を聴いたおじいちゃんは「何なんだ、これは」と驚いたそうだ。四歳の子がなぜ、こんな内容の歌を口にしているのだろうか

▼成人の日である。二十歳になる人のほうがこれが何の歌かよくご存じだろう。テレビ主題歌「アンパンマンのマーチ」。作詞した「アンパンマン」の作者、やなせたかしさんが、この哲学者から手紙をもらったと書いていた

▼子どもは屈託なくあの曲を歌えるが、大人はどうもどぎまぎしてしまうか。<なんのために生まれて>。大人といえども、その明確な答えは分からない。成人の日とは、その答えを探す出発点かもしれぬ

▼何のためにかは分からずとも、こんなことをするために生まれてきたわけではないというのは気づきやすい。誰かを傷つける。誰かを困らせる。泣いている誰かに手を貸さない。それは間違っても、生きる目的とは関係がない

▼こんなことはやるまい。そのおびただしきリストを逆の目印にして進めば、<なんのために生まれて>の答えに少しは近づけまいか。成人の日、おめでとう。ようこそ大人への旅路へ。【中日春秋】

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        このコラム『頂門の一針』痺れる!




※仏典に【桜梅桃李】(おうばいとうり)の教えがある。

〇この世に生まれた来た以上、絶対に自分にしかできない自分の使命があり意味がある。そうでなければ生まれてはこない。「桜」には桜の、「梅」には梅の、「桃」には、桃の「李」には李、それぞれの個性があり使命があり、意味がある。

〇梅が桜に憧れて、桜になろうとしても、意味がない。梅は梅らしく、自分を咲かせきっていくことが正しいし、それが幸福です。個性はみんな違う。だから面白い。みんな同じだったら。つまらないでしょう。大切なことは、人と自分を比べることではなくて、『昨日の自分』と『今日の自分』を比べて、少しでも、成長しよう!と、思い日々過ごしていくこと。
 
〇また、自分にしか咲かせられない花を咲かせていくこと。 それが 本来の自分のあるべき姿なのである。と恩師は綴る。

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    おしゃべりで、天然呆けの(珍念) 『恐れ入谷の鬼子母神』



 

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