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「毒! 生と死を惑乱」

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   「ヒトなしに毒は存在しない」。はてと思わせる本の帯を見て
   「毒!生と死を惑乱」を手に取った。そして考えさせられた。
   どうして人類は毒に引き付けられるのか









▼日本薬科大学教授の船山信次さんが書いている。例えば犯罪に使われて名が知れたトリカブトは利尿や鎮痛の作用から漢方薬に配合されることがある一方、間違えば人を死に至らしめる。人と出合いさえしなければ、ただの紫の花でいられたのに。人類はその二面性を見いだしてしまった

▼権力者たちは毒の破壊力に目を付け、悪用してきた。それはあらゆる秩序を破壊する。古代ギリシャの時代から恐れられた。それでも生物兵器や麻薬といった破滅へと導く薬を生み続けることをやめない

▼愚かしい人類史をひもといた著者は次の問いを発する。繁栄をむさぼり、環境破壊という病から目をそらす人類こそ地球にとっての毒かもしれない-

▼さあここで米国の出番。かつてなら期待もあった。しかしトランプ新大統領は、そうした期待感を押し返す。「ひたすら米国第一主義だ」と演説した。自国繁栄の妙薬探しに専心するさまは、見方によっては勇ましい

▼だがひっくり返せば、脅しとあざけり、不寛容がびっしり。米国が見いだしてしまった劇薬だ。拒絶反応のデモが国内外に広がった。トランプ氏は言った。「ロシア、中国、日本、メキシコ。全ての国が過去のどの政権よりもずっと、トランプ政権に敬意を表するようになる」。敬意は脅されて払うものではない。【日報抄】

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 「毒! 生と死を惑乱」 商品の説明 内容紹介

 なぜ毒はヒトを魅了するのか! 最新の全貌を明かす!

「毒や薬はヒトと遭遇しない限り毒や薬にはなりません」そして、私たちの身体によい影響を あたえるものを薬、悪い結果をもたらすものを毒という。つまり、「薬毒同源」! 本書は毒に出会い、毒に魅了され、毒を恐れ、毒と闘い、毒を利用してきた人類の軌跡をたどる極上の科学読みもの。ソクラテスの毒から、病原菌との闘い、化学兵器、生物兵器の開発、麻薬などの薬物汚染まで毒を網羅。

内容(「BOOK」データベースより)

ヒトなしに、毒は存在しない!なぜ毒はヒトを魅了するのか!ヒトの生き死にに深い影を落としてきた毒を、人類存亡の軌跡をたどりながら解剖する!ソクラテスの毒杯から、病原菌との闘い、化学兵器・生物兵器の開発、麻薬などの薬物汚染まで―超極上の科学読

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        ●<毒を以て毒を制す>の諺が脳裏に思い浮かぶ!

        読み(ひらがな)どくをもって どくをせいす。



 意味:悪を消す為に、別の悪を利用する、ことのたとえ。  解説悪人を除く為に、同じような考え方をする別の悪人を使って、その悪人の悪を取り除く、ということかと思います。 悪人は悪人同士のほうが、分かりあえるので普通の人が悪人に接するより効果がある、ということかと思います。

 また、病気の面でも、ある病気を予防したり治療したりするのに、その病気の毒と同じものや違った毒を使って 病気をおさえる、予防接種や血清療法などが、一般によく用いられているようで、そのような意味もあるようです。 

抗ガン剤誕生秘話

 ◆抗がん剤は、元を正せば戦争で使われた毒ガス。ドイツで開発され、第一次世界大戦で兵器として使用された「マスタードガス」たまたまマスタードガス輸送船の事故が起こり、 毒ガスを浴びて死亡した兵士を調べてみると白血球が極端に減少していることがわかりました。これがヒントになって「抗がん剤」として開発されました。

 ◆なぜか?赤血球の寿命は120日。けれど白血球は短くて、リンパ球は3~4日の寿命。マスタードガスは、増殖の早い細胞をターゲットに殺傷することがわかったんですね。ガン細胞は、アポトーシスすることなくどんどん増殖していきます。増殖スピードが早く、心臓や肝臓など正常な細胞は、ゆっくり増殖します。

 ◆正常な細胞を障害せずに、ガン細胞のみを攻撃するだろうと「抗ガン剤」を作った。でも、抗がん剤は、自分の免疫細胞も殺してしまう。、副作用がありますが・・・!

 ◆筆者は17年前、悪性リンパ腫で「抗がん剤」治療を受けました。再発もなく毎日、楽しく過ごしています。小欄の【珍念の誓い】に、るる述べています。気が向かれましたら、ご覧ください!

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