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歩み続けた人

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   いちずに、ひたむきに、こつこつと。こうした生き方に感動を
   覚えるのは、何も日本人だけではない。フランスの短編小説
   「木を植えた人」は、その典型ともいえる人物の生涯をつづる




 ▼荒れ果て、見放された高地に、人知れずドングリを植える一人の男がいた。ネズミやリスの食害にあったり、樹種が土地に合わなかったりで、育たなかった年も。男の無私の行為はやがて、二つの世界大戦をまたいで40年後、広大な森となって実を結んだ-

 ▼物語は、男にひかれ、見守ってきた主人公の回想の形をとっている。冒頭に置くのはこんな言葉だ。<ある人が真になみはずれた人物であるかどうかは、好運にも長年にわたってその人の活動を見つづけることができたときに、初めてよくわかる>(原みち子訳、こぐま社)

 ▼角界の苦労人、稀勢の里が第72代横綱に昇進した。「名に恥じぬよう精進致します」と、少しかみながら飾らない口上を述べたのも、人柄が表れているようで、ほほ笑ましかった<情熱が勝利を得るためには、失望と戦わねばならない>。愚直にけいこを重ねても、なかなか結果が出ず、悔しい思いをした日々が、よみがえってきたことだろう

 ▼勝負の世界、人柄だけでは自身の望む「尊敬される横綱」にはなれない。勝ってこそ。それも綱の重さだ。巨木になれ、稀勢の里。【鳴潮】

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        このコラム『起承転結』素晴らしい!
        座布団10枚差し上げます。








「木を植えた人」 商品の説明  内容(「BOOK」データベースより)

 たった一人で希望の実を植え続け、荒れ地から森を蘇えらせた孤高の人。ひたすら無私に、しかも何の見返りも求めず、荘厳ともいえるこの仕事を成しとげた老農夫、エルゼアール・ブフィエの高潔な魂が、読む人の胸をうつ。

トップカスタマーレビュー

ジャンジオノの名作  投稿者  hfuka 

 〇人はいったいいかに生きるべきか。幸福に生きるとはどういうことか。私はクリスチャンではありませんが、クリスチャンでなくても、この本にはほんとうにそういったことについて考えさせられます。This book makes you think about life. まさにそういう感じです。近頃森林の減少、地球温暖化が叫ばれていますが、そういう時代だからこそもう一度この本を読み返してみたい、そういう気をおこさせる本です。

 〇短編であっというまに読めるので、どなたにもお勧めです。また、けっして読み手に、キリスト教を押し付けるような本ではありませんのでご安心を。文句なく五つ星としたいと思います。

この本は、私の基本的な考え方にずっしり影響を与えました 投稿者  言葉と数字 

 〇NHKの人気番組”プロジェクトX”で2002年10月15日放送された「運命のゴビ砂漠」~人生を変えた三百万本のポプラ~ を見て、10年前に読んだこの本のことを思い出しました。どちらも、確実に仕事を成し遂げた男が、その人生の終盤で荒地を森にかえていく話です。

 〇この本を読んだ当時は、いつもあわただしい気分のままで日々が過ぎ、明示的には誰からもいわれていないのに仕事の上で短期的な目立つ成果を求められているような脅迫観念にとらわれていたように思います。その結果、何を仕事のターゲットにするか目移りしてばかりしていました。

 〇"男"は毎日団栗をより分け1日100個を荒野に植えます。毎年毎年、何年も何年も。そして数十年後、その荒野は・・・・この本を読んだだけであせりや苛立ちのすべてが解消したわけではありませんが、振り返って見るとその後取り組んだプロジェクトではより安定した気持ちでいられたと思います。

 〇外部環境があわただしくなっても「10年継続すれば月にでもいける」と念じて短期的な判断の誘惑に飲み込まれないよう多少は自制してこれたのではないかと思っています。あなたにとって毎日の「団栗100個」はなんでしょうか。歴史の中で小さくても確実な貢献をしたいと思う方にぜひお勧めします。

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『起承転結』 定義

 
                       起:大阪本町糸屋の娘(京の三条の糸屋の娘)
           承:姉は二十一妹は二十歳(姉は十八妹は十五)
           転:諸国大名は刀で殺す
           結:娘二人は眼で殺す(糸屋娘は目で殺す)

                       斯く言う、珍念のコメントは『蛇足』  モジモジ(。_。*)))

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