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100年後の夢

Yume


        縁起が良い初夢は、古くから「一富士、二鷹(たか)三茄子」
        とされてきた。意味は諸説あり、有力なのは「高大、つかみ
         取る、成す」を表すのだとか(小学館「日本国語大辞典」)





▼年の初めぐらい心躍る大きな夢を見たいが、仕事や学校など身の回りにまつわるものが多い。あくせく日々を送る者の悲しさか

▼昔の新聞も初夢に合わせ未来を占う特集を組んでいる。旧「報知新聞」は1901年(明治34年)1月2日と3日に「二十世紀の豫言(よげん)」と題し、今後100年内で達成できる夢をまとめた(横田順彌著「百年前の二十世紀」)

▼汽車の速度が増し、電気がエネルギーの中心になるなど実現したものが多い。目を引くのは「買い物便」だろう。写真や電話で遠距離にある品物を鑑定し、売買契約する。今のテレビショッピングやインターネット通販が頭に浮かぶ。商店や百貨店に行かなくても欲しい物が手に入る。時代は異なっても人々が求める願いは案外、似ている

▼もちろん、実現しない夢もある。その一つは「防災」だ。天災は1カ月以上も前に予測できるようになり、地震は防ぎようはないものの、家屋や道路はその害から免れる―と記されている。東日本大震災を見るまでもなく、道のりは遠し。自然相手では人間の思い通りにはいかない

▼永遠の夢もいいが、実現できる夢もないと。100年後と言わず、この1年で何ができるのか。【卓上四季】

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『二十世紀の豫言』は『報知新聞』が1901年(明治34年)1月2日と3日の2日にわたって同紙紙面に掲載した未来予測記事の題名である。

(1) 無線電信および電話

◆マルコーニが発明した無線はいっそう進歩して、無線電話で東京からロンドンやニューヨークと自由に話せるようになる。
携帯電話の普及が無線通信を日常のものに国際電話の確立も異国の人同士で会話できる役目を果たしている

(2) 遠距離の写真

◆数十年後にヨーロッパで戦争が起こったときには、東京の新聞記者は編集局にいながらにしてカラー写真を電送できるだろう。まずファクシミリの普及が一役買っている。しかしファクシミリの基本アイデアは、この予言の何年も前に出されていて発明もされているので、ここではやはり国際間電子通信の発達が大きい。

 またカラーファクシミリは普及しているとは言い難い。インターネット・メールで高詳細のカラー写真を世界中で送受信することができるようになった。

(3) 野獣の滅亡

◆ライオンや虎、ワニといった野獣はアフリカからも絶滅し、ごくわずかが大都会の博物館で生き延びることになる。現在は生物種の大量絶滅の時代と言われているが、予言に書かれているような絶滅は今のところなさそう

(4) サハラ砂漠

◆サハラ砂漠は次第に沃野になり、東半球の文明は中国・日本・アフリカで徐々に発達するだろう。サハラ砂漠が沃野になったということは現時点でない。ただ、一部の地域で温暖化による気候変動で緑化が進んでいるとのこと。サハラ砂漠の緑化は地球環境上好ましいことではないとか

(5) 7日間世界一周

◆19世紀の末では少なくとも80日間かかった世界一周も、20世紀には7日もあれば十分だろう。文明国の人間は、男女を問わず必ず一回は世界漫遊の旅をする。小説「80日間世界一周」は船や鉄道での旅。ジェット旅客機なら世界各地を回って最短10日間の旅程が組まれている

(6) 空中軍艦、空中砲台

◆ツェッペリン式の空中船は大いに発達し、軍艦は空を飛び、空中には砲台が設置されるはずだ。旅客用にも使用されたツェッペリン号は、今ではジェット旅客機に多いに進歩している軍艦が空を飛んだという話は今のところ聞いたことないが、「20世紀の予言」で予言していることは、軍事的に戦闘能力のある機械が空を飛ぶ、ということであれば現在のジェット戦闘機がまさにそれ。戦闘機は機関銃やミサイルを装備しているので砲台も空中に設置された

(7) 蚊およびノミの滅亡

◆衛生状態が改善され蚊やノミがだんだんに絶滅する。特に都市部では上下水道設備が完備されるなど、衛生状態は確かに改善された。これにより蚊やノミが減少したかどうかというのは不明

(8) 暑さ寒さ知らず

◆暑さ寒さを調節する器械が発明され、この器械のおかげでアフリカも進歩する。「20世紀の予言」で予言されているものはエアコン以外考えられない。アフリカの経済発達は目覚ましいが、これがエアコンによるものかどうかは大いに謎。

(9) 植物と電気

◆電気で野菜を成長させられる。このため空豆はオレンジほどの大きさになり、菊・牡丹・バラは黒や緑の花を咲かすものも出てくる。グリーンランドにさえ熱帯植物が育つだろう。

 LED照明で家庭でも野菜の栽培が実用化へ進展中。ただグリーンランドでこの技術が展開されているかどうかは不明(おそらくない)。またそら豆がオレンジほどの大きさになったという事実も聞かない

(10) 人声10里に達す

◆伝声機が改良され、10里(40キロ)離れた男女が延々と愛を語れるようになる。
携帯電話、スマホの普及で10里(40キロ)と言わず地球上のいたるところで男女が延々と愛を語れる。携帯電話、スマホの普及で10里(40キロ)と言わず地球上のいたるところで男女が延々と愛を語れる。

(11) 写真電話

電話は相手の顔が見られる。Skypeやその他スマホアプリで実用、普及の段階になっている。

(12) 買い物が便利に

◆写真電話を使えば、遠距離の品物を選んで購入できるようになる。品物は地中の鉄管を通って瞬時に届く。今ではネットショッピングが当たり前。品物が地中の鉄管を通ることはなかったが、宅配便の発達で自宅に居ながらにして品物を受け取ることができる。また、アマゾンがドローんを使った無人配達システムを研究中。

(13) 電気の世界

◆薪も石炭も枯渇し、電気が燃料となる
火力発電、原子力発電をはじめ、世の中の機械を動かしているのはほとんどが電気。最近では太陽光発電や風力発電などの再生可能エネルギーの進展も著しい。ただ薪や石炭が枯渇したというニュースは聞かない。

(14) 鉄道の速力

◆列車は非常に進化し、暖房冷房装置が完備するなど、あらゆる便利が実現する。早さは急行ならば時速50マイル以上(約80キロ)で、東京神戸間で2時間半。今日4日半かかるニューヨーク・サンフランシスコ間は一昼夜で行けるようになる。 もちろん動力は石炭を使わないから、煤煙の汚水も出ず給水する必要もない。日本をはじめ、時速200〜300kmの新幹線が世界のあちこちに建設。

 東京ー新神戸間は最速で2時間50分ほど、動力には石炭を使用せずばい煙やも出さすに給水の必要もないので、100年以上も前のこの予言は非常によく当たっている。
時速500kmのリニアモーターカーも近い将来実用化。

(15) 市街鉄道

◆馬車鉄道や鋼索鉄道は老人の昔話にだけ残り、電気車や圧搾空気車は大改良され、車輪はゴム製となる。文明国の都会では街路上ではなく、空中および地中を走るようになる。モノレールや新交通システムでは車輪はゴム製。「空中や地中を走るようになる」とは、高架モノレールや地下鉄のことだとすれば、かなり的中している。

(16) 鉄道の連絡

◆航海が便利になる上、鉄道は5大陸を貫通して自由に行き来できる。五大陸のいずれかでも鉄道が海底トンネルや橋で結ばれてはいない。

(17) 暴風を防ぐ

◆気象観測が進歩し、1ヶ月以上前に天災を予知できるようになる。もっとも恐ろしい天災である暴風が起これば、大砲を空中に撃つことで雨に変えることが可能となる。 20世紀も後半になれば、難船や津波もなくなるだろう。地震は消滅しないが、家屋や道路は地震に耐えられる。

 気象衛星と高速コンピューターの発達のおかげで昔より遥かに精度の良い天気予報が可能になっている。人工降雨は一部では可能だが、一般化されているとはいいがたい。

(18) 人の身幹

◆運動術や外科手術により、人の身長は6尺(180cm)以上に達する。日本人男性の平均身長は、この予言が発表された時代から約15cmのびたとされている。しかし180cmには大きく届かない。さらにその伸びが運動術、ましてや外科手術によるものではない。

(19) 医術の進歩

◆薬剤を飲むことはなくなり、電気針で痛みなしに患部に薬液を注射できる。顕微鏡とエックス線が発達することで病原の摘出、治療が自由になる。内科手術はほとんど外科になり、将来は、肺結核でさえ肺を摘出して防腐のうえ殺菌できる。もちろん切開は電気により全く痛みがない。

 確かに医学は進歩したが、予言されていることとは大分違うような・・・

(20) 自動車の世の中

◆馬車は廃止になり、自動車が安くなる。軍用も馬に代わって自転車と自動車がとってかわる。その結果、馬は奇特な人間がわずかに飼育するだけのものになる。

 自動車は一般大衆のものになり、馬車は見かけない。戦場で馬に取って代わったのは自転車や自動車ではなく戦車や軍用トラクター。お気に入り詳細を見る 現在、馬は競馬等で活躍している。

(21) 人と獣との会話自在

◆獣語の研究が進み、小学校に獣語科ができる。人と犬猫猿は自由に会話できるから、下女、下男は多くが犬に占められ、犬が人の使いをする世の中になる。
現在、犬とコミュニケーションできるとされているのは、イグノーベル賞受賞でも話題になったタカラから発売されているバウリンガル。

 どこまでコミュニケーション可能なのかは不明。下男、下女的な役目は、犬とのコミュニケーションで達成されるものではなく、コミュニケーションロボットがその役割を演じる可能性の方が大きいと思う。

(22) 幼稚園の廃止

◆人智は遺伝により大いに発達し、家庭に無教養な人間はいなくなるから、幼稚園の必要がなくなる。男女とも大学を卒業しないと一人前と見なされない。日本では少子化の影響で減少しているが、国内外、幼稚園児は今でもたくさんいる。また学歴主義は一部壊れつつある

(23) 電気の輸送

◆日本は琵琶湖の水を使い、アメリカはナイアガラの滝を使って水力発電を起こす。そして電気を全国内に輸送することになる。日本での発電の主力は火力発電(つい最近まではこれに加えて原子力発電)、世界では火力発電、原子力発電、水力発電が主力となっている。

 かつて琵琶湖疎水で琵琶湖の水を使って発電していたこともあり、ナイアガラの滝では現在でも水力発電設備はあるが、これを全国に輸送しているということはない。

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Po



100年後の夢・・・来年の事を言うと鬼が笑う ( ^ω^)おっおっおっ


 アメリカ合衆国第35代大統領ジョン・F・ケネディの、1961年9月25日の国連演説「ダモクレスの剣の下で」の演説に思いを馳せる。
    
 「地球のすべての住人は、いずれこの星が居住に適さなくなってしまう可能性に思いをはせるべきであろう。老若男女あらゆる人が、核というダモクレスの剣の下で暮らしている。世にもか細い糸でつるされたその剣は、事故か誤算か狂気により、いつ切れても不思議はないのだ。核兵器が我々を滅ぼす前に、我々は破棄しなければならない」

斯く言う(珍念)の『杞憂』かなぁ!

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