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モモちゃん

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           幼い女の子モモちゃんのママは、新たな命を宿していた。
           ある日、寝ぼけ眼で家の階段を踏み外し、気を失う。 頭
           の中にアカネ色に輝く野バラの実が出てくる。流産かと諦
           めていたら、元気な子どもが生まれ、アカネと名付ける―








▼松谷みよ子さんの童話「モモちゃんとプー」の一節である。子どもの頃、親に読んでもらった方もいるのでは。モモちゃんと家族とのふれあいを通して命の不思議さが、自然と心に伝わってきた思い出がある

▼作者本人も流産の経験があり、主人公のモモちゃんも亡くなった子に予定していた名前から取ったという。「この世に生まれなかった子への鎮魂を込めた」と語っていた

▼妊娠後に流産や死産を繰り返す不育症。その言葉を最近の本紙記事で知った。適切な治療を受ければ患者の8割が無事に出産できるとされ、道や札幌市が高額な費用への助成を検討しているという

▼不妊症は知られているが、不育症には違う悩みもあるらしい。「3回目の妊娠。でも喜べない。また流れるのでは」と女性が取材に答えていた。「おめでた」の知らせとともに、期待と不安が潮の満ち引きのようにやってくるのだろう

「妊娠したようだけど、子どもはまだなの?」。周囲の言葉に傷つく人もいるという。少子化対策を声高に言う前に、不育症への理解を広げて、妊婦の悩みを減らしたい。松谷さんの作品を読みながら思う。【卓上四季】

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Photo_2                 気くばりとは、思いやりであり、やさしさである。
                 けっして大袈裟(おおげさ)なことではなく、むし
                 ろ小さな、何気ない心のあり方である。ちょっと
                 した気くばりが険悪だった人間関係をガラッと良
                 い方向へ変えてることがある。

文豪のロマン・ロランは、楽聖ベートベンのこんな言葉を残している。
[親切であるということ以外に、立派な人間であることの証拠はありません」(新庄嘉章訳)

「モモちゃんとプー」 トップカスタマーレビュー

やっぱりこの挿絵   投稿者  カスタマー

  ただ赤ちゃんの成長する話、っていうだけではなくて、子供が読んでも楽しいし、大人になって読むと、懐かしさ(はもちろんあるけど)より改めて奥の深さにびっくりしました。昔はモモちゃんと同じ視点で物語に入っていったんだけど、今はもうママの目で見ちゃいます。永遠の名作!!だと思うんですが。この表紙とか挿絵に使われている絵(写真?)がまたとっても温かくて大好き。

ネコも子供も成長するのね    投稿者  カスタマー

ただ赤ちゃんだったモモちゃんも、プーのお兄さんぶりに見守られて(?)どんどん大きくなって、心が温まります。子供時代に読んでもらった人も多いと思うけど、大人になってからもう一度読んでもとっても楽しめました。昔は分かっていたのか分かっていなかったのか、保育園でのモモちゃんとプーとか、大人の悩みとか。ほのぼのしたくて読んだんだけど、考えさせられる場面も多くて、大人にももちろん子供にもお薦め。

親になって読んでみると・・・・・。 投稿者  カスタマー 

小学低学年の頃、「ももちゃん」にはまっていた私。私もももちゃんタイプで頑固で空想好きな女の子でした。数十年過ぎ、息子の聞かせたいと購入。ももちゃんだった私もいつしかももちゃんのお母さんに変わっていてももちゃんのお母さんの気持ちが痛いほど伝わってきました。お母さんになってから読んでもとっても素敵な本でした。息子に続きを買ってとせがまれています・・・。

単なる童話ではない  投稿者  salsa 

民話的要素が含まれていたり、ちょっと薄ら寒いようなお話があったり…。そしてモモちゃんは着実に成長していきます。自分の小さい頃のことは思い出さないけれど、甥・姪の赤ちゃんだった頃のことを思い出し、ついつい笑顔になってしまったりするのが本書。

 話はムダを省き、短くまとめたい。長い退屈な話は”口害”ともいわれる。
ゲーテも 「美しき虹も、15分も 消えずにいればもうだれも見向きもしない」と手厳しい (*´ェ`*)

 

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