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愛犬家 珍念

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            長寿の傾向は、人間だけではないらしい。
           ペットのイヌやネコの平均寿命は最新調査
           (2014年時点)で、過去最高になった。
           感染症の対策や餌の改善によるという







▼1990年に初めて集計した数値に比べ、イヌが1・5倍の13・2歳、ネコが2・3倍の11・9歳にそれぞれ延びた。そこには、飼い主の細やかな気遣いが感じられる

▼長く一緒にいたいと思う愛犬家や愛猫家らは、歓迎しているに違いない。残念ながらわが家では3年前、飼っていた雑種犬が死んだ。それでも15歳の長寿を全うできた

▼精神科医の香山リカさんはペットについて「独り暮らしの人にとっては昔から大切な家族、というより同伴者、コンパニオンであった」と訴える(『老後がこわい』講談社現代新書)。独り暮らしの人だけでなく、一般家庭でもほぼそうではあるまいか

▼長寿化が進む半面、避けられない死がある。死後、長く落ち込んで本格的なうつ病になる人もいるという。わが家でも落胆が大きく、新たにペットをほしいという声は全く出なかった。それほど存在感があった

▼今のイヌやネコの欲張りな望みを代弁すれば「飼い主さま、寿命が延びただけ老後の世話もよろしく。死後の喪失感に負けず何とか乗り越えて」となろうか。かわいい盛りだけでなく、年老いても温かく接したいものだ。付き合いが長くなった分、多めの愛情と責任をお忘れなく。【天鐘】

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 以前、自宅で倒れた飼い主を助けようと犬が警察官を自宅まで案内し、飼い主を救ったという千葉日報の記事をインターネットで見た。心温まる話で、犬を飼っている者の一人としてうらやましくもあった。

○記事によると、千葉市内で犬がうろついていると警察に通報があり、駆け付けた警察官が首輪とリードを着けたままの犬を発見。リードをつかむと犬が案内するように警察官を誘導した。約100メートル先の民家に着くと、玄関で座り込む。警察官が様子をうかがうと中からうめき声が聞こえた。飼い主の男性(68)が背中をけがして苦しんでいたのだ。

○犬は8年ほど前に拾った雑種の雌という。飼い主の変事を周囲に知らせようとした犬と、それを不審に思った警察官の連携で、飼い主は無事に救助された。

○この記事を読んで、複数の同僚に「もしも散歩の途中で君が倒れたら、愛犬は助けを呼びに行ってくれるか」と尋ねた。返ってきた答えは「たぶん無理」。テレビドラマや映画では、飼い主のピンチを犬が機転を利かして助ける場面を見掛けるが、現実は難しい。

○わが家にも4歳になる雄の柴犬がいる。やんちゃで甘えん坊です。
(犬は飼い主に似る)と、言われるのも故あるかなぁ!

 

Rougo


      香山リカ『老後がこわい』講談社現代新書 
      商品の説明 内容紹介「負け犬」から突然更年期へ。
      老後はどーなる。いつまで働けば、経済的に不安は
      ないか。老いた親の面倒は誰がみるのか。終の棲家
      はどこにするか。誰と暮らすか。遺言状・お墓の準備
      は必要? 不安・疑問に答える。(講談社現代新書)




内容(「BOOK」データベースより)

 ひとりで暮らして「死」の瞬間は幸福だろうか。「愛するひと」に恵まれた「人生」はあるのだろうか…。

トップカスタマーレビュー

 答えの出ないことには無理に答えなくていい  投稿者  INOUE Akihiro

 老後の資金、住居、介護など、こまごました事柄を拾ってはいるが、著者が書き買ったことは、そんなことはでないだろう。著者は親の死に恐怖し、ペットの死に悲しみ、それを経験しないで死ぬことを夢見ている。それは、病気にかかって、親に看取られることである。
 この部分に私は強く共感した。自分の死は受け入れられるが、肉親の死は耐えられないのである。たとえ、死が身近な存在である医師といえども。

 実用的内容も多く、興味深い  投稿者  とり2号 

 1年くらい前に読んだ本だが、最近『おひとりさまの老後』(上野千鶴子)が出版され、それを読み、この本のレビューを書きたくなった。確かに本書は不安感をやや煽りがちかもしれないが、『おひとりさまの老後』のような一部の特殊な人間にスポットを当てず、統計データも豊富で読みやすいし、実用的でもあるし、さらに孤独の寂寥感まで漂い、ぜひこちらの本のほうがお勧めである。

 自分が死んだら喪主は誰?、不動産屋はシングル女性には部屋を貸してくれない?、
非婚未出産で親を亡くすと「子どもである」という唯一の役割も消える、入院の保証人をどうするか、ペットを亡くした場合の喪失感、その他、年金や介護問題等にも言及しており、話題は豊富である。

 46歳単身女性としての著者自らの立場を利用したエッセイ調で、男性が読んでも興味深い内容だと思われる。いままで左寄りで、また精神科医ながら社会問題をワイドショー的にしか考察しない著者を敬遠しがちであったが、この本はとてもよかった。 答えの出ないことには無理に答えなくていい投稿者  INOUE Akihiro

 老後の資金、住居、介護など、こまごました事柄を拾ってはいるが、著者が書き買ったことは、そんなことはでないだろう。著者は親の死に恐怖し、ペットの死に悲しみ、それを経験しないで死ぬことを夢見ている。それは、病気にかかって、親に看取られることである。この部分に私は強く共感した。自分の死は受け入れられるが、肉親の死は耐えられないのである。たとえ、死が身近な存在である医師といえども。

    「一女性」から老後についての思いを語ったエッセー 投稿者ミヤコベスト500

 精神科医として知られる著者だが、この本では精神科医としての見解や見識はほとんど提示されておらず、40代で子どもがいらっしゃらない「一女性」の視点から見た、老後に対する思いをつづったエッセーのような本。母を亡くすという今後くる大きな出来事を乗り越えられるかという不安、シングルの女性だからということで受ける社会での待遇の現状、愛するペットの死への不安、満足いく老後を送られるだけの資金や年金、また老人ホームなどの施設の現状・・・

 50代に迫ろうとする筆者の今後の老後への主として不安な気持ちを現状をデータで示しながら赤裸々に語った本である。タイトルどおりの内容であり、読みやすいが、どの分野も広く浅く扱っているため、深さはあまり感じられなかった。

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