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「生きるのも大変だが、死ぬのも大変」

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                93歳になって、再(ふたた)びブレークしたそうだ。
                作家の佐藤愛子(さとうあいこ)さんの本が売れて
                いる。痛快(つうかい)な話しっぷりが見事(みごと)
               で昔(むかし)からファンだったが、老(お)いてから
                も味わいが深まった



◆「人間の煩悩(ぼんのう)」(幻冬舎(げんとうしゃ))でこう言っている。「老いの時間は死と親(した)しむためにあり」「生きるのも大変だが、死ぬのも大変」。医療(いりょう)の進歩(しんぽ)で長寿化(ちょうじゅか)が進み認知症(にんちしょう)を招(まね)く。認知症は病気でないので治療法(ちりょうほう)がないと、世の不条理(ふじょうり)を説(と)く

◆わが老母(ろうぼ)の晩年(ばんねん)を重ね合わせる。90歳を越(こ)えて認知症になった。ある時、こんな質問(しつもん)をした。「私は生きているのかね。死んでしまったのかね」。この哲学的(てつがくてき)な問(と)いに答えることはできなかった。「死を恐(おそ)れる」ことも「生きる大変さも」乗(の)り超(こ)えた仏(ほとけ)さまのようだった

◆佐藤さんの著書(ちょしょ)で気にいったのは次の一言(ひとこと)である。「神(かみ)に願(ねが)いごとをしてはならない」。ただひとつ「感謝(かんしゃ)をささげればよいのだ」という。祈(いの)りの本質(ほんしつ)を思ったが、長生きなんかしたくないというのも、願いの一つだろう。祈りと願いの違(ちが)いを説明(せつめい)できる人がいたら教えてほしい

生きるべきか、死ぬべきか。まことに深いテーマである。【時鐘】

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Kumo


             小学生のとき、芥川龍之介の【くもの糸】を
             読んで感動したことが,脳裏に思い浮かぶ。
             変人の(珍念)、今まで4度「摩訶不思議」な
        出来事に、遭遇しました。小欄の(不思議な話)
             に、るる述べています。http://adoria.d.dooo.jp/






佐藤愛子「人間の煩悩」(幻冬舎) 商品の説明 内容紹介

 人生は「なぜ自分だけがこんな目に遭うのか?」と思うことの連続で、あらゆる煩悩(心身をわずらわし悩ませる迷いの心)にさいなまれるが、どうすればこれらの悩みから解放されうるのか? 波瀾万丈の日々を生きてきた著者は「逃げずに受け止めることが道を拓く」と喝破する。「苦労を引っかぶって元気よく生きる」「複雑な世を生きぬくコツ」「欲望が涸れると、らくになる」「死んでみなされ、そしたらわかる! 」等々、九十二年の人生経験から人間の本質を的確に突いた一冊。

トップカスタマーレビュー

 そうよ。女の論理なのよね、ウフフ。  投稿者  スカラベ

●佐藤愛子92歳。川上宗薫を舎弟と呼んでいるから、それだけでこちらは、
ははあとひれ伏すしかない。川上宗薫といえば、水上勉がほとんど文学を
あきらめかけていた時に、けしかけて「霧と影」を書かせた男だ。それと
「抽送」という辞書には載らないけれど文学的香りたかい言葉を創出した
人物として私の記憶に残る。なつかしい。こんなところで出会うとは。

●この本は佐藤愛子が過去90年間にまき散らした毒舌の中から、幻冬舎の
編集者がよりすぐり磨きをかけて、(毒を薬に変じて)並べたものである。
普通この手の本はスカスカの二番煎じになりやすいいが、これは編集者の
腕と思うんだけど、当書はスカスカ感と読みやすさの間合いが絶妙で、
実に面白かった。ひとつにはやはり佐藤愛子の波乱万丈のハチャメチャぶりも
かくも歳を重ねると重厚な説得力をもつものに熟成されたということかもしれない。

●もっとも印象に残ったのは佐藤愛子の語る「あの世」観。佐藤によれば、
死後は厳然と存在し、死に際まで悩みを引きずったものは、死んだ後は肉体が
なくなるのでその悩みを自分の意志で克服できず、永久にひきずって霊として
さまようことになる。つまりこの世にいるうちにすべての煩悩のオトシマエを
つけておかないと大変なことになると主張する。

●私のように、煩悩にまみれてぐじゅぐじゅの死を迎えても、親鸞じゃないけどちゃんと浄土にみんな連れて行ってもらえると楽観しているのとはおお違い。やはり佐藤愛子は強いな。生きているうちにすべての悩みを解決して平安な気持ちで死を迎える。私にできるだろうか。

 <田辺聖子と佐藤愛子の対話>

  田辺 ウン、女の筋道と男の筋道ていうのは、あれは確かに違うね。
  佐藤 違う違う。
  田辺 女は論理的じゃないていうけど、そんなことはないよ。
     やっぱり女の論理ていうのはあるよ。
  佐藤 そうよ。女の論理なのよね、ウフフ。 このウフフが怖い。

笑えました。抜粋だそうですが。  投稿者  林ゆみ子

「人間んも死んだらゴミだ」 「人の気持ちを考えすぎるとフヌケになる」
「文句をいえる相手がいるうちが花」 「妻は死んでから夫に仕返しする」
「生きるのも大変だが、死ぬのも大変」など、いろんな意味でどうでもよくなるぐらい面白かったです。

- ゲーテ
馬で行くことも、車で行くことも、二人で行くことも、三人で行くこともできる。
だが、最後の一歩は自分ひとりで歩かなければならない.。ι(´Д`υ)アセアセ

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