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『デーヴ』

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 1993年に製作された『デーヴ』という米映画がある。大統領とうり二つの男が、ひょんなことからその“替え玉”に任命されてしまって起こる出来事を描いたコメディーだ

▼一晩だけの予定だったが、大統領が突然、病に倒れたことで代役を続けるはめに。困り果てる姿が笑いを誘うが、懸命にトップの仕事と振る舞いを覚えた男は、次第に“本物”らしくなっていく

▼現場に足を運び、自分で福祉施設建設の予算を捻出する。やがてこれまで政府ができなかった完全雇用政策まで打ち立てる。まるで“人が変わったような”大統領に民衆は拍手喝采。一躍愛されるリーダーになり、支持率もうなぎ上り

▼男は職業紹介所に勤めていた。「職に就いてうれしいのは、お金よりも自信が得られること」の台詞(せりふ)がいい。何事にも市民目線で当たるスクリーンの「ニセ大統領」は観客の心も温めた

▼現実の新しい米大統領の顔が浮かぶ。庶民感覚とは対極の、タワーの上の大富豪だ。彼もまた訴えた雇用だが、その目に地を這(は)う人々の現実は本当に映ったか。拳を構え、ただ胸を張る男の先に世界の未来は見えてこない

▼本物の大統領の汚職を告白して職を退くことになる主人公。最後の記者会見ではこんな言葉を残していく。「大統領とは雇われの身。税金を使い、国民が私を雇ったのだ」。映画の話である。だがその台詞が今、妙に胸に染みてくる。【天鐘】

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斯く言う“珍念”のコメントは↓

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『デーヴ』 トップカスタマーレビュー

そっちじゃなくって!  投稿者  まもぶー

 「デーブっていう映画」っていうと、「あぁ、あのブタの?」ってみんなに言われるのですが、こっちの話!「ゴーストバスターズ」「ツインズ」「ジュニア」等を監督したアイバン・ライトマン監督作品。きっと「ハッピーエンド」が大好きな監督なんでしょうね。この作品は二回映画館に行き三回見ました。ストーリーはみなさんのおっしゃるとおりとってもハート・ウォーミングな素晴らしいものです。

 自分が一番しびれたのはなんと言ってもビング・レイムス演じるボディーガードのあの最後の台詞。音楽は「世界まる見え!テレビ特捜部」でも多用されているとっても綺麗な旋律です。個人的には、「吹き替え」と「英語」だと全然別の迫力を感じます。見終わったあと、「こんな政治家が居てくれたら」と絶対想うはず。そして「続きが見たい」と。

 「人に勧められたけど、自分は興味がない映画」って、なかなか見ないものですよね。でも、これだけは是非試してみて欲しい。少なくとも私が勧めた周りの人達は、みんな後日「良かったぁ!」って言ってくれて、この映画の話でお互い盛り上がるのです(笑) 

買って損なし。  投稿者  blue-eyes-cat

 星5つでも足りない!!すごくいいです。こんな映画たくさん観たいなあ。
今までケビン・クラインの映画って観たことないと思ってたんだけど、後からチェックしたら「フレンチ・キス」のメグ・ライアンの相手役ってケビン・クラインだったんですね。「デーブ」の彼の方が断然男前です。ところどころで笑いのツボを抑えられ、じわっと優しい気持ちになれます。ハートフル・コメディとはこういう映画のことを言うんですね。めちゃオススメ。買ってから2日続けて2回観ました。

心うたれる大傑作コメディ 投稿者  SS 

 ひと時だけの替え玉を演じるはずの大統領のそっくりさんデーヴ。そんな彼がひょんなことから、そのまま代役を続けざるを得なくなってしまう。冒頭シークレットサービスから「Your government needs your help」(政府に協力を)と言われおどろく主人公。誰もが思いもよらなかった協力をなしとげ、大統領のための政治から国民のための政治へとホワイトハウスを変え、人々に気づかれることなく去っていく主人公の姿には、何度見ても心が温められます。時に優しく、時にユーモラス、でも正しいことに対しては折れることなく進んでいくデーヴ。彼を取り囲む登場人物と共に、見ているほうも彼の魅力に魅かれていってしまいます。

 ケビン・クラインの冷徹な大統領と優しいデーヴの一人二役、最初は冷淡だけど徐々にデーヴに魅かれて行くシガーニー・ウィーバーの演技も見事ですが、はずせないのは補佐官役のフランク・アンジェラ。彼の徹底した悪役としての演技が、見事にその他の登場人物のいい人ぶりを引き立たせています。

 最初は気の弱さが残るデーヴが、力強さを身につけ周りを引っ張り、正しい方向に進めていく姿には観ている方も勇気付けられます。Endingは文句のつけようがない素晴らしいまとめかた。鑑賞後、最高にすがすがしい気持ちになれる、ハートウォーミングコメディの大傑作。 読者の皆さま暇なとき、ぜひご覧ください。(*^ー゚)bグッジョブ!!

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