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サー・ニコラス・ジョージ・ウィントンさん





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     ロンドン郊外の美しい町に住むグレタ・ウィントンさんが
     夫ニコラスさんの重大な秘密に気づいたのは、結婚して
     四十年もたってからだった。屋根裏で夫の過去の行いを
     物語る驚くべき書類を見つけたのだ

▼その秘密が公にされると、世界中から「あなたこそ、私の父だ」と名乗りを上げる人が現れ、その数は二百人を超えた。「あなたは、私の祖父だ」という人まで現れて、夫妻を驚かせた

▼一九三八年、ナチスの脅威が迫る中、チェコスロバキアを訪れたニコラスさんは、ユダヤ人難民らの姿に衝撃を受けた。各国とも難民受け入れに消極的だったが、彼は「せめて子どもたちだけでも」と里親を探して、六百六十九人の子どもたちを英国に脱出させた

▼しかし戦後、ニコラスさんは、救い切れなかった無数の命を思い、自らの英雄的な行いについて、口をつぐんだ。妻にさえ打ち明けなかった。その理由を問われれば、英国紳士らしくユーモアを交え答えた。「夫が妻に言わないことなど、たくさんあるよ」

▼昨年百六歳で逝った彼と、彼を父と慕う子らの姿を描いた映画『ニコラス・ウィントンと669人の子どもたち』がきょう、名古屋などで公開される

▼映画はこんな字幕で始まる。<世の中には、観客として見るだけでなく、自身が主人公となる物語もあります>。「戦争と平和」とは、そういう物語なのだろう。【中日春秋】

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     サー・ニコラス・ジョージ・ウィントン1909年5月19日 - 2015年
    7月1日は、大英帝国勲章(MBE)の叙勲者。第二次世界大戦
    がはじまる直前、ナチスドイツによるユダヤ人強制収容所に
    送られようとしていたチェコのユダヤ人の子どもたちおよそ669
    人を救出し、イギリスに避難させるという活動、別名チェコ・キン
    ダートランスポートという活動を組織したイギリス人。
     当事の新聞記事に、ウィントンがイギリスに送られる孤児を胸
    に抱いた写真が、「勇敢なる笛吹き男」の名で掲載されたことが
    あるが、近年では「イギリスのシンドラー」ともいわれる。








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     珍念、感動しました。
     映画『ニコラス・ウィントンと669人の子どもたち』
     ぜひ、見てみたい!



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