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「ピンコロ地蔵」

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   知人のご主人が最近突然亡くなった。二人でテレビを見ていて、奥さんが「ねえ、あなた」と声を掛けたら、もう返事がなかったという。高級官僚出身で、現役時代には警護のため近所に臨時派出所ができた。子ども二人も立派に成人し、生涯を通じて恵まれた人生だったように思う。

 ▼こういう場合、奥さんに掛けるお悔やみの言葉が難しい。「苦しまれず幸せでしたね」など、とんでもない。「短期間でも精いっぱいみとってあげたかった」というのが円満な夫婦の本音らしい。

 ▼とはいっても、死ぬ側にすればピンピンコロリはやはり理想的だろう。肉親にもなるべく迷惑をかけず、尊厳を持って生を終えたい。しかし、そうは簡単に問屋が卸さないのが人生だ。

 ▼だいぶ前になるが、私はテニスコートで転んで頭を強打した。意識が消える瞬間「ああ、これが死ぬということか」とかすかに自覚したが、病院で蘇生した。もうあんなチャンスは二度とないのではないか。

 ▼長野県佐久市は千曲川が流れ、日本有数の長寿の里だ。ここにあるピンコロ地蔵に、立ち寄ったことがある。13年前、商店街が町おこしの一つとして、有名な製作者に依頼して建立した。ほほ笑みを浮かべて立つこの地蔵さんは、見事に町の期待に応えた。

 ▼月1回の例祭には、ピンコロを願う信者が全国から押し寄せ、大いににぎわう。でも、日本の貧しい老人福祉を象徴するようでもあり、少しばかり切ない。【水鉄砲】

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Po


   もし、「人生の目的」がなかったら、大変なことになります。
   生きる意味も、頑張る力も消滅してしまうからです。なのに、
   「人生に目的なんて、ないよ」 と、言う人が、意外に多いのです。
   本当にそうでしょうか。何か、大事なものを、忘れていないでしょうか。





 1度きりしかない人生、後悔しないためにも、まず、「なぜ苦しくとも、生きねばならぬのか」を考えてみましょう。

◆ 生と死  黒澤明『生きる』からのメッセージ

「死」は、単なる「生」の終焉なのか――。
「死」に直面した時、「死にたくない!」と叫び、得体の知れぬ恐怖に震えるのが、ありのままの人間の姿ではなかろうか。そんな人間を赤裸々に描き、「なぜ生きるか」を世に問うた映画がある。巨匠・黒澤明の代表作、『生きる』がそれだ。

 制作の意図を、黒澤監督は、こう語っている。
「この映画の主人公は死に直面して、はじめて過去の自分の無意味な生き方に気がつく。いや、これまで自分がまるで生きていなかったことに気がつくのである。そして残された僅かな期間を、あわてて立派に生きようとする。

 僕は、この人間の軽薄から生まれた悲劇をしみじみと描いてみたかったのである」
 昭和27年の作品だが、今でもビデオレンタル店には大概並んでいる。時代を超え人々の心を打つ真の姿が、そこにあるからだろう。この映画の発するメッセージに、あなたなら、どう答えるだろうか。

☆ う~ん (^_^;) 今日の目標はあるのか・? 
何もない。それは「生ける屍」なのだ。誰人も(臨終)のとき。生前の行いが走馬灯のように蘇るそうですが、悔いのない黄金の思い出を日々刻印したい。天然呆けの〝珍念〟今日も鼠のように、うろちょろしています。お笑い下され~ぃ!

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