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「雑談」

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  話に夢中になって「口よりも手を動かせ」と注意されたことはないだろうか。職場なら雑談が過ぎれば、上司ににらまれる。機械なら私語なく働くが、人はそうはいかない

▼人工知能(AI)が国の成長戦略の柱に据えられ、その活用がさまざまな分野で始まっている。かつてはコンピューターには無理と思われた分野にも進出。病気の診断にも生かされている

▼介護サービスのケアプラン作成に利用する研究も始まった。車に搭載され始めた自動運転技術にもAIは必須だ。将棋のプロ棋士とソフトの対局はコンピューターの勝利が目立つ

▼作家の故星新一さんのショートショートをAIに解析させ、新作を書かせる試みもある。機械が人間を支配するというのはSFの話とばかり思っていたが、最近はAIに仕事を奪われるかもという心配を杞憂(きゆう)と笑ってもいられない

▼しかし、脳科学者の茂木健一郎さんは「会話」の能力だけは、コンピューターは人間に追いつかないと指摘する。私たちが普段交わしている「雑談」は非常に高度な能力らしい

▼「たかが雑談、されど雑談。生身の人間と、活きた言葉を交わすということは、生きることそのものだし、知性を鍛える坩堝(るつぼ)でもあるのだ」(「記憶の森を育てる」より)という。秋の夜長、AIに取って代わられない方法をじっくり語り合おうか【風土計】

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        「記憶の森を育てる」 商品の説明人類は、終わる
        のだろうか。知能指数40000の人工知能を前にして。
        答えは簡単ではないけれど、さあ、わたしたちは歩こう。
        話そう。そして森を育てよう。すべての記憶を土として。
        その上で踊る泥だらけの生命として。






『 脳と仮想』から10年。意識とはなにかを考え続ける脳科学者、最新の論考。

 著者は、原始生命におけるおぼろげな意識の萌芽から、言語を有する人間の高度な意識状態にいたるまで、その発達を緻密に考察していきます。近い将来まちがいなく、あらゆることが人工知能にアシストされた、未曾有の文明社会が出現するでしょう。

 そのときわたしたちは、どのように自らの知性を磨いてゆけばいいのでしょうか。そのヒントは、記憶と意識の根源的な問題を扱ったこの本の中に、あちこち、キラリと光を放っています。“意識とは、記憶の連続性を自分という軸で抽象化したもの。人工知能にも、いつかセルフモデルが必要か。今はまだわからないが、とてもおもしろい問いではある" 松尾豊[東京大学大学院工学系研究科准教授](※本書の帯コメントより)

トップカスタマーレビュー

人間の良さとは 投稿者 MELISSA

 人工知能に関する本をチラホラみるようになったと思います。今はまだ予測的な内容のものが多く、この本もそうだと思います。茂木先生の本は人間の本質が良く捉えられていて、かえって人間の良さが浮き彫りになっていると思います。そんな感受性や優しさがとても好きです。ある種の文才(笑)にもトキメキながら壮大なる自然や人間の素晴らしさについてより一層思いを馳せるようになりました。




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   あぁ とうとう 人類は禁断の園に足を踏み入れたのかなぁ?
   悍ましさに身の毛がよだつ。 ふと「猿の惑星」の映画の驚愕
   のラストシーンを思いだしました。

<宇宙飛行士のテイラーたちは、自動操縦での帰還中、ある惑星に不時着した。そこはなんと、人間が猿に支配された惑星だった。猿に捕えられながらも同じ人間の女性・ノバと出会ったテイラーは脱出し、この惑星の真実を知ることになる。 珍念の『杞憂』かなぁ!

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